laugh~笑っていて欲しいんだ、ずっと~

seaco

文字の大きさ
57 / 74

「よそは知らないけど、これが久我家の考えよ」

しおりを挟む
ガチャ、と玄関のドアが開く音がして……俺はそこへ急ぐ。

慶が帰って来た。
ゆっくりと入って来たその顔は、もう既に泣きそうなくらい不安一杯な感じで……

久々に……こんなに…不安そうな顔を見た。
最初の頃は…こんな感じだったな…とか、意外と冷静に考える。

俺について歩いて来たけど、リビングのドアの手前で立ち止まった。
小さく、深呼吸してる。

そんなに気負わなくて良いよ。

ドアを開けて一緒にリビングへ入ると、同時にうちの親も立ち上がって慶を見る。

慶は……完全に足が止まってしまった。


父さんと母さんが慶の前に立つと……慶は、顔を上げられずじっと床を見つめて小さく震えてた。


「…初めまして、慶くん」
「…っ、」


母さんがそう言ったのと同時に……慶の目から涙が落ちたのが分かった。
いつもみたいに…表情を変えず、涙だけを零して泣く。

母さんは泣き出した慶を見て少し困ったように微笑むと、父さんに視線を投げかけた。
きっと助けを求めたんだろう…。

父さんが、少し慶に近付いて…俯いてるその顔を覗き込むようにして言う。


「慶くん……すごく…不安に思ってると思うから…結果から言うね」


慶は一瞬驚いたように目を開けたけど……すぐに硬く目を閉じた。
何を言われるか…すごく不安なんだろうな……緊張してんのが伝わって来る。


「…僕も妻も、君を否定なんかしないよ」


慶が閉じてた目をゆっくりと開ける。
まだ…あまり理解出来てないような…そんな表情。

「侑利から…全部聞いたよ。君との事も、君の今まで生きて来た人生の事も。……同じ親として…君の両親のした事は…理解に苦しむし……何より…許せないと思った。…君がどれだけ傷付いたか…多分…僕たちの想像を遥かに超えてるんだろうなって思う」

涙は止まらず、その目からずっと零れ落ちている。


「…侑利がね……君が居ない人生には意味が無いって言うんだ」

「…え…、」


慶が俺の方を見る。

そんな事思いっ切り言うなよな……。
……まぁ、でも……俺は自分の気持ちを素直に言ったまでで…。


「君は色々考えて悩んでるのかも知れない……でも、僕たちは侑利の親だから…親バカかも知れないけど、侑利が幸せで居てくれる事を願ってる。…だから、君と居る侑利の今の生活を、壊すような事は絶対にしないよ」


父さんの語り掛けるような言葉に…慶は何も言えずただ涙を流すだけだった。
「ね。」と言って母さんにバトンタッチする。


「慶くんはきっと……自分が男で、って気にしてるのかも知れないけど……実は、私たちの周りに結構居るの、同性で付き合ってるって人達。一緒に働いてるスタッフの中にも居るくらい。……向こうじゃそんなに珍しくないからね。…侑利だって…そんな事気にするんだったらあなたと付き合わないんじゃないかしら。……あなたの居ない人生に意味が無い、なんて……侑利がそんな事言うなんて信じられないくらい。…きっと、今までのどの彼女よりもあなたとは真剣に付き合ってると思うしか無いくらい」


慶はまだ、何も言えず……ただ突っ立って泣いてる。
ほんとは……抱きしめてやりてぇって思ってるけどさ…。



「あの……俺…………ご……ごめんなさいっ」



やっと喋り出した慶が、思いっ切り頭を下げた。


「…帰るとこ、だなんて……嘘吐いて……逃げて…………侑利くんは……ちゃんと話せば良いって言ってくれたのに……俺が……逃げたんです…」


母さんが慶に近付いた。


「何で…逃げたの?」


慶は困ったように一度俺を見たけど……震える声で少しずつ話し出す。


「……俺なんかと一緒に居るの……許してもらえる訳ない、って思って………俺は……男だし……子供が産める訳じゃ無いから……やっぱり……侑利くんには…普通に女の人と結婚して…孫の面倒見たりして……そういうのを…望んでるだろうな、って思って」


やっぱりそんな事心配してたんだな…。


「久しぶりに帰って来たら……男の俺が…一緒に住んでて……侑利くんとは……過ごして来た環境も…全く違うし……俺には………何も無くて…………何で、俺なんかとって思われるんじゃないかって……」


