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珠稀ちゃんの苦しみ 担任の罪②
しおりを挟むリョウside
自業自得だよね?打算的な考えじゃ、自分のした事棚に上げて何で俺だけ?とかさ当たり前じゃんしっぺ返しくらうの
けどマナミちゃんの場合違うだろ?
リョウ「怪我した後、担任がハンカチを貸したって事?」
風華「はい。体育の為にグランドで… 可哀想に泣いてたそうなんです。その場では男の子達を注意したのに保健室行った後『ハンカチは洗ってから返します』って言いに行って」
リョウ「良い子だね」
風華「はい。とっても良い子なんです。それなのに…. 愛実ちゃんが出したSOSの手紙を見ても今日の事が起きても…」
涙で続きを話せなくなった、ふうちゃんと珠稀ちゃん
あんな言葉が言えるなんて…
あんな手紙を、傷付いた子に渡せるなんて…
冴多さんの、右隣に座ってる珠稀ちゃんを、冴多さんが後ろから…
風華「お願いします!冴多さん珠ちゃんの後ろは!」
心紀「ゴ、ゴメン…」
珠稀「ち、チガウんで、す、ゴ、ゴメ」
心紀「珠稀ちゃん大丈夫。謝らなくていいよ」
代わりに珠稀ちゃんの頭に右手を乗せポンポンて優しく。その瞬間綺麗な涙を流した珠稀ちゃん。そして、両手で顔を覆って泣いているふうちゃん。俺ホント今は貴女を慰める言葉言える立場でないのが凄く悔しい。きっと貴女を守れる男になるから、もう少し待ってて…
うん。冴多さんなら分かってあげれるね。きっと
珠稀ちゃん大丈夫だよ
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