男恥話(短編集)

ザボン

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第15話★極秘任務

極秘任務

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「中隊長を任命する」
本部からの通達が届いた。
異例のことだ。
上官も聞いていなかったようだが、大臣の名前で発令されてしまえば逆らえない。
上官達は僕の後任に頭を悩めていた。

東京の本部に全国から選ばれた部隊が集まった。
陸海空から選抜されてできた極秘部隊だ。
統合幕僚長が大隊長を兼任するという、考えられない組織だ。
それだと中隊長の僕が実質トップだ。
大隊長である統合幕僚長から、この部隊の任務について説明があった。
「アメリカ、EU軍が秘密裏に動いている任務に合流する」
「船での出発日時は20日後のヒトロク時マルマル分」
「任務につけば長期間、帰ることは出来なくなる」
「それまでは外部との接触不可、今から本部の施設で過ごすこと」
部隊の顔ぶれを見渡すと男ばかりだ。
(俺が一番年上のようだ)
そして極秘任務が始まった。

昼飯を食っていると、「しかし、集められた隊員の男はイケメンばかりだな、手前みそになるけど」と、どこかで話しているのが聞こえた。
(俺も何となく思っていた。これだけ集まればデブや不細工なやつが一人はいるものだが、、気のせいではないようだ)

我々は秘密裏に動いている任務の内容を明かされずに、毎日注射を射たれた。
説明では「長期間の任務に耐えられる体にするためのホルモン」と説明されている。
筋肉増強剤的なものなのか?
特に体に変化はない。

「宮田中隊長、打ち合わせをしたい。来てくれ」
出発の前日、俺は大隊長に呼ばれた。
緊張して統合幕僚長室に入ると、「宮田中隊長、この重要任務の中隊長に君を選出したのは、これまでの宮田君の活動の成績も去ることながら、君がイケメンなのに独身で付き合っている特定の人物も居ないという事が、求める中隊長の条件に合致したからだ」
俺はその選抜条件の意味が解らなかったが、集められた隊員が全員イケメンだということに、やはり意味があったようだ。
俺は座り直して、任務の説明を聞くことにした。
「実は、日本にも任務の詳細は伝えられていない。ただ、君が率いる中隊は長期にわたり日本を離れ、男だけの生活が余儀なくされる」
統合幕僚長の言わんとすることが、まだわからない。
「第二次世界対戦の時は“慰安婦”という制度を作ったが、このご時世にそんなことは出来ない」
それはそうだ。男女平等の世の中だ。ただ話の繋がりがわからない。
「だから君らは、お互い慰めあって戦意を保たせる必要がある」
統合幕僚長は暫く次の言葉を発しなかった。
俺は(まさか・・・)と少し考え出していた。
「まさか、慰めあうって男同士で、その、、」
俺はあまりにバカげた発言だと思い、途中で言葉を飲み込んだ。
「ようやく意味を理解してくれたね。君は中隊長として、隊員を纏めていく立場だ。よろしく頼む」
俺はどうやって任務を果たすか、頭を抱えてしまった。

翌日、俺が率いる部隊は秘密裏に船で出航した。
この船で隊員に教育をしないといけないのだ。
説明では、男性の性感帯に詳しく医師の資格を持つ先生が教育をしてくれる。
俺の役割は如何に隊員を理解させ、男の体に興味を抱かせるか、だ。
これまで毎日ホルモン注射を打たれていた。
そして、今となり振り替えってみると、浴室で一緒になった部下の股間に興味をもち、お互いバレないように覗き込んでいた。
(一度目が合ってお互い愛想笑いをした事もあった!)
そして、自分のものが勃起しないように制圧するのが大変だった事が思い出される。
(男の体、悪くないかも)
少しだけ考え始めた。

乗船した運搬船は改造されており、俺の部隊は他の乗員とエリアが別れていて、顔を会わせないようになっていた。
乗り込むときも誰とも会わなかった。
そして、一緒に乗り込んだ先生は、見たところかなりのイケメンだ。
「中隊長の宮田です。よろしくお願いいたします」と挨拶すると、「やだーっ、カッコイー、あたしのタ・イ・プ」
と腕を絡ませながら言われた。

