Garnet 真恋 〈ホントの恋を掴みたい〉~初恋と宝石~

桜花(sakura)

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名前で呼んで?敬語も無しね?

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  風華side

リョウ『ふうちゃん大好き。愛しています。ふうちゃん、この先の人生俺と… 共に歩んで下さいませんか?』

 女の子にとって、好きな人からこんなに素敵な嬉しい言葉を言われたら


 確かに御厨さんは… そう言って下さったんだよね?現実なのか夢なのか…

 本当なのか嘘なのか…

 御厨さんの瞳を見て、その真摯な瞳に見つめられて

 確かにに伝わって来たのに… 想いが

 なのに半信半疑で、訳分からない感情でグチャグチャで

 けど、私も想いを御厨さんに伝えなくちゃ

風華『はい。宜しくお願いします』

リョウ『ふうちゃん… 俺の事… 名前呼びから始めませんか…?』


 他の人からしたら、何でそんな事が?って思うかもしれないけど、私にとっては… 凄い勇気を出して『宜しくお願いします』って伝えたのに!

風華「名前呼び?」

リョウ「うん!(ニコッ)」

 イヤ… あの… ニコッってされてもですね

風華「だめ… ムリ…」

リョウ「何でよ?」

風華「恥ずかしいです…」

リョウ「恥ずかしいって… 恋人同士だよ?」

風華「恋… 人?」

リョウ「こら!ふうちゃん!もう1つ敬語も無しね?」


 パチっ!

 ウィンク飛ばしながらっ!


風華「な、尚更ムリです!」

リョウ「もう!名字や敬語使ったら… 子供達の前でKissね?」

風華「どういう理屈ですか!?」


 告白… して下さった時は

 御厨さんも緊張している様に見えたのに…

 安心感の中に、少しのドキドキが混じってるけど、心地良かった

 御厨さんの隣… けど急に苦しくなって来ちゃって…


 ドキドキしてるのかなって… 御厨さんも。違ったのかな?そうだよね?

 御厨さんと私じゃ、恋愛の経験値が違い過ぎるもの…

 さっきまで余裕が無いのかな?って思ってたのに… こんな時にからかって…

 あ…!






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