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また話しよ?と、逃げてごめんね2

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(カチャ)

 ピクッ

英士「アハハ!」


 リビングの扉が開いて、思わずピクッてしちゃった私を山乃さんが笑って

 ムッとして軽く睨むと

英士「ゴメンふうちゃん」

男性「なんだもう仲良くなったのか英士。風華?久し振りだね風華。会いたかった…」

女性「ふうちゃん元気だった?」

 50代前半?の男性に…40代後半?50代前半?

 私の母と同じ位の女性…父の…再婚相手

 山乃さんの正面のソファに腰掛けた人…

 父と私の正面に座った女性(ひと)

仁士(まさし)「良く見つけてくれたね。英士ありがとう」

英士「ある、キッカケでね。倫くんに依頼してさ、やはりそうだった。俺さ自分の事しか考えてなくて。とにかく逃げ出す事しか考えてなくて。ごめんふうちゃん」

仁士「お前は悪くないよ英士。勿論風華も。悪いのは私と亜季恵(あきえ)だ。(風華の母親)風華?私は本当に風華と美樹(みき)と暮らしたかったんだよ?」

 中3の冬、前にいた施設から母の所へ

 けど今の施設に入る方向で話が進んでいた時に父から連絡が来て

 
 ここにお世話になる…?

 イヤだった…

 私は施設に入る選択をしたの。あの時…

 この家じゃなくて…


 もう7年以上前の話だよ?


 今さら…

 本当今さらなのに

 
 何で私呼ばれたの?

 一緒に暮らしたかったって…確かに


仁士『又会えて…一緒に暮らそう風華?』


 言われたけど…

 父の言葉をそのままうのみには出来なくて…

 差し出された手を離した…

 
 けどあの時

 本当に…そう思ってくれてたの?


※仁士(まさし)
美樹(みき)(仁の妻)



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