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ちゃぼ茶のショートショート 「ストーカー」
しおりを挟む私はストーカーにあっている。
今回だけではない。今回で5回目だ。
しかし、これまで相談した4回とも警察は対応してくれない。
それは証拠がないからだ。
もちろん私はストーカーにあってると…思う。
家に帰ってきた時や寝てる時、何かを感じるのだ。
何かが盗まれることも、荒らされてもいない。
なので警察は4回とも対応してくれなかった。
最初の1回は話を聞いてくれたものの、2回目以降は話を聞いてくれる警察官もどこかめんどくさそうなのだ。
しかし今回は違う。
まじめに丁寧に話を聞いてくれるのだ。
5回目にしてやっといい警察官に出会えた。
話をする中で昨日にも感じた異変について聞かれた。
「では、昨日1日の生活をできるだけ詳しく教えてください。」
「はい、朝8時に起きて大学へ行き…あ、電車でです。3時まで授業を受け…お昼は学食のカレーを食べました。そのあとはバイトがあったので夜中の9時頃家に帰り…コンビニに寄りながら。夜ご飯はコンビニの弁当を食べて…何弁当だったか忘れちゃったんですけど…」
「のり弁でしたよ。」
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