俺は小隊長の二人を呼んだ。
それぞれ14人づつで隊を編成している。
「これから、任務を命ずる」
二人は険しい表情で姿勢を正した。
赤村は沖縄出身と聞いている。
少し濃い顔のイケメンだ。
キチッと剃っているが、髭も濃そうだ。
もう一人の青山は、今時のイケメンだ。
赤村の方は抱くより抱かれたいタイプだが、青山は自分の思い通りに色々な事に従わせ恥ずかしがらせたい。
(俺、何考えてるんだ)
こんなことが頭の中をよぎる自分に少し呆れたが、今回の任務的には必要な思想だ。
難しい。
そして俺は囁くように命じた。
「お前ら、パンツをおろしてペニスを見せろ」
二人は呆気に取られて二人で顔を見合わせている。
当然のことだ。
「上官の命令が聞けないのかっ」
と、怒鳴ると「はいっ」と大きな声で返事をして、パンツを下ろしてペニスを出した。
二人のペニスは入浴の時に見ている。
赤村の方はズル剥けデカ目で剛毛だ。
色も全体的に黒くて使い込んでいる?ように見える。
一方青山の方は可愛らしいチンコだ。
毛も薄い。
平常時の今は皮が完全に被っている。
「よし、そのまま勃起させろ」
と命じながら俺もパンツを下ろした。
俺のは二人のペニスをみて勃起状態だ。
勃起したペニスを二人に見られるのは恥ずかしい。
しかし、その恥ずかしい行為を俺は部下に命じてるのだ。
恥ずかしくても上官である私が自ら二人に晒すことが必要だ。
二人は驚いていたが、明らかに俺の勃起ぺニスに何かを感じ、ペニスがピクピク動きながら膨張を始めている。
やはり二人にもホルモン注射は作用があったようだ。
俺はそれを見せつけて二人の行動を待った。
まず反応をしたのは青山だ。
俺のペニスから視線は外さず、自分のぺニスに手が動いた。
もう勃起していると言ってもおかしくないくらいに、巨大化している。
そのペニスは自然と半分まで剥けで鬼頭が顔を出したが、手をあてがい、やっとピンク色よ鬼頭の全容が現れた。
赤村の方はズル剥けペニスが半勃起のようだが、鬼頭の先がキラキラとしている。
先走ってるのだ。
(二人とも俺のペニスを欲してるな)
俺はそう確信して自分のペニスを擦り出した。
二人は俺のぺニスに釘付けだ。
「ほら、自分らもぺニス擦りたいんだろ、遠慮するな。俺に続けっ」
青山は俺を真似て自分のペニスを擦り出したが赤村はまだ吹っ切れてない。
俺は冷静に「命令だ、自分のペニスをシゴけ」と言った。

3人でお互いのペニスを見ながら各々シコっている。
「青山、お前は俺のペニスをシゴけ」と命令すると、素直にしたがった。
その様子を見ている赤村にも青山のペニスをシゴく事を命じた。
そして俺はやっと赤村のぺニスに手を伸ばすことができた。
赤村のペニスを握ると、今まで握ってシゴいていた自分のペニスと比べかなり太い。俺は少し落ち込みながら、そのペニスを力を込めてしごきあげる。
力を入れると赤村の手にも力がはいり、青山が握っている俺のペニスも力強く擦られる。
その法則をみんなで理解して、握るちからに抑揚をつけてシゴきあげていった。
このまま射精まで到達したかった。
しかし、俺は任務遂行の為に自分の決めた計画を狂わすことはできない。
握っていた赤村のペニスを離して、口に含んだ。
二人とも少し躊躇したが、俺に続きシャブリだした。
赤村のペニスは 全部を口に入れると、その大きさは喉まで達して嗚咽する。
なので鬼頭のみをしゃぶりあげるが、赤村が腰を振り俺の口腔の奥の方まで押込み、また嗚咽する。
これの繰り返しだ。
青山も赤村も口がデカいのかしゃぶっているペニスが小さいのか、あえて考えないがチュバチュバと平穏にシャブリあげている。
最初に青山が俺のペニスから口を離し「中隊長殿、自分はもうダメです。イかせていただきます」
と言い、その後俺のぺニスをくわえ直したが、俺が許可を出す前に赤村の口内で射精をしたようだ。

