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第一章◆二人の客
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春田さんはドアに手を伸ばしてロックがかかっていることを確かめ、キョロキョロしてどこからも覗かれてない事を確認して、モゾモゾとパンツに手をかけた。
(この可愛い顔をした春田さんはどんなイチモツを見せてくれるのだろう)
4分割画面を解除して、画面一杯に春田さんの姿を映し、ワクワクしながらその時を待った。
“ピンポーン”
「いらっしゃいませ」
(くそっ、せっかく良いところなのに)
来店したオジサン客の受付を急いで行い、適当に42号の個室の伝票を渡して春田さんの画面に視線を戻した。
(ウホッ!)
パンツを全部脱ぎ、勃起したペニスを握って、シコシコと手を動かしている。
その勃起は黒々とした陰毛の中心からニョキっと生えており、その後ろにはダランとした金玉も見えた。
勃起ペニス自体はそれほど大きくはなく、右手で握ると亀頭の先だけが手からはみ出しているような感じだ。
しかしマウスの操作などでたまに手を離すと、白く綺麗なペニスが確認できた。
広角レンズに替えたときカメラも高性能な物にしたので、モニターの明かりで十分鮮明な姿を映し出してくれている。
僕は手元のスイッチで、隣のモニターに今春田さんが見ているサイトも表示させた。
若い女性が股を開くと、顔を近づけて食い入るように凝視し、自然とペニスを擦る手も早くなっていた。
(若い男の子らしいオナニーだ)
素直なオナニーに対して、僕は春田さんに好感を持った。
たまに服の下に手を突っ込んでいるのは乳首を刺激してるのだろう。
「んん、んー、ああん」
と小さな声で喘ぎ声が聞こえる。
ネカフェは静かなので小さな声でもよく響くが、周りもイヤホンをしてサイトの音を聞いているので、あまり気にしなくても大丈夫なのだ。
一段と手の動きが速くなり、最後
「ん、んん、んーっ」
と、喘いで春田さんの亀頭の先から白濁粘液が飛び出した。
(おおー、スッゲー飛んだ)
ザーメンは広角レンズの画角の外まで飛んだようだ。
春田さんは少しボッとしていたが、満足気な顔をしてティッシュでチンコを拭いて、そのティッシュで飛び散ったザーメンも拭き取っていた。
そしてパンツを履き、別の(アダルトでない)サイトの検索を始めたため、
「さて、武蔵さんはどうかな?」
4分割に戻して61号と64号の2部屋の監視を再開した。
この駅前のネカフェには、毎日少なくとも1人はイケメンが来て、僕の特別室をご利用いただく。
そして大体2人に1人はオナニーを僕に披露してくれる。
録画したオナニー動画は個人情報と紐付けて保管してある。もう動画はゆうに300は超えているだろう。
これが僕の趣味で、このバイトを辞められない理由なのだ。
武蔵さんは相変わらずバイクのサイトを表示しているが、寝転がって自分のスマホを見ている。
フリーWiFiを飛ばしているので、それに接続されていれば、どんなサイトを見ているかは分かる。
そしてそのフリーWiFiは、特別室専用だ。
この4部屋は他の部屋と少し離れていて、場所も少し奥まった目立たないところにあるため、ここのエリアだけの専用のWiFiとなっている。
しかし武蔵さんはフリーWiFiに接続していない。
(どうなんだ、今日はオナらないのか?いや、あのくらいの年頃なら毎晩オナるだろ)
自分の経験を元に予測し、僕は少しイライラし始めた。
しばらくそんな状態が続いたが、武蔵さんはガバッと起き上がりパソコンを操作し始めた。
4分割なので検索している文字までは小さくて見えない。
そして武蔵さんの目的のサイトが表示された。
「あっ!」
それは僕がいつも見慣れた“ゲイサイト”だった。
武蔵さんは目をギラつかせ興奮しながらエログッズを見たり出会い系サイトを見たりしている。
一通り見終えると、投稿サイトで画像をみて、たまに股間に手を当てている。
暫くすると動画サイトへ移動して、気に入った動画を探している。
(いよいよだな)
選んだ動画は男物のSMだ。
春田さんと同じようにドアに手を伸ばしてロックを確認している。
(そんなこと、無駄なのに)
と、思いながら彼の行動を眺めていた。
そして、やはり周りをキョロキョロと気にしながら、スラックスのベルトに手をかけてカチャカチャと外し、下着も一緒に一気に脱ぎ捨てた。
「おおーっ、すげー」
勃起したペニスも見事だが、黒々とした陰毛がヘソまで繋がっている。
そして、武蔵さんはかなり大胆だ。ワイシャツも脱ぎ捨ててアンダーシャツを捲り上げ、ペニスと乳首を同時に刺激し始めた。
(どっちだ?)
僕はまだ見極められていない。
武蔵さんの性的嗜好が、SなのかMなのか。
動画ではM役の若い男の子がアナルにディルトをグリグリと押し込まれ、痛さで泣き叫んでいる。
その場面でモニタに顔を近づけ、興奮しながら凝視し、乳首を責めていた左手は自分のケツをまさぐり始めた。
(彼はMだ)
僕は確信した。
武蔵さんはカバンからオイルを取りだして、それを指に取り、自分のアナルに、塗りつけた。
モニタに向けて足を大きく広げているので、アナルまでバッチリと見える。
金玉の裏からアナルの周りまでビッシリと毛が密集しているが、オイルでアナルの周りの毛は湿り、ピンクの蕾も確認できた。
蕾の周りを何度か指でこすりながら、呼吸を整えて一気に中指をその蕾に挿し込んだ。
「ん、んんっ、んーっ」
少し喘ぎ声を出して、ヨガっている。
僕は(そろそろだな)と準備を始めた。
(この可愛い顔をした春田さんはどんなイチモツを見せてくれるのだろう)
4分割画面を解除して、画面一杯に春田さんの姿を映し、ワクワクしながらその時を待った。
“ピンポーン”
「いらっしゃいませ」
(くそっ、せっかく良いところなのに)
来店したオジサン客の受付を急いで行い、適当に42号の個室の伝票を渡して春田さんの画面に視線を戻した。
(ウホッ!)
