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花火
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夏休みで学校のないヨータは漫画を読みながらベットでゴロゴロしていた。夏休みが始まってから1週間ぐらいずっとこんな生活を続けている。ぶっちゃけ言って最高だ。朝早く起きなくていいし、課題をやらなくて怒られることもない。そして俺は思った。
「花火がしたい」
夏といえば花火!花火といえば夏!早速友人に電話をしてメンバーを集めることにした。一人目はだいぶデブ気味な丸山、幼馴染の仲田、最後にノッポの金木だ。俺はLINEグループで花火の絵文字を送った。これだけでは意味が伝わらないと思う人が大半だろう。しかし男子校生は魂で繋がっているのでモーマンタイなのである。次々に行けるとの返信があり、集合時間を6時に設定し近くの公園で集まることにした。小規模な花火を想定していたので、住宅街の中にある小さな公園を選択した。俺は足早にドンキホーテに駆け込み花火売り場を物色した。いろいろな花火が陳列されていたが、一際目立つものがあった。中国語で「超爆発」とだけ書いてある打ち上げ花火だ。俺は迷わずそれを手に取り会計を済ませた。時間はすでに6時を回っていたが、みんな大体30分遅れてくるのでこれまたモーマンタイなのだ。案の定6時半に全員集合し、軽くコンビニ飯で食事を済ませてから公園に戻った。先ほど購入した超爆発花火を見せると友人のテンションは最高潮に達した。
「ぽんぽこポーン」
「ぷんぷんぷーん」
などと思い想いにわけのわからないことを叫ぶ俺たちは花火の袋を開けて点火の準備をした。棒の先に火薬がついてるだけのチャチイ花火だったが、俺たちには十分だった。花火というだけでテンション爆上がりなのだから。丸山がそのうちの一本を取り、ペットボトルの先端から花火をセッティングした。割と広めな公演だったので、人気がなくなってから金子が着火することにした。子供や親子連れが帰宅したのを見計らって金子は持っていたライターで花火の導火線に着火した。なぜライターを持っているのかって?かっこいいからだ。タバコも吸わないし何かに使うわけでもないが、火が出るおもちゃに心惹かれない男子高校生はいないのだ。チリチリと音を立てながら導火線の火が火薬に向かって迫っていく。俺たちはドキドキしながらその瞬間をを見届けた。火薬に火が到達すると悲鳴のような音と花火は共に空高く舞い上がった。しかし、おかしい。悲鳴ような音がずっと聞こえるのだ。遠くに見える花火はまだまだ上昇を続け、やがて7階建てのマンション相当に到達していた。これで終わりだと思い、次の花火をセッティングを仲田は始めていた。
「バァァァァアン!」
とてつもない轟音が夜空に響いた。一瞬何のことかわからなかった俺たちはすぐにその音の原因が打ち上げた花火であることを察した。周りは閑静な住宅街、苦情があればすぐに警察が飛んでくるような場所だ。俺たちは焦ってその場を逃げ出した。ある程度走ったところで丸山は焦って俺に確認した
「あの花火どこで買ったんだよ?!」
俺はドンキーホーテの花火売り場で買ったと被せるように言い放った。俺はとんでもない花火を購入していたのだ。よくよく思い出すとおかしな点がたくさんあった。まず病気が全て中国語だったこと。超爆発なんて名のつく花火だ。明らかに日本企業のものではなかった。次に火薬の量だ。あれは明らかにおかしかった。ほっそい棒の先端に爆弾のような火薬が搭載されていた。明らかに日本の火薬の使用基準を超えているものであると確信した。
その後、その花火は呪物として金子家の物置に保管されることになったのだ。
「花火がしたい」
夏といえば花火!花火といえば夏!早速友人に電話をしてメンバーを集めることにした。一人目はだいぶデブ気味な丸山、幼馴染の仲田、最後にノッポの金木だ。俺はLINEグループで花火の絵文字を送った。これだけでは意味が伝わらないと思う人が大半だろう。しかし男子校生は魂で繋がっているのでモーマンタイなのである。次々に行けるとの返信があり、集合時間を6時に設定し近くの公園で集まることにした。小規模な花火を想定していたので、住宅街の中にある小さな公園を選択した。俺は足早にドンキホーテに駆け込み花火売り場を物色した。いろいろな花火が陳列されていたが、一際目立つものがあった。中国語で「超爆発」とだけ書いてある打ち上げ花火だ。俺は迷わずそれを手に取り会計を済ませた。時間はすでに6時を回っていたが、みんな大体30分遅れてくるのでこれまたモーマンタイなのだ。案の定6時半に全員集合し、軽くコンビニ飯で食事を済ませてから公園に戻った。先ほど購入した超爆発花火を見せると友人のテンションは最高潮に達した。
「ぽんぽこポーン」
「ぷんぷんぷーん」
などと思い想いにわけのわからないことを叫ぶ俺たちは花火の袋を開けて点火の準備をした。棒の先に火薬がついてるだけのチャチイ花火だったが、俺たちには十分だった。花火というだけでテンション爆上がりなのだから。丸山がそのうちの一本を取り、ペットボトルの先端から花火をセッティングした。割と広めな公演だったので、人気がなくなってから金子が着火することにした。子供や親子連れが帰宅したのを見計らって金子は持っていたライターで花火の導火線に着火した。なぜライターを持っているのかって?かっこいいからだ。タバコも吸わないし何かに使うわけでもないが、火が出るおもちゃに心惹かれない男子高校生はいないのだ。チリチリと音を立てながら導火線の火が火薬に向かって迫っていく。俺たちはドキドキしながらその瞬間をを見届けた。火薬に火が到達すると悲鳴のような音と花火は共に空高く舞い上がった。しかし、おかしい。悲鳴ような音がずっと聞こえるのだ。遠くに見える花火はまだまだ上昇を続け、やがて7階建てのマンション相当に到達していた。これで終わりだと思い、次の花火をセッティングを仲田は始めていた。
「バァァァァアン!」
とてつもない轟音が夜空に響いた。一瞬何のことかわからなかった俺たちはすぐにその音の原因が打ち上げた花火であることを察した。周りは閑静な住宅街、苦情があればすぐに警察が飛んでくるような場所だ。俺たちは焦ってその場を逃げ出した。ある程度走ったところで丸山は焦って俺に確認した
「あの花火どこで買ったんだよ?!」
俺はドンキーホーテの花火売り場で買ったと被せるように言い放った。俺はとんでもない花火を購入していたのだ。よくよく思い出すとおかしな点がたくさんあった。まず病気が全て中国語だったこと。超爆発なんて名のつく花火だ。明らかに日本企業のものではなかった。次に火薬の量だ。あれは明らかにおかしかった。ほっそい棒の先端に爆弾のような火薬が搭載されていた。明らかに日本の火薬の使用基準を超えているものであると確信した。
その後、その花火は呪物として金子家の物置に保管されることになったのだ。
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