67 / 161
第四章 伝承の おもちゃとちゃちゃっと パーティを
第64話 今日のパーティご飯がうまい
しおりを挟む
「こほん。まずは、魔道具の完成おめでとう! 流れを知らない人に簡単に説明すると、俺のいた世界にある、液体を簡単に交ぜられる魔道具みたいな物をアオイに伝えたんだ。それを元にアオイが設計図を作成、最後はアオイとベイラで試行錯誤しながら完成させた、って感じだな。だから、今回の功労者はアオイとベイラってことだな。あ、途中ちょっと手伝ったから、俺も一応そうってことにしておくか」
それにしても、俺の持っていたイメージから、よく完成まで持って行ったよなぁ。
俺が考案者ってなっているけど、二人の貢献度がかなり大きいよなぁ。
「……考えてみれば、異世界から来た俺、魔皇であるアオイ、ドワーフのベイラ、それと量産するためにアキナがいる今井商会と、色んな立場の人が関わった魔道具なんだよな。それに今日は、その完成を祝うパーティにさらに様々な人たちが集まっている。俺が持ってる知識がこのパーティに繋がってると考えると、……まあちょっと後悔した時もあるけど、伝えてよかったって思えるよ」
予想以上に収入がありそう、ってなった時とか、アオイとかベイラに質問攻めされた時とか……。
まあでも、前にパンケーキとかを作った食事会みたいに、色んな人が集まっている光景がまた見れてよかったな。
……あ、思いつくままに喋っていたら、なんだか長くなっちゃった。
そろそろ話を締めるとしよう。
「というわけで、これからも皆で仲良くやっていこうぜ! それじゃ、乾杯!」
俺の声に合わせ、それぞれから乾杯! と声が上がった。
その後で、皆からはいいスピーチだったぞ! とか、よかったけど音頭としては長かったかな? なんて言われてしまった。
……確かに、スピーチっぽかったかもしれない。
今度はもっとちゃんとした音頭を考えよう。
って、しばらくはそんな機会ないだろうし、その必要はないか。
……ないはずだ、うん。
◇
さて、それじゃ食べますか! と配置された料理を見渡してみたけど、色んな種類があってどれから食べるか悩むな。
あっちはサラダ、あれは赤ワインで牛肉(っぽい肉)を煮込んだもの、向こうにあるのは何かの魚をマリネにしたものかな?
……とりあえず、既に食べ始めており、片っ端から全部制覇しそうなソフィアにおすすめを聞いてみようかな?
というわけでソフィアに聞いてみたが、あちらの料理はお肉が柔らかくておいしかったです、とか、あちらのマリネは香辛料が程よく効いておりおいしかったです、みたいな説明をしてくれた。
そのおかげ(?)で、どれも食べてみたくなってしまった。
……よし! こうなったら俺も全部食べてみるか!
あ、最後にケーキをちゃんと味わえるくらいにはセーブしておこう。
なんて意気込んでみたものの、半分くらい制覇したところでお腹がいっぱいになってしまった。
うーん。
残りも気になるけど、流石にケーキが入らなくなりそうだし、そろそろケーキを取りに行くか。
巨大なケーキのそばではパティオさんが待機してくれていて、取り分けてくれた。
パティオさんはお腹が空かないのかな? と思ったけど
「実は、最初に焼いた生地の出来栄えが微妙でね。せっかくだからと、それを使って一つケーキを試作したんだ。それを何人かで食べたんだけど、それでも量が多くて今は今は満腹なんだよ。でも、試作したおかげでこのケーキの見た目をより豪華にできたよ」
ケーキって結構お腹に溜まるからな。
……出来栄えが微妙って言ってたけど、試作するためにかなり厳しく判断した、なんてことはないよな?
でもあのパティオさんだし、ありえない、とは言えないな。
疑惑のパティオさんにケーキを切り分けてもらい、お皿に載せてもらった。
せっかくだし、ここで食べて感想を言おうかな? なんて思っていたら、イズレが近づいてきた。
イズレもケーキを貰いに来たのかな、と思ったが
「ふむ。パティオ、と言ったか? 少し話を聞きたいのだが」
と話しかけていた。
ケーキを食べつつ話を聞いていると、ケーキに施された飾りにイズレが興味を持ったみたいだった。
どちらもこだわりのある職人同士なため、段々と話が弾み、内容もヒートアップしてきていた。
……これ、どこかで介入しないと延々と話をしていそうだな。
なんて思っていたら、ソフィアとメイがケーキを取りに来た。
しかし、話に熱中している二人は気づいていない!
