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幼なじみの女の子と、それぞれの想い②

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 風歌「るなちゃん。ゴメンね……」

 るな『ふうちゃん。ゴメンね……』

 お互いにお互いを感じた瞬間、二人の女の子は瞳に涙を浮かべてさ

 俺は貰い泣きそうになったんだ

 二人はお互いに、画面に映る相手に両手を伸ばして 手の平と手の平を合わせると、見つめ合いながらぽろぽろと涙を零して

 久し振りに逢えた喜びを静かに噛みしめあっている。それは、とても綺麗な絵にも見えたんだ

 ゴメンね……

 一人にしてゴメンね……

 守れなくてゴメンね……

 二人の中で、ゴメンね。が他にも幾つかあるんだよね? 

 風歌「るなちゃん逃げないからね」

 るな『私も。逃げないよ。ふうちゃん』

 あの日から時間が少したって、 記憶が戻ってきたのかな? 

 ずっとノートに記してしていた事が、ふうちゃんの心にあって……

 冴多先生初め、 病院の先生方や看護師さんのおかげもあるのだろうけど……

 山乃さんの存在が……

 僅かに残るチクリとした胸の痛み

 けれど……

 涼也「山乃さん。お聞きしたい事があるんです。いつかお願い出来ますか?」








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