若者たち

ザボン

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第二章◆◆◆暖人

第十六話

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マシンは少し改良されていて、0と1の間に0.1づつ目盛がふられている。
本郷さんは前回より手慣れた手つきで伸一の尿道にストロー金具を挿入した。
「最近は装着するときチクチクして痛いんだよな」とブツブツ一人言を言いながら、松茸金具を肛門に挿入した。
「装着位置を指で確認しなくて大丈夫なんですか?」と須藤が聞くと、「こいつの肛門には、あれから毎日装着してるんだ、もうこいつの前立腺の位置は目をつぶっててもわかるよ」と、笑いながら言った。
前回は後ろの方であまり見えなかったと文句を言っていた斉藤は、軽く口を開き、目の前の親友がされる工程を一心不乱にガン見していた。

伸一は中途半端に生えかけている体毛で全裸をさらしていることの恥ずかしさ、悔しさと、これから味わえるあの快楽の喜びから、なんともいえない涙が止めどなく流れている。

「スイッチをいれるぞ、0.5だ」

「あー、あー、いい。」

前回と違い、伸一の顔はうっとりしていた。

「よし、これでしばらく放置だ。」

そういって本郷さんはキッチンでコーヒーを飲みだした。

斉藤はぺニスに突き刺さるストロー金具や、短く生え揃ったな陰毛などを触りながら興味津々の様子だ。

10分ほどたつと、「もうそろそろだな」と言い、本郷さんは試験管をとり出し、伸一の体をゴロンと横たえ、ストロー金具の出口に試験管を被せた。
するとすぐに「はぁぁぁ」とあえぐ声がし「ビュビュビュー」と試験管に精液が噴出された。

すると本郷さんは目盛を0.1
にして試験管に溜まった精子の量を測ってノートに書き込んでいた。伸一がすがるような声で「お願い、もう一回。今度は1で」と甘えるように本郷さんに訴えた。
「何をいってる、1日1回の約束だろ」子供をたしなめるように言った。
「何でもするからお願いだよー、今日は特別」と子供が駄々をこねるように愚図りだした。
試験管の精子の匂いや色など、一通り確認し終えた本郷さんは、中の精液を小さな小瓶に移しかえキャツプをしてラベルをはり、冷蔵庫にしまった。
そしてあいた試験管を再度ストロー金具に差しこみ、ダイヤルをいきなり6にした。
あぁぁぁぁ
叫び声と同時に試験管に精液が再び噴出され、伸一はぐったりした。その時すでにダイヤルは0になっていた。

一連のやり取りを見ていた俺達は呆気に取られ、何も言えなかった。色々聞きたいことがあるのに。

本郷さんは伸一のからだから金具を外しながら、「伸一はこのまま朝まで寝るんで、さすがにまっ裸だと寒いからタオルケットでも掛けてやってくれ」

そういって、自分も隣の部屋で寝始めた。
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