上 下
1 / 67
記憶

過去の記憶

しおりを挟む
『たっくん!この本読んだ?』 この声は…私?
『あっちゃん!ううん。まだ読んでないないよ。』この子は…たっくん?
『じゃあ貸してあげるー!あっちゃんもう読んだから!』
『ありがとー!また明日ねー!』
『…またねー!たっくん!』
次の日
『あっちゃん!読んだよー!』
『たっくん。あっちゃんね、お引越しするの。』
『お引越しー?でもまたすぐ会えるよねー?』
私はこの時会えないと分かってたのに…
『…うん!絶対あえるよー!あっちゃん達の絆は永遠だもんー!』
『そーだよね!じゃあまたすぐにね!』
『うん!』
私は"好き"という言葉を伝えられずにお別れしたんだったけな。
何か初々しいな。
しおりを挟む

処理中です...