パンツを全部脱ぎ、勃起したペニスを握って、シコシコと手を動かしている。
その勃起は黒々とした陰毛の中心からニョキっと生えており、その後ろにはダランとした金玉も見えた。
勃起ペニス自体はそれほど大きくはなく、右手で握ると亀頭の先だけが手からはみ出しているような感じだ。
しかしマウスの操作などでたまに手を離すと、白く綺麗なペニスが確認できた。
広角レンズに替えたときカメラも高性能な物にしたので、モニターの明かりで十分鮮明な姿を映し出してくれている。
僕は手元のスイッチで、隣のモニターに今春田さんが見ているサイトも表示させた。
若い女性が股を開くと、顔を近づけて食い入るように凝視し、自然とペニスを擦る手も早くなっていた。
(若い男の子らしいオナニーだ)
素直なオナニーに対して、僕は春田さんに好感を持った。
たまに服の下に手を突っ込んでいるのは乳首を刺激してるのだろう。
「んん、んー、ああん」
と小さな声で喘ぎ声が聞こえる。
ネカフェは静かなので小さな声でもよく響くが、周りもイヤホンをしてサイトの音を聞いているので、あまり気にしなくても大丈夫なのだ。
一段と手の動きが速くなり、最後
「ん、んん、んーっ」
と、喘いで春田さんの亀頭の先から白濁粘液が飛び出した。
(おおー、スッゲー飛んだ)
ザーメンは広角レンズの画角の外まで飛んだようだ。
春田さんは少しボッとしていたが、満足気な顔をしてティッシュでチンコを拭いて、そのティッシュで飛び散ったザーメンも拭き取っていた。
そしてパンツを履き、別の(アダルトでない)サイトの検索を始めたため、
「さて、武蔵さんはどうかな?」
4分割に戻して61号と64号の2部屋の監視を再開した。
この駅前のネカフェには、毎日少なくとも1人はイケメンが来て、僕の特別室をご利用いただく。
そして大体2人に1人はオナニーを僕に披露してくれる。
録画したオナニー動画は個人情報と紐付けて保管してある。もう動画はゆうに300は超えているだろう。
これが僕の趣味で、このバイトを辞められない理由なのだ。
武蔵さんは相変わらずバイクのサイトを表示しているが、寝転がって自分のスマホを見ている。
フリーWiFiを飛ばしているので、それに接続されていれば、どんなサイトを見ているかは分かる。
そしてそのフリーWiFiは、特別室専用だ。
この4部屋は他の部屋と少し離れていて、場所も少し奥まった目立たないところにあるため、ここのエリアだけの専用のWiFiとなっている。
しかし武蔵さんはフリーWiFiに接続していない。
(どうなんだ、今日はオナらないのか?いや、あのくらいの年頃なら毎晩オナるだろ)
自分の経験を元に予測し、僕は少しイライラし始めた。
しばらくそんな状態が続いたが、武蔵さんはガバッと起き上がりパソコンを操作し始めた。
4分割なので検索している文字までは小さくて見えない。
そして武蔵さんの目的のサイトが表示された。
「あっ!」
それは僕がいつも見慣れた“ゲイサイト”だった。
武蔵さんは目をギラつかせ興奮しながらエログッズを見たり出会い系サイトを見たりしている。
一通り見終えると、投稿サイトで画像をみて、たまに股間に手を当てている。
暫くすると動画サイトへ移動して、気に入った動画を探している。
(いよいよだな)
選んだ動画は男物のSMだ。
春田さんと同じようにドアに手を伸ばしてロックを確認している。
(そんなこと、無駄なのに)
と、思いながら彼の行動を眺めていた。
そして、やはり周りをキョロキョロと気にしながら、スラックスのベルトに手をかけてカチャカチャと外し、下着も一緒に一気に脱ぎ捨てた。
「おおーっ、すげー」
勃起したペニスも見事だが、黒々とした陰毛がヘソまで繋がっている。
そして、武蔵さんはかなり大胆だ。ワイシャツも脱ぎ捨ててアンダーシャツを捲り上げ、ペニスと乳首を同時に刺激し始めた。
(どっちだ?)
僕はまだ見極められていない。
武蔵さんの性的嗜好が、SなのかMなのか。
動画ではM役の若い男の子がアナルにディルトをグリグリと押し込まれ、痛さで泣き叫んでいる。
その場面でモニタに顔を近づけ、興奮しながら凝視し、乳首を責めていた左手は自分のケツをまさぐり始めた。
(彼はMだ)
僕は確信した。
武蔵さんはカバンからオイルを取りだして、それを指に取り、自分のアナルに、塗りつけた。
モニタに向けて足を大きく広げているので、アナルまでバッチリと見える。
金玉の裏からアナルの周りまでビッシリと毛が密集しているが、オイルでアナルの周りの毛は湿り、ピンクの蕾も確認できた。
蕾の周りを何度か指でこすりながら、呼吸を整えて一気に中指をその蕾に挿し込んだ。
「ん、んんっ、んーっ」
少し喘ぎ声を出して、ヨガっている。
僕は(そろそろだな)と準備を始めた。
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