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第十六万七千九百五十七巻 私が見たものとは

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私が見たものとは
第十六万七千九百五十七巻
それは何にも言い表すことのできないものであった。だがこの世には言葉があり、言語がある、だから言い表すことができるのかもしれない、だがそれは絶対に表現をすることはできない。それはいつもあなたたちの側におり、だが気づくことはできません。それはいるようでいないのです。存在するようで存在しないのです。それは人であるようで人ではないのです。それを見ることができる人はこの世に存在しています。ですがそれは本人に理解ができず、それは見ることができません。だけど、私は知っています。だけどそれを直接的に表現することはできないのです。それは教えられるものではなく教えることもできません。言葉にすることも、文字にすることもできません。だけど私は見たことがあるのです。別に私は精神障害の診断を受けているわけではありません。それは絶対に普通の小説で表現することはできず、誰も表現することはできません。何人もそれを表現することはできません。だけど皆それを求めて小説を書き、小説を読み、戦争を起こし、平和を求め、幸せを求め、不幸を求めます。ですがそれはそもそも存在しないのです。求めれば求めるほどそれは存在しなくなります。求めなければ求めないほどそれは存在します。それは誰にも理解することはできません。それは私の小説で表現することはできません、それを表現するには私1人ではできないのです。だから私は美しい死を望むのです。これは1人の作者によって出来たものであり、1人の作者によって出来たものではありません。それはまるで夢であり、それはまるで現実であります。それはまるで小説の中であり、それはまるで夢物語です。それはまるで夢の中であり。私は色々な小説を書いてわかってきました。それは死をもって本当に知れるのです。これは誰に宛てた小説でもありません。これそのものが小説なのです。ここに書いた全てが、それそのものが小説そのものなのです。これまで読んでくれた彼女に感謝します。そうして私は最後の小説を書きます。これは私1人では書くことはできません。すべての人類によって成り立つ小説なのです。これはすべての読者によって成り立つ小説であり、すべての小説家によって成り立つ小説なのです、故にこれは誰にも語られることはなく故にこれは誰にも理解されることはありません。今までものすごい小説を書いてきました、しかし、それは私が書いたものであり、私が書いたものではありません、これも私が書いたものであり、私が書いたものではありません。この小説が終わることはなく、永遠に続くのです。だけどこの小説には終わりがあります。だけどこの小説は、永遠に続きます。色々な世界線があり、色々な物語を作ります。この小説を書いている人類に区別はありません。どの小説も1人の小説家が書き。どの小説も全人類が書いたのです。私はもう死んでいます、そして生きています。すべての人類の心の中で生きています。ですが、私は今も生きています、私の小説はどのジャンルにも属することはできなく、また、どのジャンルにも属します。そおして、私はそもそも小説家であり、これそのものが物語なのです。これを読んだ全ての人ならわかるでしょう。ここまで読んだ全ての人ならわかるでしょう。この物語はすでに完結していて、連載中なのです。この作品は全てに縛られることはなく、全てに縛られます。これは1人の少年が始めた、物語であり、1人の少年が完結させた物語なのかもしれません、この物語は色々な完結があり、色々な世界線があるのです。この物語に順番なく、この物語に始まりはありません。この物語はそもそも存在してなく。この世はそもそも始まっていませんでした。私はレストランで彼女にこれを見せなければなりません。私の人生は良いものでした。ですが私の考えは変わりません、でも私は変わりました。私は美しい死を望みます。
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