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4話 月曜の章 「一人学園を出たものが...」
エース編 1
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ーーー
昼頃の休み時間の教室で、一人、座ったまま下を向いている顔はいつになく暗かった。
エースは一週間前にやった"ウォーターシューティングゲーム"
終了後、あの青年の事で頭を抱えていた。
訓練の授業で体作りをしたり、通常授業が始まっている中、
エースはその片隅にある不安と恐怖が消えなかった。
いつ自分が壊れて行くのだろうと...。
エース
(あの禍々しい力は一体なんだったんだ?しかも不気味だった...あの笑いが...。それに俺も今まで感じ得なかった怒りが込み上げてきてあいつをみるだけで嫌になりそう。何が狙いなんだ?それにユキムラ教官のことと"ssrリボルバー"のことも気になる。ここの学園は本当に謎だらけだ...。)
とエースはそう不安を募りながらもそう思った。
そのとき、ふと誰かに肩を叩かれ、声を掛けられた。
ヒロタ「エ~ス!」
エース「え?あ、ああ....。」
ヒロタ
「?どうしたんだよ、つれない顔して。」
ヒロタは心配そうにエースの表情を伺うが、エースは何もないと不自然ながらもいう。
ヒロタ
「...ふぅん、まあいいけどな..。」
ヒロタは少し気になりながらもそのまま流す。
マサノリ
「おー、ヒロタ!こんなところでどうしたんだぜ?」
マサノリは手洗いから戻って来たのか、教卓側の入り戸から
エース達の元へと駆け寄った。
ヒロタ
「マサノリ、実はお前に話があってな。あ、エース達も聞いてくれるか?」
エース「..俺たちも?」
エンリル「ん?何なのだー!?」
スレイ「何だろうな?」
ヒロタの言葉で続々と集まってくるclass1面々、何となく集まったと思うと、ヒロタは嬉しそうに言う。
ヒロタ
「実はここの学園は、"部活動"というやつがあるんだぜ?みてみろよ。」
といいながらヒロタは3,4ページぐらいある冊子を皆に見せつける。
リューマ「おお...、こんなにもあるのか?」
クラウザー「どこから持ってきたんだ?」
ヒロタ
「俺の担任のミラ先生からもらったんだ。お前らにもいずれ配られると思うぜ?」
ラウラ「ほう、全てで10組か...。」
レイミ「おー、私、剣道部に入りたい。」
皆それぞれに順番に冊子を読んでいく。そしてエースへと回されるとジェニファーと一緒に中身をみていく。
エース
「あ、この全ページそれぞれに部活動の名前と活動内容がかいてある。」
ジェニファー
「本当ですわ。生徒会、剣道部、水泳部、弓道部、バスケ部、読書部、チェス部、軽音部、バレー部と...!家庭科部!?」
ジェニファーは家庭科という言の葉を読み上げると喜びと共に驚いたように一瞬思わず声を上げる。マイラはそんなジェニファーに驚き様子を伺う。
ジェニファー「!ご、ごめんなさい。少しびっくりしてしまって..。」
マイラ「?は、はぁ...そうなのですか?」
と、ジェニファーに対してマイラは驚いた表情のまま、ため息にも似た反応で返した。
その後、特に何も言わずにマイラは少し間を置き、ある一転をページの上に指を添える。
マイラ「私は、家庭科部に入ろうかと...」
ジェニファー
「は...!よかった、仲間がいましたわ。これは奇跡です!」
マイラが言い終わりかけたあとに突然はっと声を上げてマイラの両手の甲を両手で掴んでジェニファーは喜んだ。
マイラ
「まさか、ジェニファーさんが驚いていらっしゃったのはその事ですか?...ふふ、ジェニファーさん、よろしければ共に家庭部に入りませんか?私と仲の良い可愛い幼馴染の子も一緒ですし...。」
ジェニファー「はい!」
エース
(よかったなぁ、ジェニファー。ずっと入りたがっていたもんな。今まで俺のために編んでくれた手袋とかマフラーを編んでくれたっけ...。入りたい所に入れてよかった。)
そんなマイラの誘いにジェニファーは"はい"と快く返事をした。
ヒロタ
「ところでエースは何の部活にはいるんだ?」
と、ヒロタが尋ねる。
エースはもうすでに決まっているわけでもなく、まだ決めてないと答える。
エース
「そういうヒロタはどうなんだ?」
ヒロタ
「うーん、俺は決めてなくはないな...。」
エース「?」
ヒロタの意味の深い言葉にエースは少し理解が及ばなかった。
しかし、そういったあとのヒロタの表情はどことなく嬉しそうだった。
エース
(うーん...、完全に決まりって訳ではないけど、候補でいったら"これ"か"これ"だな。)
そうしてエースは少しずつ決意を固まっていく。
