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父と義母~再会~2

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仁士「前の結婚…再婚する時に他には?」

風華「離婚の後で、男性とお付き合いの為に私を施設に…昨年再会した時、再婚相手(最初の彼と別人)に私を施設に預けたと知られたら『印象が悪いから一緒に暮らそう』って言われました…」

仁士「風華…本当にアイツは…イヤ私のせいだね…御免なさい。一緒に…敦士(あつし)や英士と一緒に私が引き取れば…敦と英士には『山乃家の為に、跡継ぎ候補を二人も産んであげたのだから感謝される事はあっても恨まれる筋合いはないのよ?だから悪く思わないでね?』そう言ったんだよな?」

英士「ふうちゃんには『風華は女の子だからね。ここに居られないの』って。父ちゃん…俺も同じ…7年前『一緒に暮らしたいと思ってるんだ』って言われた時、俺さバカだよね?自分の大学の準備とか引っ越しに気を取られて、13年ぶりに再会した時も、俺がこの家出ても、ふうちゃんが新しくここで暮らすから大丈夫。って勝手に思っちゃって…久しぶりに会って。この7年のふうちゃんの暮らしを知った時、俺死ぬほど後悔した。家にも7年間も帰って来なかったりさ…』

風華「気になさらないで下さい。私が園を選らんだんです。後悔もしてませんから」

 
 そう言うとふうちゃんは美しい…

 でも儚い微笑みを称えてさ…

 
 オイラ達の為だよね?ふうちゃん?

 俺達に罪はないって

 
 そう思えって事でしょ?

 
 
※初の英士side

リョウsideの番ですが、この話の流れでは…と英士sideの目線からにしました

 次の話はリョウsideからの予定です

※敦士(あつし)、英士と風華の兄




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