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【33】#R18H
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目が本気だ!
しかも、心なしか艶を帯びてないか!?
「散々、焦らされたのは私も同じだ」
僕の脳内を読んでいたかのように当然に『も』という助詞を使ってきたヴィフレア。
「一緒に気持ち良くなろう」
見上げたまま僕は釘付けになる。僕を見下ろす顔が微笑み、ほんのり朱に染まっている。日の光を反射する月のように、夕日を反射してキラキラ輝くヴィフレアの姿にぼーっとした。瞳も髪も色白の肌も全部輝いて見えた。金髪からキラキラ雫を滴らせながら、僕に声がちゃんと届くように前屈みになった彼が
「私のコレを舐めてほしい」
と、彼の手が僕の手を誘って怒張に触れさせた。
「え? …や、や、やったことないしッ。っ、下手だと思うしっ」
すぐさま誘われた手を退いた。
男の僕が男性の性器なんて舐めた経験はない。
男とのセックスはヴィフレアが初めてだ。彼は口でも僕を気持ちよくさせてくれたけど僕は自信がない。下手をして幻滅されたくない。舐めてと言われ瞬時にそう思った。その時点で僕は結構ヴィフレアが好きになっていると改めて自覚した。だから断ろうとしたけど、返ってきた台詞は、あまりにもあっさりしたもので……。
「構わない。私は風芽にしてもらいたいのだ」
ギャー! 何か今、ズキュンって来た。胸に。
「風芽が疲れていると思い我慢していた分の褒美という事でどうだろうか?」
「褒美って……そ、そんなに?」
「ああ、そのかわいい口で咥えてもらいたい」
立っているヴィフレアの長い両脚の間に跪き正面にある花茎を凝視する。
ドクドクと脈打ち筋が浮いてカリが力強く張り出している。高揚して朱色になっている頬やうっすらと汗ばんだ程よい筋肉の胸板、固そうな色白の腹部――に反した紅黒いソレにたまらなくエロさを感じる。
あまりに凝視して無意識に熱い息を吐いていたらしい。頭上でクスッとはにかむような笑う声が聞こえた。髪の毛ごと頭を優しく撫でられ、耳のラインをなぞられ、耳朶をくすぐられる。
その行為に興奮が高まる。しらず顔の正面に差し出された花茎に手を伸ばして触れていた。
「舐めてくれるか?」
いったん目線を俯け、固く唇を結んだ。意を決する。
ドキドキしながらゆっくりとそうっと手で支えた花茎に唇を近づけた。ぬらぬらと濡れた先端にちゅっと軽いキスをする。次に口を薄く開けてから先端を咥える。舌が先端の裏筋に当たった時、ヴィフレアが色っぽい吐息を零した。
しかも、心なしか艶を帯びてないか!?
「散々、焦らされたのは私も同じだ」
僕の脳内を読んでいたかのように当然に『も』という助詞を使ってきたヴィフレア。
「一緒に気持ち良くなろう」
見上げたまま僕は釘付けになる。僕を見下ろす顔が微笑み、ほんのり朱に染まっている。日の光を反射する月のように、夕日を反射してキラキラ輝くヴィフレアの姿にぼーっとした。瞳も髪も色白の肌も全部輝いて見えた。金髪からキラキラ雫を滴らせながら、僕に声がちゃんと届くように前屈みになった彼が
「私のコレを舐めてほしい」
と、彼の手が僕の手を誘って怒張に触れさせた。
「え? …や、や、やったことないしッ。っ、下手だと思うしっ」
すぐさま誘われた手を退いた。
男の僕が男性の性器なんて舐めた経験はない。
男とのセックスはヴィフレアが初めてだ。彼は口でも僕を気持ちよくさせてくれたけど僕は自信がない。下手をして幻滅されたくない。舐めてと言われ瞬時にそう思った。その時点で僕は結構ヴィフレアが好きになっていると改めて自覚した。だから断ろうとしたけど、返ってきた台詞は、あまりにもあっさりしたもので……。
「構わない。私は風芽にしてもらいたいのだ」
ギャー! 何か今、ズキュンって来た。胸に。
「風芽が疲れていると思い我慢していた分の褒美という事でどうだろうか?」
「褒美って……そ、そんなに?」
「ああ、そのかわいい口で咥えてもらいたい」
立っているヴィフレアの長い両脚の間に跪き正面にある花茎を凝視する。
ドクドクと脈打ち筋が浮いてカリが力強く張り出している。高揚して朱色になっている頬やうっすらと汗ばんだ程よい筋肉の胸板、固そうな色白の腹部――に反した紅黒いソレにたまらなくエロさを感じる。
あまりに凝視して無意識に熱い息を吐いていたらしい。頭上でクスッとはにかむような笑う声が聞こえた。髪の毛ごと頭を優しく撫でられ、耳のラインをなぞられ、耳朶をくすぐられる。
その行為に興奮が高まる。しらず顔の正面に差し出された花茎に手を伸ばして触れていた。
「舐めてくれるか?」
いったん目線を俯け、固く唇を結んだ。意を決する。
ドキドキしながらゆっくりとそうっと手で支えた花茎に唇を近づけた。ぬらぬらと濡れた先端にちゅっと軽いキスをする。次に口を薄く開けてから先端を咥える。舌が先端の裏筋に当たった時、ヴィフレアが色っぽい吐息を零した。
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