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三年生 普通の夜
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「昨夜、いっぱいしたから。 今日は、このまま寝ましょうね」
目の周りが赤い、先生。 多分、私も。
「ねえ、ぎゅってするのは、いい?」
「そうね、ぎゅっとして、寝ましょうか」
お風呂は、一緒に入った。 背中を流しっこして。 えっちにじゃなく。
先生は、いつもの白いシルクのパジャマ。
私は、いつの間にか先生が買ってくれていた、私用の、薄いピンクに黒い猫の柄がたくさん入ったパジャマを着る。 ルームウェアの、有名なブランドのやつ。
「えへへ。 かわいい。 生地も、さらさら」
「とっても似合うわ」
「選んでくれたの? 先生。 似合うかなって?」
ベッドに二人、寝転んで、私は先生に抱き付く。
嬉しいな。 首に腕を回して、胸のあたりにすりすりする。
「淡いラベンダーピンク、きっと似合うと思って。 髪が黒くて、肌が白いから」
頭を撫でてくれる。 大好き。
「色の合う、合わない、わかんない。 でも先生が選んでくれたから、似合ってるんだよ」
可愛いこと、と言って、おでこにキスしてくれる。
私は脚を絡めて、背中に腕を回す。
いつもなら、くち、やらしいキスをして。 多分私が先生の腿に、あそこを擦り付けて。 そのままえっち、するんだけど。
今日は、しない。 しなくてもいい。
先生が泣いてしまったのはかわいそうだし、悲しいけど。
私ね。 二人で泣いた後、一緒にお風呂に浸かりながら、思った。
先生も、私と同じなんだなって。 ちょっとだけ、嬉しかった。
同じように、不安になること、あるんだなって。
私が、いもしない誰かに先生を取られたらって不安になるみたいに、先生もまた、私が他の人のこと好きになるかもって思ってる。
先生はいつも余裕で、えっちで、何を聞いても「いいわよ」って言ってくれて。 不安な事なんて、何もないと思ってた。
でも、違ったんだね。 先生も、不安だったんだ。
だけどさ。 悪いことしてる……っていうのは、もう思わないでほしい。 私が先生を好きな気持ちも、いけないことみたいだから。
「ねぇ、にこにこして、何考えてるの」
「うん? 先生のこと。 先生大好き、って考えてるんだよ」
「ふふ。 私もよ。 夕陽、大好き。 同じベッドで寝るの、幸せ」
顔を見合わせて、笑う。 お互いに、ぎゅっとする。
「おやすみなさい」
「あなたも。 おやすみなさい」
ぎゅってして、先生とぴったりくっ付いて。
先生はしばらくすると、静かに寝息を立て始めた。
「……ふっ……うっ……」
先生、ごめんなさい。
こんなにぴったりしたら、先生の匂いでクラクラして、私はちっとも眠れない。
息が上がるの、しょうがないよね。 声、出さないから。 一回いったら、寝るから。 悪い子で、ごめんなさい。
私は、先生の胸に埋めた顔で、いい匂いを存分にかぎながら、自分のそこを、何度も何度も擦った。
いつもなら、可愛いお猿さん、って起きてくれるくせに。 起きて、意地悪してくれるくせに……。
一回じゃ、終われなかった。 本当に眠くなって、パンツの中に手を入れたまま寝ちゃうまで、何度も何度も繰り返した(次の日の朝、先生は涙が出るほど笑ってた)。
目の周りが赤い、先生。 多分、私も。
「ねえ、ぎゅってするのは、いい?」
「そうね、ぎゅっとして、寝ましょうか」
お風呂は、一緒に入った。 背中を流しっこして。 えっちにじゃなく。
先生は、いつもの白いシルクのパジャマ。
私は、いつの間にか先生が買ってくれていた、私用の、薄いピンクに黒い猫の柄がたくさん入ったパジャマを着る。 ルームウェアの、有名なブランドのやつ。
「えへへ。 かわいい。 生地も、さらさら」
「とっても似合うわ」
「選んでくれたの? 先生。 似合うかなって?」
ベッドに二人、寝転んで、私は先生に抱き付く。
嬉しいな。 首に腕を回して、胸のあたりにすりすりする。
「淡いラベンダーピンク、きっと似合うと思って。 髪が黒くて、肌が白いから」
頭を撫でてくれる。 大好き。
「色の合う、合わない、わかんない。 でも先生が選んでくれたから、似合ってるんだよ」
可愛いこと、と言って、おでこにキスしてくれる。
私は脚を絡めて、背中に腕を回す。
いつもなら、くち、やらしいキスをして。 多分私が先生の腿に、あそこを擦り付けて。 そのままえっち、するんだけど。
今日は、しない。 しなくてもいい。
先生が泣いてしまったのはかわいそうだし、悲しいけど。
私ね。 二人で泣いた後、一緒にお風呂に浸かりながら、思った。
先生も、私と同じなんだなって。 ちょっとだけ、嬉しかった。
同じように、不安になること、あるんだなって。
私が、いもしない誰かに先生を取られたらって不安になるみたいに、先生もまた、私が他の人のこと好きになるかもって思ってる。
先生はいつも余裕で、えっちで、何を聞いても「いいわよ」って言ってくれて。 不安な事なんて、何もないと思ってた。
でも、違ったんだね。 先生も、不安だったんだ。
だけどさ。 悪いことしてる……っていうのは、もう思わないでほしい。 私が先生を好きな気持ちも、いけないことみたいだから。
「ねぇ、にこにこして、何考えてるの」
「うん? 先生のこと。 先生大好き、って考えてるんだよ」
「ふふ。 私もよ。 夕陽、大好き。 同じベッドで寝るの、幸せ」
顔を見合わせて、笑う。 お互いに、ぎゅっとする。
「おやすみなさい」
「あなたも。 おやすみなさい」
ぎゅってして、先生とぴったりくっ付いて。
先生はしばらくすると、静かに寝息を立て始めた。
「……ふっ……うっ……」
先生、ごめんなさい。
こんなにぴったりしたら、先生の匂いでクラクラして、私はちっとも眠れない。
息が上がるの、しょうがないよね。 声、出さないから。 一回いったら、寝るから。 悪い子で、ごめんなさい。
私は、先生の胸に埋めた顔で、いい匂いを存分にかぎながら、自分のそこを、何度も何度も擦った。
いつもなら、可愛いお猿さん、って起きてくれるくせに。 起きて、意地悪してくれるくせに……。
一回じゃ、終われなかった。 本当に眠くなって、パンツの中に手を入れたまま寝ちゃうまで、何度も何度も繰り返した(次の日の朝、先生は涙が出るほど笑ってた)。
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