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わー凄い(スゴい)(しゅごい)!

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風華side

 子供達『わー凄い(スゴい)(しゅごい)!』

 (ホントわー凄い!キラキラした瞳で皆料理を見つめてる。あ!もしかして… ありがとうございます。御厨さん)


珠稀「頑張ったねみんな」

風華「泣いていい?」

珠稀「気持ちは分かるけどやめとこ?」

風華「また騒ぎ大きくなるかな?」


リョウ「萌ちゃん!」

萌「はい…」

リョウ「驚いた?間違ってるって不安だった?ゴメンね?萌ちゃんも左利きだから俺と一緒だね!それでナイフとかフォークの位置が反対なんだ。萌ちゃん泣かないの」

萌「りょく…ひっく。リョウくん。ありがと…」

リョウ「チョー先生も、普段皆が使っているナイフとかフォーク持って来るって仰ったんだけど。俺達からのプレゼントでね用意したんだ。皆!偉いね!金属アレルギーのある那緒ちゃんのために、金属使ってないフォークとか使ったり、アームカバーをつけたり。長袖着てご飯を食べたりしているの先生達が褒めてたよ!本当に良い子達だね!俺、皆と仲良くなれてとっても嬉しいよ!ごめんね?もう少し食べる前に説明するからね。もうちょっと食べるの待てる?」

子供達「まてまーす(しゅ)」


 那緒ちゃんと皆は、今アームカバーをしてるの

 御厨さん達が、食事をテーブルに並べて下さっている間いつものようにアームカバーを付け出して


 那緒ちゃんの荒れやすい口周りや、食事の際に飛ぶ汁などが肌に付いて、痒くなったりする事があるからアームカバーなどで保護しているんだけど。一緒になってカバーをしたり、長袖を着たり、最近暑くなってきたのに…


 本当に優しい子達なの。肌が出ている部分に一生懸命保湿クリーム塗ってあげたり

 甲斐甲斐しいの


 萌ちゃんの利き手の事

 那緒ちゃんのアレルギーの事

 本当御厨さんは凄い人だ…


リョウ「ナイフとフォークは、一番外側から使います」


 皆静かに話を聞いていたんだけど…


リョウ「ヨシ!話長いのやめよ!食べながら説明するね!まず、この野菜の料理は『前菜』と言います」


颯汰.奏汰.知抄.萌.鈴奈.拓「前菜!」

玲.愛実「ゼンサイ!」

健.凛「ぜんさい!」

瑠璃.那緒「じぇんしゃい!」


リョウ「でわ!頂きます!」

子供達.大人達「頂きます!(いただきます!)」


那緒「…」


 (那緒ちゃん…)
*

①倫・時田
奏汰・颯汰

②英士
 鈴奈・知抄

③施設長・玲
 珠稀・愛実

④瑠璃・健
  風華・那緒

⑤リョウ・心紀
  佐藤・丹部

⑥凛・吉川
    拓・萌


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