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どれくらい眠ったのか、やはりそれはわからなかったけど、目が覚めたので急いで出発の準備を整える。
空腹感は感じていたが、殺してからずっと放置していたのでトロル肉は食べる気にならない。ゲロが側にあったのもあるけど......
血液の残量がリミットいっぱいまで回復しているのを確認し、予備武器として木の棍棒を一つ拾って歩き出す。
「今後の目標......それを考えておいた方が良さそうだね。何も考えていないと今度こそ殺されてしまう......」
一人で進んでいる影響からなのか、普通に暮らしていた頃よりも増えた独り言を呟きながら歩いていく。
「まず考えないといけないのは血液の貯蓄を減らさないように立ち回る事......次に、空間把握のスキルでやれる事を完璧に理解する事かな......後は戦闘関連の技量の上昇に食肉ナイフの扱い方......」
......ブツブツと自問自答しながら進んでいく。しかし次のフロアに辿り着く前にコレといった結論は出ず、タイムアップとなり次のフロアに到着してしまう。
「......うーん、難しい......突き詰めていけば、被弾を極力減らす事、広い視野を持って効率的に敵を倒していく事、体捌きや武器の扱いに慣れる事......結局慣れるしかない......か」
結局の所は戦闘に慣れる事でしか、抱えた問題を解決できないと結論が出てしまった。
自分自身で試行錯誤しながら、最適な動きを見つけていくしかない......と。
――現代日本に於いて武道経験者や格闘技経験者、そういう訓練を受けた者以外では、戦闘という行為自体を未経験のまま生涯を終える者が圧倒的に多い。
ましてや命の懸かった戦闘となると余計に数が減る。
そんな者が大多数を占める中、いきなり暴力がすぐ隣にあるような世界になればどうなるか......
暴力に適応できる者
その場その場で機転を利かせながら、どうにかして生き延びようとする者
恐怖から動けなくなりすぐ死んでしまう者
他者を犠牲にしてでも生き残ろうとする者
他者から奪ったり、騙しながら生きる者
リーダーシップを取って多数の人間を生かそうと奔走する者
甘い汁だけを啜い、吸い尽くすと転々と自身の居場所を変えていく蝙蝠のような者
力ある者に媚び諂い、自身の庇護を求める者
挙げればキリがないが、育った環境や自身の才能、置かれた環境によってどのように適応していくかは千差万別。殆どの人が自らの力では戦おう、立ち向かおうとは思わないはずだ。
ㅤ数は力、個の力は所詮個の力でしかなく、最終的には数の暴力に屈する。カリスマ性を持つ個にぶら下がり、威を借りて威張り散らすだけの寄生が過半数を占めるだろう。
だがそうならない者もいる。世界中の人間の中で一番早く人外の化け物との命の取り合いにその身を投じた人物が、これまでよりも覚悟を持って深く深く戦闘にその身を捧げていく事になる。
これにより、生まれてくる時代を間違え世の中に適合出来ず、生涯お披露目する機会が無かったであろう生命のやり取りへの適性、戦闘への適性が花開いていく事となる......
視界が開けた先に居たモンスターはナイトトロルの群れ、先程戦闘になった三体よりも数が多く、一体だけだが体が大きく引き締まっている個体も見える。
そして、レベルも先程のモノよりも少しだけ上がっていた。
──────────────────────────────
ナイトトロル
レベル:68
──────────────────────────────
──────────────────────────────
ナイトトロル
レベル:69
──────────────────────────────
──────────────────────────────
ナイトトロル
レベル:68
──────────────────────────────
──────────────────────────────
ナイトメアトロル
レベル:75
──────────────────────────────
──────────────────────────────
ナイトトロル
レベル:69
──────────────────────────────
群れの中で一際目立つ存在を確認すれば、やはりその存在感に嘘偽りは無く、なかなか厄介そうな名前をしていた。
「ナイトメアと言うと、悪夢......か。あの消える動きに加えて精神異常系の攻撃を仕掛けてくるのかな......アハハ、もしそうだとしたら凄い厄介だな。眠らせてくるのなら余計に厄介......と言うか死ぬ......
幸い全状態異常耐性がLv3なのが救いだけど、それもどれくらい効果があるのか」
ダメなら死ぬ、でも挑まなければ何れこの階層で餓死に近い状態になって死ぬ。
......アイツらと戦うのなら、油断している今しかない......
安全圏からナイトメアトロルに木の棍棒を全力で投げつけてぶち当てるしかなさそう。
そのままクリーンヒットして倒せれば最良、痛手を与えられれば御の字、避けられたら逃げ出して先程の部屋て牙を研ぐ......
失敗したのなら木の棍棒を拾いに戻ればいいし、失うものはない。気楽に、だけどナイトメアトロルを殺す気でこの策を試そう。
覚悟が決まったので物攻にステを振ると棍棒を手に取り、今出せる全力を以て棍棒を投擲した。
──────────────────────────────
吉持ㅤ匠
Lv:55
HP:100%
MP:100%
物攻:40→44
物防:1
魔攻:10
魔防:1
敏捷:50
幸運:10
残SP:4→0
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残7.0L
不死血鳥
状態異常耐性Lv3
拳闘Lv4
鈍器Lv5
簡易鑑定
空間把握Lv3
■■■■■■
装備:
魔鉄の金砕棒
肉食ナイフ
布のシャツ
丈夫なズボン
再生獣革のブーツ
魔鉱のブレスレット
丈夫なリュック
鱗皮のナイフホルダー
ババァの店の会員証ㅤ残高135
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空腹感は感じていたが、殺してからずっと放置していたのでトロル肉は食べる気にならない。ゲロが側にあったのもあるけど......