その様子を見たソフィアは、それを気にせずパティオさんの前にお皿を出し、
「すみません。ケーキをお願いできますか?」
と話を遮った。
ソフィア、今回はナイスカットインだな。
◇
ちなみに、ソフィアとメイはケーキを食べた後また他の料理を食べに行った。
ソフィア曰く、
「甘いものを食べると、しょっぱいものが食べたくなりますね」
とのことだ。
メイは、それを聞いて頷いていたので、二人してさらに食べまくるのだろう。
……これ、甘いのとしょっぱいのを何度もローテーションして食べるやつだ。
いっぱい食べると言えばホムラもだが、
「オレは気になる料理を食べて、うまかったものをもっと食べる感じだな」
とのことで、全部制覇というよりは好みの料理を多く食べるスタイルだった。
他の人たちもそれぞれ料理に舌鼓を打っていたが、特にユズは
「あれも、これも、全部おいひぃ。このケーキも甘くて、すっごくおいしいよ! ここは楽園か何かなのかな?」
なんて、大げさなくらい感激していた。
……いや、普通は王城で食事を食べるなんて貴重な機会だし、そうなるのが普通なのかも。
いかん、俺の感覚がマヒしてきているかもしれん。
◇
食事が終わり、何となしにケーキの感想会が始まった。
初めて食べた組は、スポンジとホイップクリーム、少し甘酸っぱい苺の組み合わせが絶妙だったぜ! とか、パンケーキと全然違ってびっくりしたよ~、ヒカリにも食べさせてあげたいな~、みたいな感想があった。
ちなみに、ユズはおいしすぎたのか語彙力がどこかに行ってしまっていた。
一方で前回王城でショートケーキを食べた組は、前回と比べた感想が多かったな。
俺も、前回の苺より酸味が少し強く感じられてバランスが更に良くなった、みないな感想を持ったな。
それと、別の味も食べてみたい、という話題が出た時に、俺がポロっとチョコレートケーキとか食べたいな、なんて言ってしまったらパティオさんが物凄く食いついてしまった。
それと味以外の感想も出てきて、イズレがケーキの見た目に関して饒舌に語ったり、魔道具組がパティオさんに使い心地を聞いたりしていた。
◇
感想会もそろそろ終わりそうだったので、クレアにこの後のパーティの流れを聞いたところ
「流れ、ですわ? 今日のパーティは皆さんで集まって、お食事やお話をするだけですわ」
なんて言われた。
……緩い感じのパーティとはいえ、それでいいんだろうか? なんてちょっと思ったけど、メアリさんが
「準備に数日しかありませんでしたので、食材と料理人の確保を最優先としたため、このような形となりました」
と補足してくれた。
……確かに、あの期間でちゃんとしたパーティを準備するのは難しいだろうな。
とはいえ、これで解散! っていうのはもったいないし、何かできることはないかな?
なんて考えていたら、
「それにしても、まさか王城でパーティをするとは思ってなかったよー。今日は機会があれば新作の人生双六を紹介したり、色々なおもちゃで遊べるかも? と思って持って来たけど、出番はなさそうだね」
と、ユズがハヤテに話しかけていた。
……ボードゲーム大会、いやパーティでのレクリエーションっていうのはいいかもしれない。
とりあえず、おもちゃを持ってきているユズと、主催者であるクレアに提案してみようかな。
それにしても、俺の持っていたイメージから、よく完成まで持って行ったよなぁ。
俺が考案者ってなっているけど、二人の貢献度がかなり大きいよなぁ。
「……考えてみれば、異世界から来た俺、魔皇であるアオイ、ドワーフのベイラ、それと量産するためにアキナがいる今井商会と、色んな立場の人が関わった魔道具なんだよな。それに今日は、その完成を祝うパーティにさらに様々な人たちが集まっている。俺が持ってる知識がこのパーティに繋がってると考えると、……まあちょっと後悔した時もあるけど、伝えてよかったって思えるよ」
予想以上に収入がありそう、ってなった時とか、アオイとかベイラに質問攻めされた時とか……。
まあでも、前にパンケーキとかを作った食事会みたいに、色んな人が集まっている光景がまた見れてよかったな。
……あ、思いつくままに喋っていたら、なんだか長くなっちゃった。
そろそろ話を締めるとしよう。
「というわけで、これからも皆で仲良くやっていこうぜ! それじゃ、乾杯!」
俺の声に合わせ、それぞれから乾杯! と声が上がった。
その後で、皆からはいいスピーチだったぞ! とか、よかったけど音頭としては長かったかな? なんて言われてしまった。
……確かに、スピーチっぽかったかもしれない。
今度はもっとちゃんとした音頭を考えよう。
って、しばらくはそんな機会ないだろうし、その必要はないか。
……ないはずだ、うん。
◇
さて、それじゃ食べますか! と配置された料理を見渡してみたけど、色んな種類があってどれから食べるか悩むな。
あっちはサラダ、あれは赤ワインで牛肉(っぽい肉)を煮込んだもの、向こうにあるのは何かの魚をマリネにしたものかな?
……とりあえず、既に食べ始めており、片っ端から全部制覇しそうなソフィアにおすすめを聞いてみようかな?
というわけでソフィアに聞いてみたが、あちらの料理はお肉が柔らかくておいしかったです、とか、あちらのマリネは香辛料が程よく効いておりおいしかったです、みたいな説明をしてくれた。
そのおかげ(?)で、どれも食べてみたくなってしまった。
……よし! こうなったら俺も全部食べてみるか!
