私の事は気にしないで下さい

赤嶺

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咲也side


「手を離してください」


天「よし!!あれに乗ろう!!」


「はぁ…」


何故この方は話が通じないのでしょうか?本当に日本人でしょうか?日本語の理解できているのでしょうか?
…すみません。少し取り乱しました。
さて、どう逃げましょうか。


「天道さんすみません。少し気分が『おい!!!宇宙って呼べよ!!』…天道さん」


天「宇宙だ!!」


「はぁ…宇宙さ『宇宙だ!!さんはつけるな!!』」


「…宇宙。手を離してください。そして体調が優れないので乗り物には乗れません。」


天「体調が悪いのか!!そうか!!ならあれに乗れば治るぞ!!」


ばk((コホン毬藻がさした乗り物は…コーヒーカップでした。あの方は本当に日本語の理解ができているのでしょうか?


「先程私は体調が優れないと伝えませんでしたっけ?」


天「聞いたぞ!!だから、あれに乗るんだ!!」


この方は本当に頭の方は大丈夫でしょうか…ここまできたら少し心配になってきましたね。いい病院でも教えてさしあげましょうか…


「あの乗り物に乗ってしまうと更に体調が悪くなると思うのですが」


天「大丈夫だ!!良くなる!!てか、俺が乗りたいだけだ!!」


「では、1人で乗ってください」黒笑


天「なんでだよ!!!」


「ご自身でお考えください」ニコ


はぁ…伝えるのも面倒くさくなってきてしまいました。
その小さい脳で一生懸命考えてほしいですね。


天「咲也!!行くぞ!!」グイ


「…やめてください」パシ


考えるのはもうやめてしまったのですか??
はぁ…また握る力が強すぎますよ。


天「なんでだよ!!俺達恋人だろ!!!」


まだ、この方はそんな事を言っているのですか?


「恋人になったつもりはありませんが」


天「咲也!!今のお前変だぞ!!!頭でも打ったか?打ったのか!!ならもう1回打てば治るな!!」


え?何故か今毬藻は私にむけて手を上げていますか?
もう一度打てば治る…?つまり…殴るということでしょうか…ッ…

ギュ

ガッ


もうすぐにくるであろう痛みに耐えるため目をつぶり…確かに殴られた音はしたのですが…全く痛みがきませんね。なら…

バッ


光「ッ…咲也大丈夫か?」ギュ


「…兄さん」


光「咲也他にはなにもされてないか?」


「私は大丈夫です…ですが…兄さんが」


光「俺は平気だ。咲也になにもなくて良かった」


「ッ…すみません」


千「でぇ~なんで君は~さくちゃんを~殴ろうとしたの~」


天「おい!!千智!!俺のことは宇宙って呼べよ!!」



千「チッ…ねぇ~はやく答えてよ~」ニコ


天「ビク…俺は…俺は悪くないからな!!!咲夜が悪い!!!」


はぁ…私が悪いですか。本当にこの方の事は好きになれませんね。

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