血液の残量がリミットいっぱいまで回復しているのを確認し、予備武器として木の棍棒を一つ拾って歩き出す。
「今後の目標......それを考えておいた方が良さそうだね。何も考えていないと今度こそ殺されてしまう......」
一人で進んでいる影響からなのか、普通に暮らしていた頃よりも増えた独り言を呟きながら歩いていく。
「まず考えないといけないのは血液の貯蓄を減らさないように立ち回る事......次に、空間把握のスキルでやれる事を完璧に理解する事かな......後は戦闘関連の技量の上昇に食肉ナイフの扱い方......」
......ブツブツと自問自答しながら進んでいく。しかし次のフロアに辿り着く前にコレといった結論は出ず、タイムアップとなり次のフロアに到着してしまう。
「......うーん、難しい......突き詰めていけば、被弾を極力減らす事、広い視野を持って効率的に敵を倒していく事、体捌きや武器の扱いに慣れる事......結局慣れるしかない......か」
結局の所は戦闘に慣れる事でしか、抱えた問題を解決できないと結論が出てしまった。
自分自身で試行錯誤しながら、最適な動きを見つけていくしかない......と。
――現代日本に於いて武道経験者や格闘技経験者、そういう訓練を受けた者以外では、戦闘という行為自体を未経験のまま生涯を終える者が圧倒的に多い。
ましてや命の懸かった戦闘となると余計に数が減る。
そんな者が大多数を占める中、いきなり暴力がすぐ隣にあるような世界になればどうなるか......
暴力に適応できる者
その場その場で機転を利かせながら、どうにかして生き延びようとする者
恐怖から動けなくなりすぐ死んでしまう者
他者を犠牲にしてでも生き残ろうとする者
他者から奪ったり、騙しながら生きる者
リーダーシップを取って多数の人間を生かそうと奔走する者
甘い汁だけを啜い、吸い尽くすと転々と自身の居場所を変えていく蝙蝠のような者
力ある者に媚び諂い、自身の庇護を求める者
挙げればキリがないが、育った環境や自身の才能、置かれた環境によってどのように適応していくかは千差万別。殆どの人が自らの力では戦おう、立ち向かおうとは思わないはずだ。
ㅤ数は力、個の力は所詮個の力でしかなく、最終的には数の暴力に屈する。カリスマ性を持つ個にぶら下がり、威を借りて威張り散らすだけの寄生が過半数を占めるだろう。
だがそうならない者もいる。世界中の人間の中で一番早く人外の化け物との命の取り合いにその身を投じた人物が、これまでよりも覚悟を持って深く深く戦闘にその身を捧げていく事になる。
これにより、生まれてくる時代を間違え世の中に適合出来ず、生涯お披露目する機会が無かったであろう生命のやり取りへの適性、戦闘への適性が花開いていく事となる......
視界が開けた先に居たモンスターはナイトトロルの群れ、先程戦闘になった三体よりも数が多く、一体だけだが体が大きく引き締まっている個体も見える。
そして、レベルも先程のモノよりも少しだけ上がっていた。
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ナイトトロル
レベル:68
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ナイトトロル
レベル:69
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ナイトトロル
レベル:68
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ナイトメアトロル
レベル:75
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ナイトトロル
レベル:69
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群れの中で一際目立つ存在を確認すれば、やはりその存在感に嘘偽りは無く、なかなか厄介そうな名前をしていた。
「ナイトメアと言うと、悪夢......か。あの消える動きに加えて精神異常系の攻撃を仕掛けてくるのかな......アハハ、もしそうだとしたら凄い厄介だな。眠らせてくるのなら余計に厄介......と言うか死ぬ......
幸い全状態異常耐性がLv3なのが救いだけど、それもどれくらい効果があるのか」
ダメなら死ぬ、でも挑まなければ何れこの階層で餓死に近い状態になって死ぬ。
......アイツらと戦うのなら、油断している今しかない......
安全圏からナイトメアトロルに木の棍棒を全力で投げつけてぶち当てるしかなさそう。
そのままクリーンヒットして倒せれば最良、痛手を与えられれば御の字、避けられたら逃げ出して先程の部屋て牙を研ぐ......
失敗したのなら木の棍棒を拾いに戻ればいいし、失うものはない。気楽に、だけどナイトメアトロルを殺す気でこの策を試そう。
覚悟が決まったので物攻にステを振ると棍棒を手に取り、今出せる全力を以て棍棒を投擲した。
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吉持ㅤ匠
Lv:55
HP:100%
MP:100%
物攻:40→44
物防:1
魔攻:10
魔防:1
敏捷:50
幸運:10
残SP:4→0
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残7.0L
不死血鳥
状態異常耐性Lv3
拳闘Lv4
鈍器Lv5
簡易鑑定
空間把握Lv3
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装備:
魔鉄の金砕棒
肉食ナイフ
布のシャツ
丈夫なズボン
再生獣革のブーツ
魔鉱のブレスレット
丈夫なリュック
鱗皮のナイフホルダー
ババァの店の会員証ㅤ残高135
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