上 下
80 / 133

直に逢いたい…話ししたいよ…

しおりを挟む
 涼也side

 涼也の部屋

 月乃『リョウくん、るなとふうちゃんを守ってくれてありがとう……』

 涼也『おばちゃん……泣かないでよ……』

 るなちゃんのママの涙……切なくて……

 何回も何回も

『ありがとう』

 って言ってくれたんだ

 ──
 涼也の家の門の前

 涼也「山乃さん……ふうちゃんと話たいですか? 少しなら……」

 ふうちゃんと離れ難たいんだろうな
 って分かるからお誘いしてみたわけです
 ── 
 -リモート中-

 涼也「るなちゃん……何で隣同士なのにリモートで話てんだろね?」

 るな「リョウくん……仲良くなった山乃さんの為に……優しいね!」

 はい? るなちゃん……又面白い事を……

 るなちゃんと直に逢いたい……話ししたいよ……
 けど…… カーテンで身体を隠して、ふうちゃんと話をしてる山乃さんの気持ちも分かっちゃうからね……

 涼也「まぁね。るなちゃん大丈夫?」

 るな「これからどうなるのか不安なの……お年寄り達がもう苦しむ事が無くなる為には……厳しい処分が必要だって……分かるけど……」

 涼也「うん……るなちゃんの願いを市の職員が自発的に気が付いてお年寄り達への態度を改めてくれていたらね……何回訴えてもダメだったんだもん……」

 るなちゃんが少し涙ぐんでいる……

 俺だって……
 出来る事ならここ迄の事態になる前に
 解決して欲しいって思ってたよ……








しおりを挟む

処理中です...