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ある森のはずれ
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ある森のはずれに、1匹のくまが住んでいました。
くまの名前はみらいちゃん。
もうずっと一人で暮らしています。
森の中にはたくさんのお友達が住んでいました。
でも、みらいちゃんはずっとひとりで森のはずれにひっそりと暮らしていました。
コンコンとみらいちゃんのお家のドアをノックする音が聞こえました。
「はい、どうぞ」
みらいちゃんはお返事します。
「こんにちは、みらいちゃん。今日はどうかな?」
中に入ってきたのは森の中に住んでいる、うさぎのひなちゃんでした。
「今日も昨日と同じだよ」
みらいちゃんはそう言いました。
「そっか、今日もこのお花の色は見えないんだね」
そういうとひなちゃんはいつもと同じように手に持っていたお花を
そっとみらいちゃんのお部屋のかびんにさしています。
でも少しだけいつもと違って、ひなちゃんはうれしそうな顔をしていました。
「今日はね、ちがう森からお医者さんがくるの。
みらいちゃんの目のお薬もらってくるね!」
ほかにもたくさんお話をしたあとに
ひなちゃんはにっこりわらってみらいちゃんに手をふって帰っていきました。
ひなちゃんは、みらいちゃんにどうしても
お花の色を見せてあげたいと思っていました。
みらいちゃんがある日とつぜん色が見えなくなって
ひとりぼっちになってしまってからも
ひなちゃんは毎日みらいちゃんのところに通っていました。
くまの名前はみらいちゃん。
もうずっと一人で暮らしています。
森の中にはたくさんのお友達が住んでいました。
でも、みらいちゃんはずっとひとりで森のはずれにひっそりと暮らしていました。
コンコンとみらいちゃんのお家のドアをノックする音が聞こえました。
「はい、どうぞ」
みらいちゃんはお返事します。
「こんにちは、みらいちゃん。今日はどうかな?」
中に入ってきたのは森の中に住んでいる、うさぎのひなちゃんでした。
「今日も昨日と同じだよ」
みらいちゃんはそう言いました。
「そっか、今日もこのお花の色は見えないんだね」
そういうとひなちゃんはいつもと同じように手に持っていたお花を
そっとみらいちゃんのお部屋のかびんにさしています。
でも少しだけいつもと違って、ひなちゃんはうれしそうな顔をしていました。
「今日はね、ちがう森からお医者さんがくるの。
みらいちゃんの目のお薬もらってくるね!」
ほかにもたくさんお話をしたあとに
ひなちゃんはにっこりわらってみらいちゃんに手をふって帰っていきました。
ひなちゃんは、みらいちゃんにどうしても
お花の色を見せてあげたいと思っていました。
みらいちゃんがある日とつぜん色が見えなくなって
ひとりぼっちになってしまってからも
ひなちゃんは毎日みらいちゃんのところに通っていました。
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