あ、最後にケーキをちゃんと味わえるくらいにはセーブしておこう。
なんて意気込んでみたものの、半分くらい制覇したところでお腹がいっぱいになってしまった。
うーん。
残りも気になるけど、流石にケーキが入らなくなりそうだし、そろそろケーキを取りに行くか。
巨大なケーキのそばではパティオさんが待機してくれていて、取り分けてくれた。
パティオさんはお腹が空かないのかな? と思ったけど
「実は、最初に焼いた生地の出来栄えが微妙でね。せっかくだからと、それを使って一つケーキを試作したんだ。それを何人かで食べたんだけど、それでも量が多くて今は今は満腹なんだよ。でも、試作したおかげでこのケーキの見た目をより豪華にできたよ」
ケーキって結構お腹に溜まるからな。
……出来栄えが微妙って言ってたけど、試作するためにかなり厳しく判断した、なんてことはないよな?
でもあのパティオさんだし、ありえない、とは言えないな。
疑惑のパティオさんにケーキを切り分けてもらい、お皿に載せてもらった。
せっかくだし、ここで食べて感想を言おうかな? なんて思っていたら、イズレが近づいてきた。
イズレもケーキを貰いに来たのかな、と思ったが
「ふむ。パティオ、と言ったか? 少し話を聞きたいのだが」
と話しかけていた。
ケーキを食べつつ話を聞いていると、ケーキに施された飾りにイズレが興味を持ったみたいだった。
どちらもこだわりのある職人同士なため、段々と話が弾み、内容もヒートアップしてきていた。
……これ、どこかで介入しないと延々と話をしていそうだな。
なんて思っていたら、ソフィアとメイがケーキを取りに来た。
しかし、話に熱中している二人は気づいていない!
その様子を見たソフィアは、それを気にせずパティオさんの前にお皿を出し、
「すみません。ケーキをお願いできますか?」
と話を遮った。
ソフィア、今回はナイスカットインだな。
◇
ちなみに、ソフィアとメイはケーキを食べた後また他の料理を食べに行った。
ソフィア曰く、
「甘いものを食べると、しょっぱいものが食べたくなりますね」
とのことだ。
メイは、それを聞いて頷いていたので、二人してさらに食べまくるのだろう。
……これ、甘いのとしょっぱいのを何度もローテーションして食べるやつだ。
いっぱい食べると言えばホムラもだが、
「オレは気になる料理を食べて、うまかったものをもっと食べる感じだな」
とのことで、全部制覇というよりは好みの料理を多く食べるスタイルだった。
他の人たちもそれぞれ料理に舌鼓を打っていたが、特にユズは
「あれも、これも、全部おいひぃ。このケーキも甘くて、すっごくおいしいよ! ここは楽園か何かなのかな?」
なんて、大げさなくらい感激していた。
……いや、普通は王城で食事を食べるなんて貴重な機会だし、そうなるのが普通なのかも。
いかん、俺の感覚がマヒしてきているかもしれん。
◇
食事が終わり、何となしにケーキの感想会が始まった。
初めて食べた組は、スポンジとホイップクリーム、少し甘酸っぱい苺の組み合わせが絶妙だったぜ! とか、パンケーキと全然違ってびっくりしたよ~、ヒカリにも食べさせてあげたいな~、みたいな感想があった。
ちなみに、ユズはおいしすぎたのか語彙力がどこかに行ってしまっていた。
一方で前回王城でショートケーキを食べた組は、前回と比べた感想が多かったな。
俺も、前回の苺より酸味が少し強く感じられてバランスが更に良くなった、みないな感想を持ったな。
それと、別の味も食べてみたい、という話題が出た時に、俺がポロっとチョコレートケーキとか食べたいな、なんて言ってしまったらパティオさんが物凄く食いついてしまった。
それと味以外の感想も出てきて、イズレがケーキの見た目に関して饒舌に語ったり、魔道具組がパティオさんに使い心地を聞いたりしていた。
◇
感想会もそろそろ終わりそうだったので、クレアにこの後のパーティの流れを聞いたところ
「流れ、ですわ? 今日のパーティは皆さんで集まって、お食事やお話をするだけですわ」
なんて言われた。
……緩い感じのパーティとはいえ、それでいいんだろうか? なんてちょっと思ったけど、メアリさんが
「準備に数日しかありませんでしたので、食材と料理人の確保を最優先としたため、このような形となりました」
と補足してくれた。
……確かに、あの期間でちゃんとしたパーティを準備するのは難しいだろうな。
とはいえ、これで解散! っていうのはもったいないし、何かできることはないかな?
なんて考えていたら、
「それにしても、まさか王城でパーティをするとは思ってなかったよー。今日は機会があれば新作の人生双六を紹介したり、色々なおもちゃで遊べるかも? と思って持って来たけど、出番はなさそうだね」
と、ユズがハヤテに話しかけていた。
……ボードゲーム大会、いやパーティでのレクリエーションっていうのはいいかもしれない。
とりあえず、おもちゃを持ってきているユズと、主催者であるクレアに提案してみようかな。
10
あなたにおすすめの小説
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 番外編『旅日記』
アーエル
ファンタジー
カクヨムさん→小説家になろうさんで連載(完結済)していた
【 異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 】の番外編です。
カクヨム版の
分割投稿となりますので
一話が長かったり短かったりしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる