男恥話(短編集)

ザボン

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第27話★きれいなクラスメイト

きれいなクラスメイト

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高3になり、クラス替えがあった。
目白台大学付属高校は、それほど人数がいないので大体顔はわかる。
しかし、高3で転校してきた奴がいた。
やけに色白で、“しなやか”という表現が良いのか、美しいやつだ。
当然、男子校なので男だ。
目がキリリとしていて、仕草もしなやかで、でも女々しい訳ではない。
(こいつが女だったら)
とクラスの半分は思ったと思う。
俺もその一人だ。
(俺のものにしたい。俺に服従させたい)
素直な気持ちだ。
それほど転校生の桜山日向は美しかった。

たまたま席が俺の隣になり、「どこから来たの?」とクラスで最初に声を掛けた。
日向は「横浜の金沢区」と答えた。
俺はそんな答えは期待していなかった。
「妖精の世界だよ」と答えてくれた方がよっぽど納得がいった。
「そうなんだ、浜っこなんだね」と言うと、嬉しそうに微笑んだ。
(これ以上ダメだ。目を会わせてられない)
勃起した股間を隠しながら、慌ててスマホに目を向けた。
そしてゆっくりと周りを見回すと、野獣の目をした男どもが眼球を見開きながら日向を見つめていた。
(守らないと、、日向をこの獣たちから守らないと!)
俺は心に誓った。
チャイムがなると慌てて「来て」と手を引いて席を離れた。
ほかの男どもはが日向の席に群がるのは目に見えていた。
「えっ、日向ちゃんどこ行くの?」
「桜山、ちょっと話しようぜ」
かけられる声を無視して、僕は手を引き廊下に出ていった。
「ちょっと、痛い」
日向はか細く俺に訴えた。
「あっ、ごめん」と言いながら「春田廉です」と自己紹介をした。
日向は少しあきれた顔をして「僕、桜山日向、よろしくな」と言った。
(ド ストライクだ)
俺は桜山日向に、惚れた。

周りは獣ばかりだ。しかも日向は平気でその獣のグループの輪に飛び込んでいく。俺はヒヤヒヤしながら見守り、一人になると「大丈夫だったか?なにも嫌なことされてないか?」と気を使う。
獣たちは日向に対して馴れ馴れしい。
それに対して日向もなにも言わない。
俺だけがソワソワしている。
俺は日向が好きなのか?
もしかして、、、、
俺と同じ目をしている奴が周りを埋め尽くす。
相当な人気だ
男子校なのに、、、
僕はピッタリと守っているつもりだが
いつの間にかどこかのグループに誘われて溶け込んでいることもある。
なるべく俺は日向の近くにいて様子を見ていることにした。
初日の今日、「一緒に帰ろう」と誘い、「先日オープンしたコーヒーショップ寄って帰らない?」と誘ってみたが、「あーゴメン、今日は家の用事があるんだ」と断られ、ガッカリした。
何でこんな時期に転校してかたのか、趣味はなにか、好きなユーチユーバーは?など聞きたいことが山ほどある。
その日は「じゃあ、また明日」と駅で別れた。
翌日も学校では声をかけてくるやつらを牽制し、一緒に帰り、寄り道を誘った。
「えっと、今日も予定があって、ゴメン」
とまた振られた。
二日連続だ。俺が相当落ち込んでいたのがわかってしまったのか「良かったら明日どこかにいかないか?」と日向から誘ってきた。明日は祝日で休みだ。
俺は予定があったが二つ返事でOKと返事をした。
とりあえず駅に10時と約束をしてその日は別れた。
翌日、朝早く目が覚めた。
シャワーを浴びて着ていく服を気にして髪の毛を丁重にセットした。
これまで制服でしか会ってないので、私服のセンスによって俺に対する評価が変わると思った。
どこに行きたいか聞くつもりだが、俺に託されたらどうするか?と考えて昨夜はネットでデートコースを検索しまくった。
駅で待っていると、日向が来た。
色が白く綺麗な顔をしている日向は、少し大人っぽいジヤケットに春らしいパンツで
、その容姿を最大限に引き立てる完璧なファッションだった。
俺は少し見とれて、「待たせたな、スマン。おはよう」と挨拶され我に返った。
俺は予定通り「どこに行くか」と聞いてみた。
すると「大野宮駅の手前にあるスーパー銭湯は?」と言われた。

