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悪く無いよ、知抄ちゃんと奏汰くんは… 2
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知抄「いいの。その後、私達みんな結構家に遊びに行ったりしていたの。そこにね、もう一人一番上のお兄さんが居て…」
奏汰「俺と同い年のそいつがさ、弟にあるもの持って来させて…妹にはさ…」
知抄「飼っていた犬の水入れの器に、お塩を入れろって…」
リョウ「塩?なんで?」
知抄「一杯じゃなくて。ほんのー摘まみ…」
奏汰「そこのお母さんさ、俺達『親がいなかったりで注目されたいから、無い事をみんなに言いふらすよう子たちなのよ』って言われたんだ。その事をバラされたから。俺が『相談しよう?って』知抄に…知抄は悪くないんだ!」
知抄「奏汰くんも悪くないよ。私が…そのお家壊しちゃったの。だって…」
リョウ「児童相談所に報告したんだね?」
風華「チョー先生も、思う所あって様子を見てたんですけど、その事で決断されたみたいで『知抄ちゃん、奏汰くんのせいでは無いですよ』と…でもその家の問題が浮き彫りに…旦那さんと不仲で振り向いてもらう為に…子供達に過剰なスキンシップ…旦那さんが家で食事をする時などに、ほんの少しお塩やお砂糖とか、それでも旦那さんも顔色も変えず飲み込むようして全部食べた…と」
知抄「チョー先生が『その子たちは児童施設に入る事に。二人は正しい事をしたんです』って…彼らみなで、治さなければならない病なんです。お父さんは、奥さん、子供たちに目を向けず、お母さんは不安、悲しさから子供たちに…女の子は不安、恐怖からか、知抄ちゃんに向けて同じ事を…犬の水に塩入れたのも真似…一番上のお兄さんは、日頃お父さんがお母さんに対する態度を。弟妹たちに…って」
奏汰「知抄はホントは、ハキハキした女の子だったのに…」
風華「そうだね…」
奏汰「俺と同い年のそいつがさ、弟にあるもの持って来させて…妹にはさ…」
知抄「飼っていた犬の水入れの器に、お塩を入れろって…」
リョウ「塩?なんで?」
知抄「一杯じゃなくて。ほんのー摘まみ…」
奏汰「そこのお母さんさ、俺達『親がいなかったりで注目されたいから、無い事をみんなに言いふらすよう子たちなのよ』って言われたんだ。その事をバラされたから。俺が『相談しよう?って』知抄に…知抄は悪くないんだ!」
知抄「奏汰くんも悪くないよ。私が…そのお家壊しちゃったの。だって…」
リョウ「児童相談所に報告したんだね?」
風華「チョー先生も、思う所あって様子を見てたんですけど、その事で決断されたみたいで『知抄ちゃん、奏汰くんのせいでは無いですよ』と…でもその家の問題が浮き彫りに…旦那さんと不仲で振り向いてもらう為に…子供達に過剰なスキンシップ…旦那さんが家で食事をする時などに、ほんの少しお塩やお砂糖とか、それでも旦那さんも顔色も変えず飲み込むようして全部食べた…と」
知抄「チョー先生が『その子たちは児童施設に入る事に。二人は正しい事をしたんです』って…彼らみなで、治さなければならない病なんです。お父さんは、奥さん、子供たちに目を向けず、お母さんは不安、悲しさから子供たちに…女の子は不安、恐怖からか、知抄ちゃんに向けて同じ事を…犬の水に塩入れたのも真似…一番上のお兄さんは、日頃お父さんがお母さんに対する態度を。弟妹たちに…って」
奏汰「知抄はホントは、ハキハキした女の子だったのに…」
風華「そうだね…」
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