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探偵の推理と証拠
しおりを挟む「皆様をここによんだのは…犯人が分かったからです…」
静かに、しかし意味ありげに語り始める男
時刻は夕方、場所は断崖絶壁の崖上で男は語り始めていた
その語りを男を囲むように、聞いているのは5人
近くにある旅館の女将
旅館の料理長
同じく旅館に宿泊していたカップル2人
この町の駐在さん
5人全員が目を丸くして、驚いている
「皆様には秘密にしていましたが、私は探偵だったのです…」
男は語りを続ける
「今朝、この崖から男性が突き落とされ、殺害されました」
話を聞いている5人はお互いを見合うように首を回す
「実はこの事件はまだ世間に知られてはいません…」
「なので、あくまで私が犯人を言い当てたところで警察に捕まるわけではありません…があえて…」
ちょっと待ってくれ!
駐在さんが叫び始める
ちょっと待ってくれ…俺たちは何を聞いているんだ…
探偵は構わず語り続ける
「そうですね…ではすぐにでもお伝えしましょう」
探偵は5人全員を見渡しながら
「殺害した犯人は………あなた達5人だぁ!」
5人は何も言わずに立ち尽くしていた
「そうです…もう逃れることはできません、証拠はあります…」
「証拠はそう…今朝、殺された男、私が語っているからです…」
沈黙がしばらく続いた後
探偵は不適な笑みを浮かべたと思いきや、その崖から居なくなっていた
『ニュース速報です』
『今朝、◎県の崖下にある海から5人の遺体が発見されました…死亡推定時間は昨夜7時頃と見られています。』
『また、その遺体のそばにはもう1人の…』
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