俺の思考回路がピタッと止まった。
俺が昨夜調べて考えたデートコースにはなかった。
想像しただけで過呼吸になって鼻血が出そうだ。
(スーパー銭湯って裸で入るよな。日向はこんだけ可愛いけど、男湯だよな。
一緒に入っても良いのか?
でも俺から誘った訳でもないし、、)
考えていると
「あっ、他の所でもよいけど、春田は何処に行きたい?」と聞かれた。
俺はブルンブルンと首をふり、「スーパー銭湯で、いい」と言ってから「いや、スーパー銭湯が、いい」と言い直した。

二人でスーパー銭湯にきた。
タオルもレンタルしてロッカールームだ。
俺の中で緊張が走った。
(日向の裸が見られる、勃起せずにいられるのか?)
俺は少し躊躇して服を脱ぎ出した。
日向はなにも気にせず着ている服を脱いでロッカーにしまっていく。
シャツを脱ぐと、俺の目はどうしても日向の体に釘付けだ。ガリガリではないが、細い体だ。
そして、決して濃くはないが、黒いワキ毛が白い肌にくっきりと目立っている。
乳首も綺麗なピンク色で、全体的に色白で綺麗な体が曝された。
「どうしたの?」脱ぐ手を止めて見入っていた俺は声を掛けられ「いや、何でもない」と慌てて自分もシャツを脱いだ。
しかし、しっかりと日向の姿は目で追っている。
脱いだシャツを畳んでロッカーに入れ、いよいよベルトをカチャカチャと外し出した。
俺は自分の動きを止めずに日向に注目をした。
「バサッ」とパンツが下ろされてNIKEのボクサー1枚となった。
脛毛はほぼ無く、綺麗な足だ。(自然に少しだけ細い毛が生えているので、脱毛ではないようだ)
いよいよボクサーに手をかけたが、俺の方を見て「春田はなかなかワイルドだな」とニコッとしながら言った。
俺は先に全裸となっていた。
日向が丁寧に畳んでロッカーにしまうのに対して、脱いだ服を丸めて放り込んでいたからだ。俺は「あっ」と言いながらタオルで股間を隠した。
いつもはボクサーを脱ぐ前に仮性の皮を剥くのだが、今日は日向の脱衣に見とれていてすっかり忘れていたのだ。
ただ、日向が言った「ワイルド」はその部分の感想ではないことは明確だ。
俺は毛深い。陰毛がヘソの下まで広がっている。太ももから足にかけても黒く太い毛が繋がっていた。
「そんなに恥ずかしがることないじゃん」
股間を慌てて隠した俺にそう言って日向はボクサーを下ろした。
先に俺の体を見て感想を言われたので、俺も堂々と日向の体を、日向の股間を見ることができた。
「日向の体は綺麗だな」
俺は率直に言った。
そして、やはり白い肌に目立つ黒い陰毛がエロかった。
更に、その中心から伸びているペニスは、長い。
“大きい”と言う表現より“長い”と言う方が合っている。そして、先っぽは綺麗に剥けていて、少しだけピンクがかっていた。
日向は「そっか?」と言って、股間を隠すこと無く、最後のボクサーはロッカーに放り込み、「じゃあ行こう」と俺を湯船に誘った。
俺は悶々としていた。
日向と初めて会ったとき「綺麗だ」と思った。それは日向を女性とダブらせて考えてそう言った、と思う。
今、日向の全裸姿を見て、自分と同じ機構であることを目の当たりにしたが、やはり「綺麗だ」と思う。そしてますます日向を好きに、、好きなのか?
性の対象として?
自分の感情がわからなくなった。

