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夢現《ゆめうつつ》
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「ママ、トイレ行きたい……」
「……んん。起きちゃったの?トイレね、行こうか」
「こわいから、ドアの前でまっててよ。やくそくだよ」
「はいはい、ここにいますよ」
「ゆうた!起きてるか!お母さんが!」
「いまトイレー。ママなら、そこにいるでしょ?」
「ママが車にひかれて病院なんだ!パパが乗ってきたタクシーで、先に病院に行ってくれ!パパは、ママの両親を車で迎えに行く!」
「パパ?ママなら、そこにいるよ?」
「ママは、今日、同窓会だから、パパが帰るまで一人で寝ててって話しただろ。寝ぼけてる場合じゃない、早くトイレから出て病院に行ってくれ!」
「君が息子さんかい?パパに頼まれてるから、病院まで乗せて行くよ、災難だったね……」
「でも、お金もってないよ?」
「パパから、もう頂いてるから大丈夫だよ」
「着いたよ、ここがママがいる病院。病院に入ったら、大人の人にママが事故にあったって言うんだよ」
「うん。ありがとう……」
「どうしたの?ぼく?一人?」
「ママがじこに……」
「あなた!中村さんの息子さんね!こっちにママはいるわ、着いてきて!」
「……うん」
「先生!息子さんが、来られました!」
「おお!たった今、意識が戻ったところなんだ!処置は無事に終わって、お母さん助かるよ、泣かないで大丈夫だ」
「……ママ」
「……ゆうた、来てくれたのね。ママは大丈夫だから、泣かないで良いのよ」
「うん……。ママ、ぼくに会いにきてくれたもんね」
「ええ、気を失っている時に、夢で会いに行ったわ」
「トイレにいっしょに、行ってくれたんだよね!ママは、やっぱりいたんだよね!」
「……え?トイレには一緒に行ってないわ。私の夢で、ゆうたはずっと寝ていたもの。目覚めたら、ゆうたが来てくれたのよ。ふふ、寝ぼけているのね、ここには、どうやって来たの?パパは?」
「パパが、タクシーにのっていけって……」
「貴美子!大丈夫か!」
「あなた……。ごめんなさい」
「ご主人ですね、奥様は大丈夫です。ですから、落ち着いて下さい」
「ああ、すみません。貴美子、無事で良かった。……え。おい!ゆうた!お前、どうやって、ここに来た!」
「え?パパが行けって……」
「あなたが、ゆうたにタクシー用意してくれたんでしょう?」
「俺は会社から直接来た!ゆうた、お前、誰に連れてきてもらった!お前……、ゆうただよな?」
「……ゆうただよ。あのママとパパは……。だれだったの?」
「……んん。起きちゃったの?トイレね、行こうか」
「こわいから、ドアの前でまっててよ。やくそくだよ」
「はいはい、ここにいますよ」
「ゆうた!起きてるか!お母さんが!」
「いまトイレー。ママなら、そこにいるでしょ?」
「ママが車にひかれて病院なんだ!パパが乗ってきたタクシーで、先に病院に行ってくれ!パパは、ママの両親を車で迎えに行く!」
「パパ?ママなら、そこにいるよ?」
「ママは、今日、同窓会だから、パパが帰るまで一人で寝ててって話しただろ。寝ぼけてる場合じゃない、早くトイレから出て病院に行ってくれ!」
「君が息子さんかい?パパに頼まれてるから、病院まで乗せて行くよ、災難だったね……」
「でも、お金もってないよ?」
「パパから、もう頂いてるから大丈夫だよ」
「着いたよ、ここがママがいる病院。病院に入ったら、大人の人にママが事故にあったって言うんだよ」
「うん。ありがとう……」
「どうしたの?ぼく?一人?」
「ママがじこに……」
「あなた!中村さんの息子さんね!こっちにママはいるわ、着いてきて!」
「……うん」
「先生!息子さんが、来られました!」
「おお!たった今、意識が戻ったところなんだ!処置は無事に終わって、お母さん助かるよ、泣かないで大丈夫だ」
「……ママ」
「……ゆうた、来てくれたのね。ママは大丈夫だから、泣かないで良いのよ」
「うん……。ママ、ぼくに会いにきてくれたもんね」
「ええ、気を失っている時に、夢で会いに行ったわ」
「トイレにいっしょに、行ってくれたんだよね!ママは、やっぱりいたんだよね!」
「……え?トイレには一緒に行ってないわ。私の夢で、ゆうたはずっと寝ていたもの。目覚めたら、ゆうたが来てくれたのよ。ふふ、寝ぼけているのね、ここには、どうやって来たの?パパは?」
「パパが、タクシーにのっていけって……」
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「あなた……。ごめんなさい」
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「ああ、すみません。貴美子、無事で良かった。……え。おい!ゆうた!お前、どうやって、ここに来た!」
「え?パパが行けって……」
「あなたが、ゆうたにタクシー用意してくれたんでしょう?」
「俺は会社から直接来た!ゆうた、お前、誰に連れてきてもらった!お前……、ゆうただよな?」
「……ゆうただよ。あのママとパパは……。だれだったの?」
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