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綺麗なお母様

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  リョウside

 もう!本当…何回!ふうちゃん泣かせたら…余りのバカさ加減に自己嫌悪…

リョウ『…ありえない…』

ふうちゃんが捉えた意味と、違うんだからね?

 ウチの母さんのハッチャケぶりには、時々…親父も、兄貴も、俺も付いていけなくて…ケド母さんの明るさで我が家が救われてたのは…確かで


風華「御厨さん。大丈夫ですよ?私みたいな…」

 
 で、この娘(こ)はなぜにこうも極論に…ずっと『君が大切』って

 伝えてるの全然信じて貰えてないのかな?

 俺の悪い癖。傍観者みたいになってしまうトコ。フォローの言葉言わなきゃいけないのに…


颯汰「せーの!」

颯汰.奏多.拓.玲「ふうちゃんが『この子はダメ』だなんて言われるわけないじゃん?」

鈴奈.知抄.愛実「ふうちゃんなら、リョウくんのマミと仲良しになれるよ!」

健.凛.瑠璃.那緒「ふうーちゃん(ちゃ)。いいこ」


 『ふうちゃんなら大丈夫!』

 俺が言いたかった言葉…

 山乃さんは杏さんに、倫くんは梨佳さんに


英士.倫「リョウ(くん)の、邪魔やダメ出しする他に、ふうちゃんと珠稀ちゃんが落ち込んだ時に全員で励ますのも"総ツッコミ"。今みたいにフォローしてみたり、頭のいい子たちだよ。ホント」

 って

杏、梨佳「皆。良い子ばかりね」

心紀「良い子ばかりだね!明日、心紀くん特製のホットケーキ作ってあげる!」

子供達「ヤッター!」

珠稀「良かったわね!皆!さあ。もう休む支度始めよう!ね?」

子供達「はーい!おやすみなさーい!」


 山乃さん、杏さん、倫くん、梨佳さんが帰って…

 さっきまでの喧騒は何だったの?って位静かで…


 ふうちゃんを談話室に誘ったんだ

 きちんと伝え直すから…


リョウ「ありえないってのは、ウチの母さんの事だよ。もう少ししたら、紹介するから…って言ったのにさ。ふうちゃんの気持ちも考えないでゴメンね?不安だよね?それなのに俺…ふうちゃんなら大丈夫!泣かないでゴメンね…俺を信じてないとか遠慮とかじゃない。不安から出た言葉なんだよね?大丈夫!母さんの暴走は俺が止めるから!」

風華「アハハ!はい、私も御厨さんを信じています!」

 漸く笑ってくれたけど…一つ不満があるとしたら

リョウ「俺の事、ソロソロ名前で呼んでくれません?」

 
 









 


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