翌日学校へ行くと既に日向は来ていて、他のやつらと話していた。
俺も席に鞄をおいて「おはよう」と、その輪に入っていった。皆が俺に適当に挨拶すると話を続けた。一人が「だから俺は昨日、日向の全裸を妄想してオナッたんだ」と言うと皆が爆笑し、日向も笑いながら「俺ちゃんとチンコついてるから」と言ってから「なぁ」と俺の方を見て同意を求められた。
話の全容が見えないが、「ああ」と相づちを打った。
「えっ、廉は日向の裸見たのかよ。いーなー」と周りから妬まれた。
すると日向が「俺の昨日のオカズは、、」とエロサイトの話になり、その情報交換で盛り上がっていた。
男子校なのでいつものことだ。
俺もよくそんな話をクラスでしていた。
しかし、日向の前で、しかも日向が自らそんな話をしているのがショックだった。
そして、日向とそんなエロい話ができるそいつらが少し羨ましかった。
日向がオカズに使っていると言うエロサイトが頭から離れずに、その日の夜はそのサイトを見ながら日向のことを思って抜いた。

翌日も日向と二人で帰った。その時におもいきってエロネタを俺から話した。
「昨日は日向のおすすめのサイト見ながら抜いたよ」と言うと日向はケラケラと笑いながら「廉のお薦めのサイトも教えてよ」と言われた。
昨日までは“春田”と呼ばれていたが“廉”と呼び方を変えたようだ。
俺はクラスでは“廉”と呼ばれているので、その方が普通なのだが、ふたりの距離が縮まったようで嬉しかった。
俺は夢中でエロサイトについて語り出した。
すると「あははは、廉、ここでそんな大きな声で話す内容じゃないよ!」
つい、夢中になって、ここが教室ではなく街中だと言うことを忘れてしまっていた。
「そうだ、今日は僕んち来ない?両親まだ帰らないから話の続きできるよ」
と、夢のような誘いをしてくれた。
俺は興奮しながら何度もうなずいて「行く、行く」と答えた。

日向の家はマンションだった。
兄弟はいなく、両親と三人暮らしと聞いた。玄関に家族三人の写真が飾ってあり、日向の綺麗な顔立ちは母親譲りか、と納得した。
日向は自分の部屋に案内してくれてパソコンを見ながら自分の好みのエロサイトについて教えてくれた。俺は自分のことも話ながら「ここでそのサイト見ながらいつもオナってんのか?」と聞いてみた。
男同士の他愛もない会話だが、俺はドキドキした。
「そうだよ、ここでこうやって」
日向はクッションに座って股間を広げてぺニスを擦るふりをした。
俺は興奮した。
そして、「なんかエロサイトの情報交換してたら、興奮して勃っちまったよ」と自分の股間を少し揉みながら笑った。
俺はそのしぐさにも興奮して「俺も勃起した。ここで出してもいいか?」と冗談を言うと、「えっ」と反応されたが、「一緒に出しちゃおうか」ととんでもない返事が返ってきた。
そして、「ほら僕もうこんな」と言って「ペロッ」とぺニスを出した。
日向のペニスはフル勃起とまではいかないが前見た時よりも更に長くなっている。
俺は頭が「カーッ」となり、無意識に日向のぺニスにしゃぶりついていた。
「えっ、えっ、ちょっと待って、あん」
すごい力で抵抗されたがそれを上回る力で押さえつけ、ぺニスをしゃぶった。
(こんなことをしてせっかく仲良くなったのに嫌われるかもしれない)と言うことを考える余裕はなかった。
しかし、夢中でぺニスをしゃぶっていると、徐々に抵抗する力が緩んで「ん、ん、あんっ」と喘ぎだした。
そして夢中でしゃぶりついている俺に「僕ばかりだと恥ずかしいから、廉も脱いでよ」と言われた。
俺はしゃぶり続けながら履いていた制服のズボンとパンツを一気に下げた。
「廉の勃起ペニスはでかいなぁ」
と言った。
俺は自分のぺニスと日向のぺニスを合わせて両手でシゴキあげた。
「んふっ、んー、き、気持ちいい」
日向の手が俺のぺニスに伸びてきた。
良かった。これでお互い合意の上で、と言える。
ぺニスをシゴキあって悶えあった。
日向も興奮しているようだが、ペニスは半勃起のままだ。
元々それほど固くならない体質なのか?
気持ちよいことは間違えなかった。
その証拠に尿道からは、ジワジワと透明な粘液が溢れてきた。
俺は躊躇無くそれを舐めた。
粘液は止めどなく涌き出てくる。
それをペチャペチャ、ジュルジュルと舐めまくった。

