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目覚めたら、少しでもマシな現実を望みはした。
しかし、いくら何でもコレはないのではないか。
人に言えば、何を贅沢なと思われそうな悩みを抱くことになるとは思わなかった。
「セイ様、如何なさいましたか?」
「なんでもないです」
「私共に、敬語は不要です。お茶のおかわりは如何です」
お願いしますと言うと、苦笑しながらしょうがない方ですね。とばかりな表情をされてしまう。
見たことも無いような、上等なリネンに包まれて目覚めてから、環境の変化になかなか慣れそうにない。
真白でフワフワな布団。天蓋付きの大きなベット。庭には東屋と大きな池があり、緑豊かな風景が広がっている。
伯父である陛下が、用意してくれた宮は最低限の人の出入りのみとなっているお陰でトラブルも一切ない。
生まれて初めて心穏やかな日々を過ごしている気がする。
ただ、恵まれ過ぎていて居た堪れないのだ。
伯父だという陛下に、至れり尽くせりの状況を与えられた。
理由は、今まで弟のせいで迷惑をかけたとの謝罪。精霊の愛情を受ける者に対する説明。
精霊達からの要望によって王宮預りになったことを告げられた。
父親だという人には、特に思うところはない。母だという、悪夢に見る女性は恐怖対象だ。
でも、もう亡くなっている。死者として墓に祀ったのは自分だ。
恨むのも恐怖を感じる対象も、もう存在しない。
ただ、女性を見るとパニックを起こす。
そのせいで、精霊達が暴走しかけたのがお茶会だった。
精霊たちが、事前に伝えていたことを甘くみた結果である。
非は向こうにあり、謝罪等不要とのことだった。
なんとも、両親揃って残念な人たちだとしか言いようがない。
人間嫌いとの説明を受けている陛下に、側に控える騎士と執事がどんな者が良いか尋ねられた。
どうでもよかった故に、かなり無茶な注文をした。
それなのに、ちょうど良い対象者がいるとハイスペック過ぎる人たちが連れてこられてしまい。
あれは、なかった事にともいえず、能力の無駄遣いではないかという人たちが側仕えになってしまった。
つくづく、自業自得とはいえ居心地の悪い状況がうまれている。
内心嘆息しながら、側仕えになってしまった2人を眺めた。
1人は、老年の品の良い執事。何でも陛下の幼少時代に執事だった方で、現在は宮司長をされてる。
もう1人は、こちらは若手ながら剣の腕では、右にでるものがいない近衛騎士団長。
温和で寡黙、仕事に忠実。例え、森の中でも生活できる能力がある者。
そんな注文に何故該当したといいたくなる。
そして、この2人とも何故か勘が非常に良いのだ。
「まだ我らが側仕えになったことをお気に召されているのですか?」
「だって、能力の無駄遣いをさせているようにしか思えないのです。巻き込んでしまったお二人には、申し訳がなくて」
嘆息しながら告げると、2人揃って迷惑どころか名誉なことで気に病む必要はないと力説される。
何でも、精霊に愛される者に仕えられる事はこれ以上ない名誉なことで、周りから羨ましがられる役所なのだそう。
上手く丸め込まれているような気もするが、2人が気にしないことを悩み続けるのも失礼かと思うことにした。
しかし、いくら何でもコレはないのではないか。
人に言えば、何を贅沢なと思われそうな悩みを抱くことになるとは思わなかった。
「セイ様、如何なさいましたか?」
「なんでもないです」
「私共に、敬語は不要です。お茶のおかわりは如何です」
お願いしますと言うと、苦笑しながらしょうがない方ですね。とばかりな表情をされてしまう。
見たことも無いような、上等なリネンに包まれて目覚めてから、環境の変化になかなか慣れそうにない。
真白でフワフワな布団。天蓋付きの大きなベット。庭には東屋と大きな池があり、緑豊かな風景が広がっている。
伯父である陛下が、用意してくれた宮は最低限の人の出入りのみとなっているお陰でトラブルも一切ない。
生まれて初めて心穏やかな日々を過ごしている気がする。
ただ、恵まれ過ぎていて居た堪れないのだ。
伯父だという陛下に、至れり尽くせりの状況を与えられた。
理由は、今まで弟のせいで迷惑をかけたとの謝罪。精霊の愛情を受ける者に対する説明。
精霊達からの要望によって王宮預りになったことを告げられた。
父親だという人には、特に思うところはない。母だという、悪夢に見る女性は恐怖対象だ。
でも、もう亡くなっている。死者として墓に祀ったのは自分だ。
恨むのも恐怖を感じる対象も、もう存在しない。
ただ、女性を見るとパニックを起こす。
そのせいで、精霊達が暴走しかけたのがお茶会だった。
精霊たちが、事前に伝えていたことを甘くみた結果である。
非は向こうにあり、謝罪等不要とのことだった。
なんとも、両親揃って残念な人たちだとしか言いようがない。
人間嫌いとの説明を受けている陛下に、側に控える騎士と執事がどんな者が良いか尋ねられた。
どうでもよかった故に、かなり無茶な注文をした。
それなのに、ちょうど良い対象者がいるとハイスペック過ぎる人たちが連れてこられてしまい。
あれは、なかった事にともいえず、能力の無駄遣いではないかという人たちが側仕えになってしまった。
つくづく、自業自得とはいえ居心地の悪い状況がうまれている。
内心嘆息しながら、側仕えになってしまった2人を眺めた。
1人は、老年の品の良い執事。何でも陛下の幼少時代に執事だった方で、現在は宮司長をされてる。
もう1人は、こちらは若手ながら剣の腕では、右にでるものがいない近衛騎士団長。
温和で寡黙、仕事に忠実。例え、森の中でも生活できる能力がある者。
そんな注文に何故該当したといいたくなる。
そして、この2人とも何故か勘が非常に良いのだ。
「まだ我らが側仕えになったことをお気に召されているのですか?」
「だって、能力の無駄遣いをさせているようにしか思えないのです。巻き込んでしまったお二人には、申し訳がなくて」
嘆息しながら告げると、2人揃って迷惑どころか名誉なことで気に病む必要はないと力説される。
何でも、精霊に愛される者に仕えられる事はこれ以上ない名誉なことで、周りから羨ましがられる役所なのだそう。
上手く丸め込まれているような気もするが、2人が気にしないことを悩み続けるのも失礼かと思うことにした。
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