一つの教室に集まっているエース達面々は予鈴が鳴り響くまで
話し合いが続いたのだった。ーー
昼頃の休み時間の教室で、一人、座ったまま下を向いている顔はいつになく暗かった。
エースは一週間前にやった"ウォーターシューティングゲーム"
終了後、あの青年の事で頭を抱えていた。
訓練の授業で体作りをしたり、通常授業が始まっている中、
エースはその片隅にある不安と恐怖が消えなかった。
いつ自分が壊れて行くのだろうと...。
エース
(あの禍々しい力は一体なんだったんだ?しかも不気味だった...あの笑いが...。それに俺も今まで感じ得なかった怒りが込み上げてきてあいつをみるだけで嫌になりそう。何が狙いなんだ?それにユキムラ教官のことと"ssrリボルバー"のことも気になる。ここの学園は本当に謎だらけだ...。)
とエースはそう不安を募りながらもそう思った。
そのとき、ふと誰かに肩を叩かれ、声を掛けられた。
ヒロタ「エ~ス!」
エース「え?あ、ああ....。」
ヒロタ
「?どうしたんだよ、つれない顔して。」
ヒロタは心配そうにエースの表情を伺うが、エースは何もないと不自然ながらもいう。
ヒロタ
「...ふぅん、まあいいけどな..。」
ヒロタは少し気になりながらもそのまま流す。
マサノリ
「おー、ヒロタ!こんなところでどうしたんだぜ?」
マサノリは手洗いから戻って来たのか、教卓側の入り戸から
エース達の元へと駆け寄った。
ヒロタ
「マサノリ、実はお前に話があってな。あ、エース達も聞いてくれるか?」
エース「..俺たちも?」
エンリル「ん?何なのだー!?」
スレイ「何だろうな?」
ヒロタの言葉で続々と集まってくるclass1面々、何となく集まったと思うと、ヒロタは嬉しそうに言う。
ヒロタ
「実はここの学園は、"部活動"というやつがあるんだぜ?みてみろよ。」
といいながらヒロタは3,4ページぐらいある冊子を皆に見せつける。
リューマ「おお...、こんなにもあるのか?」
クラウザー「どこから持ってきたんだ?」
ヒロタ
「俺の担任のミラ先生からもらったんだ。お前らにもいずれ配られると思うぜ?」
ラウラ「ほう、全てで10組か...。」
レイミ「おー、私、剣道部に入りたい。」
皆それぞれに順番に冊子を読んでいく。そしてエースへと回されるとジェニファーと一緒に中身をみていく。
エース
「あ、この全ページそれぞれに部活動の名前と活動内容がかいてある。」
ジェニファー
「本当ですわ。生徒会、剣道部、水泳部、弓道部、バスケ部、読書部、チェス部、軽音部、バレー部と...!家庭科部!?」
ジェニファーは家庭科という言の葉を読み上げると喜びと共に驚いたように一瞬思わず声を上げる。マイラはそんなジェニファーに驚き様子を伺う。
ジェニファー「!ご、ごめんなさい。少しびっくりしてしまって..。」
マイラ「?は、はぁ...そうなのですか?」
と、ジェニファーに対してマイラは驚いた表情のまま、ため息にも似た反応で返した。
その後、特に何も言わずにマイラは少し間を置き、ある一転をページの上に指を添える。
マイラ「私は、家庭科部に入ろうかと...」
ジェニファー
「は...!よかった、仲間がいましたわ。これは奇跡です!」
マイラが言い終わりかけたあとに突然はっと声を上げてマイラの両手の甲を両手で掴んでジェニファーは喜んだ。
マイラ
「まさか、ジェニファーさんが驚いていらっしゃったのはその事ですか?...ふふ、ジェニファーさん、よろしければ共に家庭部に入りませんか?私と仲の良い可愛い幼馴染の子も一緒ですし...。」
ジェニファー「はい!」
エース
(よかったなぁ、ジェニファー。ずっと入りたがっていたもんな。今まで俺のために編んでくれた手袋とかマフラーを編んでくれたっけ...。入りたい所に入れてよかった。)
そんなマイラの誘いにジェニファーは"はい"と快く返事をした。
ヒロタ
「ところでエースは何の部活にはいるんだ?」
と、ヒロタが尋ねる。
エースはもうすでに決まっているわけでもなく、まだ決めてないと答える。
エース
「そういうヒロタはどうなんだ?」
ヒロタ
「うーん、俺は決めてなくはないな...。」
エース「?」
ヒロタの意味の深い言葉にエースは少し理解が及ばなかった。
しかし、そういったあとのヒロタの表情はどことなく嬉しそうだった。
エース
(うーん...、完全に決まりって訳ではないけど、候補でいったら"これ"か"これ"だな。)
そうしてエースは少しずつ決意を固まっていく。
一つの教室に集まっているエース達面々は予鈴が鳴り響くまで
話し合いが続いたのだった。ーー
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