……慶はネガティブだから……そんな事ばっかが浮かんで来るんだ。


「侑利くんの為にも………友達のフリしなきゃって……………ごめんなさい…」


俺は……ちゃんと慶を見て来たつもり。
だからこそ…親にだってちゃんと紹介したいって思った。

ただ、唐突にその日が来ると思わなかったから……俺も焦ったけど………だけど、まさか慶が「帰るとこ」とか言うとは……俺も想定外。


「息子は、普通に女の人と結婚して子供が出来て、親は孫の面倒見て、それが一番幸せで何よりの親孝行…って……勿論それも正しいと思うし、多くはそうだと思う。……だけど、それって価値観の問題だと思うの。…色んな形があって、色んな人達が居て、感じ方もそれぞれでしょ?」

慶はゆっくり視線を上げて両親を見る。

「そうだよ、慶くん」

続きは父さんが喋り出す。

「君が侑利を好きで、侑利も君を必要としてるんなら、それは誰もとやかく言う権利は無いと僕は思う。…男の恋人が居るって事を、驚かなかった訳じゃないよ?…僕たちは侑利が女の子と付き合ってるのしか知らないからね。……だけど…女の子と付き合ってたって上手く行かない時もある。侑利なんか特にさ…今までの彼女は、誰とも上手く行って無いんだしな」

ちょっと……笑いを含めた感じで俺を見る。

「…何だよ…」

反論も出来ねぇけどさ。
まぁ、する気もねぇけど。

「そんな侑利が、どうやら、君が居ない生活は考えられないくらい君との事を真剣に考えてるみたいなんだ」

「それはっ、」

慶が突然言った。
勢いよく出た声に、自分でちょっと困ってる……慶らしいな、って思って愛おしくなった。


「…それは…俺も同じです……侑利くんが……俺の…最悪だった人生を…変えてくれました……この先……生きてて良い事なんて何も無いって思ってたから……だけど………侑利くんにとって……重い存在になりたくないな、って……どっかで思ってます…」


ん?…何だ?


「……侑利くんが俺の人生を変えてくれた……俺には侑利くんしか居ない、って……もしかしたらすごく……重いんじゃないかって……思う時があって……」


お前、何言ってんの?


「侑利くんは…すごく優しいから……自分が居なくなったら、俺がまた…死ぬ事考えたりするんじゃないかって思って……それで…もしも、他に気になる人が出来ても……俺を1人に出来なくて……結局……侑利くんの幸せを……俺が邪魔する事になるんじゃないか、とか……」


そんな事考えてんの?


「……だけど……考えても…考えても……いつも、最後は……侑利くんが居ないとダメだってなっちゃって……やっぱり……俺には、侑利くんしか居なくて……重いと思われても、邪魔だって思われても……………侑利くんの近くで居たい、って思ってしまうんです…」


そもそも…重いとか邪魔だとか、そんな事思わねぇし。
ほんとマジでそんな事考えてんだとしたら、ほんとにバカだよ、お前。


「慶くんは……そんなに侑利が好きなの?」


母さんが、侑利の前に立つ。


「……はい……すごく……」


慶が震えた声で答える。


「だったら、それで良いじゃない。もう泣かないで」


慶は、涙を止めようと…服の袖で何度も目を擦ってる。


「男って事を気にしてるのかも知れないけど、私たち夫婦はそういう考えだから、嫁とか孫とかそういうのは気にしないで。それに、私、まだ47歳よ。まだお祖母ちゃんにはなりたくないのっ。向こうでも40代前半で通ってるから」
「えっ、それは無理があんだろ」

思わず突っ込んで、すんげぇ悪い顔で睨まれた。

「侑利がお嫁さん貰った所で、私、上手く付き合える気がしないしねっ。昔付き合ってた彼女なんか、私の事『おばさん』呼ばわりだからねっ」
「…そう見えたんじゃねぇの?」
「うるさいわよ、侑利っ」

また睨まれる。

「とにかく、慶くんが男だからとか、辛い人生を送って来たとかは一切気にならないし、知ったからって気にするつもりもないわ。だけど……私たちは侑利の親だから、やっぱり侑利の幸せは気になるの」