赤村の顔の動きが止り、その後ユックリと口から精液を垂らした。
俺はそのエロい様子をみて、「俺もイク」そう言って青山の口内へ射精をした。
その時は青山の頭を押さえつけ、口を離さないようにして「飲み込め」と命じていた。
飲み込む様子を確認しつつ、俺は赤村のぺニスに集中した。
上官として、あまりに手こずってしまうと示しがつかない。
しかし、なかなかイきそうでイかない。
こういう緊急事態に対して、俺は次の手を考えていた。中隊長として、当たり前のことだ。
口から赤村の勃起ペニスを吐き出し赤村を仰向けに寝させ、俺の唾液でニュルニュルになっているそのペニスを跨ぎ入れた。
俺は万が一を考え、自分のアナルを綺麗に洗浄して解しておいたのだ。更に部隊へ支給された(まだ隊員には配ってないが)ラブオイルをタップリとアナルに仕込んでおいた。
明らかに赤村の喘ぎかたが変わった。
「ん、んーっ、ちゅ、ちゅうたいちょー、イく、イかせていただきます、はぁーーっ」
俺は全体重をかけて赤村の股間の上に座りこんだ。
俺のアナルの奥の方で“ドクッドクッ”と脈を打つのを感じた。

ここからは、自分の部下をまとめるのは小隊長の仕事だ。
赤村と青山は相談しながら自分の部隊をキッチリと指導していた。
全員が同じ方向を向いて、日本国のために自分のするべき事と受け入れた。
俺の前には28本の勃起したペニスが並んでいる。眼下にそびえ勃つ自分のペニスを入れれば29本だ。どれも甲乙つけがたいエロさだ。
ようやく専門的な教育へと段階を進められた。
「先生、お願いします」
今までは自分の欲求のままに相手の体を扱っていたが、医学的にどうすれば相手がより快楽を得られるか、を学んでいくのだ。
「前立腺はここら辺にあるので、それを意識して鬼頭を擦り付けてねぇ、んふっ」
「男の嗜好はSかMか可愛がりたいか甘えたいか、それを見極めるのよ。あたしは断然、締め上げてほしいっ」
「Mだった場合は、例えば尿道責めとか、、あっ、やだー、私の嗜好がバレちゃった」
先生は見るだけならイケメンで是非お相手をお願いしたいが、仕草と言葉遣いがおネエで対象とはならない。
先生以外、俺の部下達はイケメンで志しも高く全員が対象だ。
常にペニスを勃起させ、挿し挿される関係へとなっていった。
これで女がいなくても戦意消失などという事態にはならない。
全員が自分の快楽よりも相手が戦意消失にならないように最高の癒しを与えるべく腰を振っている。
今も4月に高校を卒業し入隊した最年少の隊員にケツを掘られている。
俺の気持ちよいところを気遣って責めてくる。俺も後で彼の気持ちよいところをシャブリあげてやろう。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

いよいよ米軍とEU連合軍のいる大陸に上陸の時が来た。
船を降りるのだ。
(間に合った)
それが俺の感想だ。
一人で安堵していると先生が来て、俺の前で敬礼をしながら言った。
「自分は府南浜駐屯地医官の泉2尉であります。
皆様の結束を邪魔してはいけないと思い、あんな態度を取っておりました。
自分は・・自分は、日本国のために、任務を遂行しました」
その姿は凛々しかった。
(カマじゃなかったんだ!1度くらいお相手をおねがいすればよかった)と後悔した。
その後俺たちは上陸し米軍と合流した。
俺たちの歓迎式で挨拶した米軍の中隊長は、日本人への礼儀だと思ったのか、紙を見ながらカタコトの日本語で俺たちに歓迎の挨拶を述べた。

「オマチシテオリマシタ、イアンフ“ダイリ”ノ、ミナサン・・・」

その後俺たちは屈強な米海兵隊に犯し回された。

END
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