Ruby キミの涙 ～初恋と宝石～Ⅴ

それぞれの未来②

　涼也「るなちゃんふうちゃん。大丈夫？　もう一つ施設の話するね」

　涙していた、るなちゃんと、ふうちゃんが落ち着いたかな？　ってタイミングで声を掛けると

　瞳を真っ赤にした二人が、前をしっかりと見て

　うん と頷いて

　涼也「市立養護老人ホームがね、民間企業へ業務の譲渡を決めたみたい」

　風歌.るな「お年寄り達はどうなってしまうの？」

　風歌ちゃん、るなちゃんが、いの一番に心配したのはお年寄り達の事で

　涼也「譲渡というか。市の職員が業務に係わる事を辞めて、市から委託された企業が全面的にお年寄りを介護する形にするらしんだ」

　英士「それって。介護サービス会社以外にも手を挙げた企業がいたら……」

　るな「そんな……体制がガラって変わってしまったら……」

　風歌「お年寄り達が混乱しちゃう……」

　可哀想に風歌ちゃんと、るなちゃんが混乱してる

　倫「風歌、るな大丈夫か？　今、施設側と介護サービス会社側で話し合いをしていて。出来れば会社側が施設を継続して引き継いでくれたら……と希望しているらしい」

　出来れば、会社側が引き継いでくれって願ってるよ。それは……

　涼也「俺は、介護者サービス会社が引き継いでくれるって思ってる……だって、お年寄り達が施設の職員には……って。介護サービス会社の職員に見て貰いたいって声が……ゴメン。これは俺の想いであって願望だから。感情的になってゴメンなさい」

　心紀「ミクくん、分かるよ。介護サービス会社が引き継いでくれる様にって。俺も思うもん」

　ミクくんも、ふうちゃんも、るなちゃんも。施設に暮らすお年寄り達に深い愛情で接して、お年寄り達も信頼しているんだもん

　お互いにとって良い方向に迎えば良いな。って思ったんだ

　英士「風歌ちゃん、るなちゃん。大丈夫だよ。オイラも多分に願望が入っちゃってるけど、絶対に介護サービス会社は施設から業務を引き継ぐ。って思うから」

　頼むから……お年寄り達の、風歌ちゃん、るなちゃん、御厨くんの想いを。声を。会社側よ汲み取ってくれ!　って強く願ったんだ

　るな「体調も戻って来たし。10月頃から仕事復帰しようかな？」

　涼也「は？」

　風歌「私も。もう充分休んだし体調も良いし。復帰しようかな」

　英士「は？」

　英士.涼也「ダメだよ!」

　風歌.るな「どうして？」

　どうしてって……さ

　倫「会社側が、今までの治療費含め負担するって言って来たんだ。るな。完璧に治るまでは復帰はさせないよ。風歌もまだ本調子じゃないだろ。もう少し休養しなさい」

　風歌.るな（……）

　英士.涼也「そう!　そうしてよ!　だってさ……」

　心紀「倫さんの親バカな過保護にさ。英ちゃんと、ミクくんの。もうすぐ結婚するんだよ。仕事をさせてあげたいけどさ。出来れば家庭に入ってよ。っていう心の声が聞こえるね。夏輝さん（小声）」

　そう言うと

　夏輝さんは苦笑して

　夏輝「多分。結婚生活が落ち着くまで。子供が生まれたら、手が掛からなくなるまで。って感じて……仕事復帰は延ばされるのかしら……いつ旦那様の許可が降りるのかしらね？」

