5 / 8
葵side2
しおりを挟むえ、やばい。ちょっと待って。何あのイケメン。顔整いすぎてない??
笑顔眩しすぎだし、他の先生達みんな口開いちゃってんじゃん。いや、俺もだけど。
この人が副担とかまじか。やばいめっちゃ嬉しい。
俺は別にホモじゃないけど、彼なら全然付き合える。抱いてもいいし、抱かれてもいい。初対面の相手にそんな感情抱くなんて、頭可笑しいって思われるかもしれないけど、そのくらい一瞬で恋に落ちた、、。
この人を俺のものにしたい。酷く独占欲が湧いてきた。
校長先生に紹介されてもまだ頭がボーッとしてて、すぐに返答出来なかった。せっかくの第一印象がヤバくなる。
出来るだけスマートに、カッコよく、余裕そうな感じで。
「2年1組の担任をしてます、佐原 葵(さはら あおい)です。担当教科は数学です。2人でいいクラスを作っていけるように頑張りましょうね!」
自分でも引くくらいの猫被りだけど、知ったことじゃないね。晃平を手に入れるためなら何でもしてやる。
「は、はい!こちらこそよろしくお願いします!」
あぁ、もうカッコよすぎる。これからずっと晃平と一緒とか僕やばいかも。仕事に集中出来ないなこれ。
「ふふ、緊張してますか?私もこの学校に来て3年目でまだまだ新米なので大丈夫ですよ。というか、ほぼほぼ同期ですし敬語は堅苦しいのでやめにしません?」
まずは、敬語を無くしてもらう。よそよそしいと仲も深まらないしね。よしよし、いい感じだぞ僕。
「えぇ?!いやいや、出来ませんよ!」
戸惑う晃平も良いけど、何とかこのお願いは聞き入れてもらわなくちゃ。
あの手を使うか、、、
「私がそうしたいんです。ダメですか、、?」
必殺!泣き落とし!
コレを使って、断らなかった人はいないからね。
案の定、晃平は少し考えて首を縦に振った。
「わ、分かりました。佐原先生」
よっしゃ。少し強引になっちゃったけど、まぁいいよね?好きになったなら、このくらいアピールしないと伝わらないし!
それにしても、 晃平の葵先生呼びは永久保存確定だな。こっそり録音して目覚ましのアラームにしておこう←
僕がここまでマシンガントークをしたのは、少しでも晃平と喋りたかったから。
それともうひとつは、邪魔が入らないようにするため。僕はずっと晃平を狙っている視線に気づいていた。だから、ソイツが入ってくる隙を作らないように頑張ってたけど、まぁ難しいよね、、。
やっぱりアイツも晃平のこと狙ってるみたい。
でも、 晃平のことを落とすのは僕だ。誰にも渡さないよ。
0
あなたにおすすめの小説
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる