26 / 145
魔法使い編
金髪少女
しおりを挟む
2日目のトーナメントが始まった。
ようやっと雪梛と香澄も動き出すようだ。
「多少は強い人が残ってるかしら?」
「まあまだあんまり期待できないね」
2人はゆったりと歩きながら周りを見ている。
「やあー。雪梛と香澄じゃない。昨日はどこい居たのかしら?」
会長が笑いながら話しかけてきた。
「もちろん家の中よ。初日のしょぼい連中と戦いに来たんじゃないわ」
会長は感心しながら頷いた。
「確かにその手があったわねー。まったく気づかなかったわ」
どこまでが本当なんだか
会長はまたねーと言ってどこか別の場所に向かっていった。
「この調子じゃ深雪も戦ってそうね」
「そうだね。まあでもそろそろ先頭も始まりそうじゃない?」
そう言って雪梛は背後から切りかかっていた人間に見切りを使って回避をして腹をぶん殴った。
「ぐはっ」
女は吹っ飛んで気絶してしまった。
「まだこんなのが残ってるのね。なんだか新人戦トーナメントみたいだわ」
「まぁ最終日にはいつものメンツが残るだろうね。新キャラはいつ来るのかな?」
そうして街を適当に歩きながらたまに来る襲撃を軽く流していたら午後になった。
「味気がなさすぎるわね。こんなんじゃし…何かしら?」
「どっちがやる?」
「もちろん私よ」
ふたりは攻撃が来た方向を見て香澄は色付きを発動させた。
「ようお二人さん。初めましての挨拶だよ。まあどうせこの程度じゃ挨拶にならないでしょ?」
「もちろんよ分かっているじゃない。早速やりましょう」
そう言って香澄は抜刀して剣先を地面に向けて構えた。
「へぇ~、魔法使えないんだ。まあ強そうだからいいんだけどね」
金髪の少女は香澄を見据えながら人差し指を向けて立っている。
香澄は事前に集中していたため足の蹴りによる空破斬を発動して狙撃を狙った。
金髪は見えない何かが接近してきて反射的に身を逸らして回避した。
「あら、結構ギリギリじゃない。挨拶代わりだったのだけれども」
「見えないからしょうがないでしょ。まあ試合開始だね」
そう言うと金髪は直径直線状の雷を2,3個ほど生成して自身の周りに配置した。
香澄は見切り不可速度と判断したため無焦点で急接近して斬りかかった。
金髪はまるで光かの速度で香澄と距離をとり雷を1本放ってきた。
ピカ
香澄は立体的視認を擬似発動させて射線を見切り回避した。
「凄いね。まさか肉眼で避けるなんてね。まあどうせ特殊技でしょ」
金髪はカラクリが分からずとも回避技があると断定し単純な攻撃はなしにするようだ。
香澄は早期決着を狙うために不意打ちであるショートマイゾーンの準備をした。
パッ
超速の接近に流石に気づけず金髪は足にもろに貰ってしまった。
「痛った、何その速度は。さすがに早すぎでしょ。今日のところは一旦撤退かな」
そう言って金髪は背中にシールドを出してそこに雷を放ち高速で飛んでいった。
「あ、待ちなさい。雪梛追いかけるわよ」
「さすがに無理でしょ。まぁ最終日にやり合えばいいじゃん」
雪梛の言葉にして香澄色付きを解除した。
「この後はどうしようかしら?また自宅でいいかしら?」
「まあ味気がないけどいいんじゃない?どうせ本番は明日でしょ」
「あんなに伸ばすと言ってたのに大丈夫かしら?」
香澄の言葉を一旦スルーして自宅へと向かった。
「そう簡単に終わらせないわよー」
ちょうど近くにいた会長がやってきたようだ。
「会長じゃん。何やってんの?こんなとこで」
「もちろん暇してただけよ。ところで一戦やらないかしら?」
会長の提案に意外にも雪梛が乗った。
「いいよ。でも銃撃戦ね」
そう言って両者抜銃した。
「どこまでできるのかしらね?最も、私以上だと思うけどね」
「冗談はよしてよね。どうせ同等でしょ」
雪梛は観察眼で見ながら言った。
「そう観察眼があるのか。それじゃあ誤魔化せないね。まあ多分同等だよ」
そう言って会長は無焦点で接近してゼロ距離射撃をしてきた。
雪梛は撃回を使って超速回転蹴りをした。
会長はこないだ習った受け流しを使って、ダメージを減らした後に流体を使って無焦点を使い追撃を放った。
雪梛は衝撃吸収しながらくらい吹っ飛んでいった。
吹っ飛び後着地して保留しておいたパワーを足に移行させて空破斬を放った。
会長は事前に知っていたとはいえ今回は無焦点の威力が乗って前のやつとは比にならなくて計算を誤った。
「速いし威力高くないかしら!?」
珍しく少し焦り気味で後ろ方向に無焦点で移動しながらダメージを減らしたがいかんせん火力が高すぎた。
「本当に貴方強すぎじゃないかしら?流石に引いちゃうわよ」
「香澄も似たようなもんでしょ」
雪梛はそう反論して自宅へと帰って行った。
これよりトーナメント2日目が終わった。
ようやっと雪梛と香澄も動き出すようだ。
「多少は強い人が残ってるかしら?」
「まあまだあんまり期待できないね」
2人はゆったりと歩きながら周りを見ている。
「やあー。雪梛と香澄じゃない。昨日はどこい居たのかしら?」
会長が笑いながら話しかけてきた。
「もちろん家の中よ。初日のしょぼい連中と戦いに来たんじゃないわ」
会長は感心しながら頷いた。
「確かにその手があったわねー。まったく気づかなかったわ」
どこまでが本当なんだか
会長はまたねーと言ってどこか別の場所に向かっていった。
「この調子じゃ深雪も戦ってそうね」
「そうだね。まあでもそろそろ先頭も始まりそうじゃない?」
そう言って雪梛は背後から切りかかっていた人間に見切りを使って回避をして腹をぶん殴った。
「ぐはっ」
女は吹っ飛んで気絶してしまった。
「まだこんなのが残ってるのね。なんだか新人戦トーナメントみたいだわ」
「まぁ最終日にはいつものメンツが残るだろうね。新キャラはいつ来るのかな?」
そうして街を適当に歩きながらたまに来る襲撃を軽く流していたら午後になった。
「味気がなさすぎるわね。こんなんじゃし…何かしら?」
「どっちがやる?」
「もちろん私よ」
ふたりは攻撃が来た方向を見て香澄は色付きを発動させた。
「ようお二人さん。初めましての挨拶だよ。まあどうせこの程度じゃ挨拶にならないでしょ?」
「もちろんよ分かっているじゃない。早速やりましょう」
そう言って香澄は抜刀して剣先を地面に向けて構えた。
「へぇ~、魔法使えないんだ。まあ強そうだからいいんだけどね」
金髪の少女は香澄を見据えながら人差し指を向けて立っている。
香澄は事前に集中していたため足の蹴りによる空破斬を発動して狙撃を狙った。
金髪は見えない何かが接近してきて反射的に身を逸らして回避した。
「あら、結構ギリギリじゃない。挨拶代わりだったのだけれども」
「見えないからしょうがないでしょ。まあ試合開始だね」
そう言うと金髪は直径直線状の雷を2,3個ほど生成して自身の周りに配置した。
香澄は見切り不可速度と判断したため無焦点で急接近して斬りかかった。
金髪はまるで光かの速度で香澄と距離をとり雷を1本放ってきた。
ピカ
香澄は立体的視認を擬似発動させて射線を見切り回避した。
「凄いね。まさか肉眼で避けるなんてね。まあどうせ特殊技でしょ」
金髪はカラクリが分からずとも回避技があると断定し単純な攻撃はなしにするようだ。
香澄は早期決着を狙うために不意打ちであるショートマイゾーンの準備をした。
パッ
超速の接近に流石に気づけず金髪は足にもろに貰ってしまった。
「痛った、何その速度は。さすがに早すぎでしょ。今日のところは一旦撤退かな」
そう言って金髪は背中にシールドを出してそこに雷を放ち高速で飛んでいった。
「あ、待ちなさい。雪梛追いかけるわよ」
「さすがに無理でしょ。まぁ最終日にやり合えばいいじゃん」
雪梛の言葉にして香澄色付きを解除した。
「この後はどうしようかしら?また自宅でいいかしら?」
「まあ味気がないけどいいんじゃない?どうせ本番は明日でしょ」
「あんなに伸ばすと言ってたのに大丈夫かしら?」
香澄の言葉を一旦スルーして自宅へと向かった。
「そう簡単に終わらせないわよー」
ちょうど近くにいた会長がやってきたようだ。
「会長じゃん。何やってんの?こんなとこで」
「もちろん暇してただけよ。ところで一戦やらないかしら?」
会長の提案に意外にも雪梛が乗った。
「いいよ。でも銃撃戦ね」
そう言って両者抜銃した。
「どこまでできるのかしらね?最も、私以上だと思うけどね」
「冗談はよしてよね。どうせ同等でしょ」
雪梛は観察眼で見ながら言った。
「そう観察眼があるのか。それじゃあ誤魔化せないね。まあ多分同等だよ」
そう言って会長は無焦点で接近してゼロ距離射撃をしてきた。
雪梛は撃回を使って超速回転蹴りをした。
会長はこないだ習った受け流しを使って、ダメージを減らした後に流体を使って無焦点を使い追撃を放った。
雪梛は衝撃吸収しながらくらい吹っ飛んでいった。
吹っ飛び後着地して保留しておいたパワーを足に移行させて空破斬を放った。
会長は事前に知っていたとはいえ今回は無焦点の威力が乗って前のやつとは比にならなくて計算を誤った。
「速いし威力高くないかしら!?」
珍しく少し焦り気味で後ろ方向に無焦点で移動しながらダメージを減らしたがいかんせん火力が高すぎた。
「本当に貴方強すぎじゃないかしら?流石に引いちゃうわよ」
「香澄も似たようなもんでしょ」
雪梛はそう反論して自宅へと帰って行った。
これよりトーナメント2日目が終わった。
0
あなたにおすすめの小説
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる