ガンスネーク

こんろんかずお

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俺達の聖戦チョコレートウォー

スネークのシナリオ

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あれから時は過ぎ、三月七日のお昼頃 『立花 銃郎』の部屋にて
この話は、『蛇野 剣』主体の視点になります

 いやー、しかし親友の『立花 銃郎』ことロウもすごいよな……。
 これだけ鈍い奴もそういない。

 でもな、そこがロウの魅力でもあるんだよな。

 真っすぐで嘘が付けない性格でそのせいか、女心をまるで理解出来ない。
 でも、太陽のように温かく眩しい。……裏表がある俺とはまるで違う。

 見ていて飽きないし、楽なんで一緒にいると楽しいわな。

 ……しっかし、流石に「バレンタイン」を知らないのには驚いたけど。

 あれだけ前日にクラスで話題になってても、気づかないもんな。

 まあ、あいつは一本気がある奴だから異性に対する視点は『野原 フラン』一択。

 野原さんとあいつのやり取りを見てるとホントに初々しく応援したくなる。

 この感じだと、あいつはいい奴だから、野原さんとは間違いなく、くっつくだろう。

 元々両思いだし、相性も良さそうなんで、変な障害が無ければだとは思う。

「あっ、野原さん、今のはこうしたほうがもっと茶道さんを支援できるよ?」
「あっ、そうなんだ。ありがとう立花君! あ、蛇野君みたいにロウっていったほうがいいのかな?」

 ロウの表情がぱあっと明るくなる。
 おーおー、嬉しそうなこって。
 しかも丁寧に対戦相手に塩を送りまくってるよ。

 俺は隣で、一生懸命メモしている茶道さんを見て思う。
 茶道さんも元々才能がある上に真面目だからな。
 この二人は強敵になるぞ?

「う、うん」

 うんって子供か!

「あ、ろ、ロウ……。次これ教えて」
「あ、これはねー」

 楽しそうに会話する未来のバカップル。

 うわー……アッツ! 
 そしてロウは尻にしかれるな。
 てかね、既に敷かれているし……。

「あ、スネーク。私にもこれ教えて?」
「あ、ああ。茶道さんこれはね……」
「ロードね!」
「はは、はいロード様っ!」

 ……いい感じで茶道さんもこちら側に染まってきたな。

 ロウには感謝している。
 茶道さんと話すきっかけを作ってくれて。
 お前に感謝されているけど、俺は逆にお前に感謝したいよ。

 素直に「ありがとう」って。

 だから、一緒に二人で勝とう。
 
 ゲーマーの矜持なんて、一般人には分からないものだけど、幸い二人ともこちら側に入り込んできてくれた。

 後はゲーマーらしくチームで勝利して、かっこよく二人で思い人に告白しよう。

 とりあえず、お前は真っすぐに成長していけばいい。
 曲がることを知らないから、何処までも強くなれるからなお前は。
 相手に塩を送っても、そのつど負けじと対応して強くなるお前が俺は誇らしい。

 全体の調整は俺に任せて置け。
 チーム『ガンスネーク』のブレインとして、絶対に負けないシナリオを俺が決戦日まで作ってやる!
 
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