面と向かってそう言う事を言われるのは初めてで……少し、照れる。


「だから、侑利の為にも……あなたには、侑利の傍で居て貰わないと困る」


母さん………カッコいいじゃん。


「僕からもお願いするよ。侑利がフラフラしないように見てて欲しい」

父さんも付け加えて来た。

「俺はフラフラしねぇよ」
「そう?…昔はかなり蛇行してたけどな…」

親のクセに息子をバカにしてんな。


母さんに、泣かないで、と言われたけど……慶の涙はいつまでも止まる事は無くて……取ってやったティッシュで拭きまくってる姿を見て、やっぱ大事なんだなって再確認した…。

とにかく……俺の傍で居てくれたらそれで良い。

重いだの邪魔だのって…しょうもない事考えないでさ…。




~~~~~~~~

どこかで時間を潰すと言ってエレベーターに向かう慶と別れた後………部屋に戻ると、口を開いたのは親の方だった。


「あの子と一緒に住んでるの?」


と、母さんに聞かれ、


「そう」


と、答えたら…


「恋人なのか?」


と、父さんが言った。



……とっくにバレてんのか。



「この部屋見て、思わない方がおかしいでしょ」

と、母さんが最もな事を言う。

色んなもんが2個ずつあるし………1人で住んでるかそうでないかなんて、バカでなければ分かるだろう。


「真面目に付き合ってるの?」

母さんが言う。
親としては、気になるとこだろう。

「真面目だよ、相当」

普通ならここで、大反対されるのかも知れない。
恋人が男なんて、親世代にしてみたら複雑だろうから…。

だけど……そこは何となく……勝手な俺の想像だけど……俺の親は理解してくれるんじゃないだろうか、って漠然と思ってた。

理解されなくても…俺は、慶と一緒に居る事しか考えてねぇんだけど…。

慶の事を話しても……正直、慶という人物を全部分かって貰うのは難しい。
親は慶をさっきチラッと見ただけだし…。

だけど、俺が慶と一緒に居る理由を説明するのに、慶の今までの人生を話さない訳には行かなくて……

俺が慶と付き合ってんのを知った以上は、慶の事を誤解せずに居て欲しい、って……俺の彼氏目線な考えかも知れないけど……そう思ってしまう。


慶は、俺なんかよりずっと……真面目に生きて来た。

1人で、だ。







慶の事を話した後、親が言ったのは……


「侑利の人生なんだから、侑利が好きなように生きれば良い。だけど、後押しが必要な時はちゃんと相談しなさい」


だった。


「母さん達はね、侑利を高校生の頃から1人にして好きな事してるから、ここに来て口出し出来る立場じゃないと思ってるの。侑利だったから、私達は向こうで夢が叶えられてる。侑利が、親が居ないと自立出来ない性格だったら、今はこうなってないと思うしね」

母さんは、昔からこんな感じだ。
ちょっと男っぽい、って言うか……さっぱりしてる。

「ただ、侑利が男の人と付き合ってるからって、育て方を間違えたとか幻滅してるとか思ってんじゃないかって、そう言う勘違いだけはしないで欲しいって事は言いたいわね」

男前だな…母さん。

「よそは知らないけど、これが久我家の考えよ」

と、付け足した。

「あなたも何か言ってよ」

言い終えて、今度は父さんを見る。


「侑利の面食いなとこは、母さんに似たんだな」
「「はぁ?」」

母さんと同時に突っ込んだ。

呑気かっ。

「何言ってんのっ、父さん似でしょっ」
「…いや、どっちでも良いわ…」

そこ、拾うとこじゃねぇだろ。


とにかく……これが、俺の親。

俺は、この2人が好きだ。


「あのさ…認めてくれて、ありがとう」


しばらくシン…とした。

…まぁ、親に「ありがとう」なんて、恥ずかしいけどさ……


それより、今の沈黙の方がよっぽど恥ずかしいわっ。


「侑利っ」

母さんにまた抱きしめられる。

「可愛い事言うじゃないっ、そんな子だった?」

ヨシヨシすんな。
でも……

「慶と…出会ってからかも」

ありがとう、や、いただきます、ただいま、おかえり、……普通の事だけど…ちゃんと言うようになった。


「……じゃあ、慶くんに感謝しないとね」


……俺はほんとに、母さん達の息子で良かったって、思ってるよ。
それはさすがに言わねぇけど。



しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる

七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。 だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。 そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。 唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。 優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。 穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。 ――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。

イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした

天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです! 元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。 持ち主は、顔面国宝の一年生。 なんで俺の写真? なんでロック画? 問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。 頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ! ☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

僕の恋人は、超イケメン!!

BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?

処理中です...