だんだんと頭の中がポワーッとなってきて体が動かなくなってきた。
全身が気持ちいい。
「廉、僕の粘液をたっぷり吸収したようだね。いい気持ちだろ」と耳のそばで囁いた。そして、「もっと気持ちよくしてあげるからね」そう言うと、僕を寝かして勃起したぺニスをふた擦りして、ゆっくりと俺のアナルを覗きこんだ。
「廉はここも毛がたくさん生えていて男らしい。雄っぽいアナルだね」
と言うと、ピンク色の蛇が俺のアナルに向かってきた。
その蛇はよく見ると日向の股間に引っ付いている。
日向のぺニスだと、ようやくわかった。
その日向のぺニスがニョロニョロと俺の太ももからアナルの中に入っていった。
「んーっ、ハァハァ、あーっ」
俺は初めて感じる性感帯に喘ぎまくっていた。俺のアナルの中で日向のぺニスが暴れまわっている。
相変わらず体は動かない。
唯一動くのは目玉だけだ。
俺のぺニスを見下ろすと、いつの間にかザーメンを出しきっていた。
そして視線を上げると、日向の白い頬がうっすらと赤みを帯びて「あぁーっ、イッ、イク」と喘いでから、大きく息を吐いた。その間、俺のアナルの奥の方では日向のぺニスがプルプルと震えていた。
そして俺は眠りについた。

「廉、廉」名前を呼ばれ目を覚ますと、日向がいた。
周りを見ると遊びにきた日向の部屋だ。
俺は「ハッ」として自分の下半身をみるとちゃんと制服のズボンを履いていた。
「あれ、俺、寝ちまったか?」と言うと「そうだよ。二時間寝てたぞ」と言われ時計をみると夜の七時だった。
どこまでが現実でどこまでが夢だったのか、よくわからなくなった。
「ゴメン、ご両親も帰ってくるよな。帰るよ」と言うと、「もぉ、帰ってきたよ。飯食っていけよ」と誘われた。
前に俺の両親は仕事で遅いから夕飯は惣菜を買って帰って食べてることを話したことがあったからだろう。
「えー、悪いよ」と言いつつ、お言葉に甘えることになった。
日向の部屋を出るとお父さんがいた。日向から「進さん」と紹介されたので挨拶をした。
(親のことを名前で呼んでるのか)
と思った。
「転校してきた日向と友達になってくれてありがとう」とお礼を言われた。
すると奥のキッチンからお母さんが出てきた。写真で見るよりかなり大柄な人だ。
「えーっと、廉くんだったね。遠慮無く食べていきなさい」
すごい綺麗な人だが、声は太く、よく見ると髭を剃った跡がある。日向からは「春斗さん」と紹介された。
俺が呆気に取られていると、「うちは両方お父さんなんだ」と日向が何事もなく言った。
「あ、あぁ、そうなんだ」
あまりに驚き、やっとそれだけを言った。
(複雑な環境なんだな、日向はゲイのカップルに育てられたと言うことか)
と思い
「春斗さんが日向とそっくりなので本当の親子かと思いました」と言った。
二人はニコニコしながら「私たち3人は本当の親子だよ」と言われ
(まずい、変なこと言っちゃった)
と、焦っていると、春斗さんが俺の腹をさすりながら、「廉くん、私たちの孫をよろしくな」と言い、進さんも「まぁ、男が子供を腹の中で育てるのは元々その臓器が無いから大変だが頑張ってくれな。私も日向が腹にいるときは大変だったよ」
と言われた。
すると日向が「もぉ、まだ廉には話してなかったのに」と両親に文句を言ってから「廉、そう言うことだから。俺の子、産んでくれな。人間よりも成長が早いから、一月位で生まれるはずだ」
俺はお腹の奥の方でなにか生命体が動いたことに気がついた。

END
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