　ふうちゃんと、るなちゃんの不服顔を見て

　月乃さんと、風音さんも苦笑していた
　──
　しばらく、皆でしんみりとしていたの

　英士「みんなの想い描く未来って何？」

　涼也「皆さん、気分を変えて明るい話題を話し合いましょう？」

　──
　後日

　介護サービス会社が、施設から業務を引き継ぐ事が決定したって連絡があったの

　市の職員で、希望する人は会社側で雇うそう


　私とるなちゃんは

　嬉しくて

　涙して

　喜んだの




　涼也「るなちゃんふうちゃん。大丈夫？　もう一つ施設の話するね」

　涙していた、るなちゃんと、ふうちゃんが落ち着いたかな？　ってタイミングで声を掛けると

　瞳を真っ赤にした二人が、前をしっかりと見て

　うん と頷いて

　涼也「市立養護老人ホームがね、民間企業へ業務の譲渡を決めたみたい」

　風歌.るな「お年寄り達はどうなってしまうの？」

　風歌ちゃん、るなちゃんが、いの一番に心配したのはお年寄り達の事で

　涼也「譲渡というか。市の職員が業務に係わる事を辞めて、市から委託された企業が全面的にお年寄りを介護する形にするらしんだ」

　英士「それって。介護サービス会社以外にも手を挙げた企業がいたら……」

　るな「そんな……体制がガラって変わってしまったら……」

　風歌「お年寄り達が混乱しちゃう……」

　可哀想に風歌ちゃんと、るなちゃんが混乱してる

　倫「風歌、るな大丈夫か？　今、施設側と介護サービス会社側で話し合いをしていて。出来れば会社側が施設を継続して引き継いでくれたら……と希望しているらしい」

　出来れば、会社側が引き継いでくれって願ってるよ。それは……

　涼也「俺は、介護者サービス会社が引き継いでくれるって思ってる……だって、お年寄り達が施設の職員には……って。介護サービス会社の職員に見て貰いたいって声が……ゴメン。これは俺の想いであって願望だから。感情的になってゴメンなさい」

　心紀「ミクくん、分かるよ。介護サービス会社が引き継いでくれる様にって。俺も思うもん」

　ミクくんも、ふうちゃんも、るなちゃんも。施設に暮らすお年寄り達に深い愛情で接して、お年寄り達も信頼しているんだもん

　お互いにとって良い方向に迎えば良いな。って思ったんだ

　英士「風歌ちゃん、るなちゃん。大丈夫だよ。オイラも多分に願望が入っちゃってるけど、絶対に介護サービス会社は施設から業務を引き継ぐ。って思うから」

　頼むから……お年寄り達の、風歌ちゃん、るなちゃん、御厨くんの想いを。声を。会社側よ汲み取ってくれ!　って強く願ったんだ

　るな「体調も戻って来たし。10月頃から仕事復帰しようかな？」

　涼也「は？」

　風歌「私も。もう充分休んだし体調も良いし。復帰しようかな」

　英士「は？」

　英士.涼也「ダメだよ!」

　風歌.るな「どうして？」

　どうしてって……さ

　倫「会社側が、今までの治療費含め負担するって言って来たんだ。るな。完璧に治るまでは復帰はさせないよ。風歌もまだ本調子じゃないだろ。もう少し休養しなさい」

　風歌.るな（……）

　英士.涼也「そう!　そうしてよ!　だってさ……」

　心紀「倫さんの親バカな過保護にさ。英ちゃんと、ミクくんの。もうすぐ結婚するんだよ。仕事をさせてあげたいけどさ。出来れば家庭に入ってよ。っていう心の声が聞こえるね。夏輝さん（小声）」

　そう言うと

　夏輝さんは苦笑して

　夏輝「多分。結婚生活が落ち着くまで。子供が生まれたら、手が掛からなくなるまで。って感じて……仕事復帰は延ばされるのかしら……いつ旦那様の許可が降りるのかしらね？」

　ふうちゃんと、るなちゃんの不服顔を見て

　月乃さんと、風音さんも苦笑していた
　──
　しばらく、皆でしんみりとしていたの

　英士「みんなの想い描く未来って何？」

　涼也「皆さん、気分を変えて明るい話題を話し合いましょう？」

　──
　後日

　介護サービス会社が、施設から業務を引き継ぐ事が決定したって連絡があったの

　市の職員で、希望する人は会社側で雇うそう


　私とるなちゃんは

　嬉しくて

　涙して

　喜んだの