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黄金の夜明け
黄金の夜明け①
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「確かにここら辺を通ったはずなのに、ゼフレンのやつどこに消えたんだ」
ましろたちはゼフレンを追いかけていたのだが、先日修理した井戸の近くで見失ってしまっていた。
「探知では近くにいるはずなんだけど……よく座標が掴めない」
せつなの探知でも上手く探せないでいる。
「どこ行ったんだ……近くには井戸しか見当たらないし、隠れる場所もないしなぁ」
「下!」
ましろがキョロキョロ辺りを見回しているとせつなが井戸を指差してそう言った。
「下って……井戸の下か!」
「そう、わたしが前から感じていた気配は組織の連中なのかも」
せつなは井戸の修理中や町中の噴水などでよく謎の気配を感じていた。
「それならアイツらは結構広い範囲で行動しているな」
「取り敢えず地下に行きましょう」
「けど、ゼフレンのやつどうやって地下に行ったんだろ?」
ましろが井戸の中を覗きながらせつなにそう聞くと……
「えい」
せつなは両手でましろの背中を押してきた。
「って、えええ~~~!!!」
ましろは井戸の中に落とされてしまった。
「ヤバイヤバイ!これ絶対死ぬ!」
ましろは何とかしようとジタバタしてるがどんどん落下速度は上がっていく……ましろが死を覚悟した瞬間に下からフワッと不思議な力で支えられてゆっくりと地面に着地できた。
「い、生きてる……」
ほっぺたをつねったりその場でジャンプしたりしてようやくましろは自分がまだ生きてることを実感できた。
すると、 ましろを追いかけて井戸の中に飛び込んだせつなが上から落ちてきた。
「何かしらの仕掛けがあると思ったけど、特に無いわね」
せつなは着地して周りを見ながらそう言った。
「なあ、何か俺に言うことないか?」
「ゼフレンは見つかった?」
せつなは首を傾げながらそんなことを言う。
「いや、それも大事だけど!まず謝って!急に落とされて死ぬかと思ったよ!」
「死ぬわけないじゃない、下に装置があったんだから」
せつなが言う装置とはさっき下から支えてくれた不思議な力を発生させたもののことだろう。
「分かってたなら説明してくれよ!あんなの心臓に悪すぎる!」
「そんなことよりゼフレンを探しましょ」
せつなはましろの訴えを軽くスルーしてゼフレンを探し始めた。
「まるで迷路ね」
「そうだな、それに水も無くなってるし……何がおきてるんだ?」
地下に降りてから、せつなが探知でゼフレンを見つけたようなのでましろたちは何とかゼフレンを追い続けられている。地下は何度も分かれ道が出てきて探知が無ければ確実にゼフレンを見失っていただろう。
「ゼフレンはよく迷わないよな?」
「きっとマーキングか何かしてると思う……」
すると、せつなが突然立ち止まった。
「どうした?」
「そこの角を右に曲がると……いる」
どうやらこの先にゼフレンがいるようだ。ましろたちは気付かれないようにゆっくりと曲がり角まで行き、そこから少し覗いてみた。
「ここのポイントにはこれくらいでいいかな?……全く、ボスも変な実験をやるよなぁ」
ゼフレンが何か呟きながら箱をいくつか地面に置いていた。
「さて、この実験が吉と出るか凶とでるか……ん?誰だお前?」
暗くてよく見えないが、ましろたちとは反対方向から誰かやって来たようだ。
「全く……自分のパートナーのことも覚えられないのかいゼフレンさんは?」
「冗談だよ。お前みたいに目立つやつは忘れたくても忘れられないよ」
「馬鹿にしてんの?何なら今すぐ消し炭にしてやってもいいのよ?」
ゼフレンと話しているのはどうやらスカーレットのようだ。
「それは洒落にならないから止めてくれ……で、これからどうするんだ?」
「取り敢えずは様子見かしら?この実験が上手くいけば、わたしたち黄金の夜明けの目的にも近づけるだろうし……」
「どうしてお前らの組織名がそれなんだよ!」
ましろはつい飛び出てしまいそう叫んでいた。
「ちょっと、ましろどうしたの?」
せつなも慌てて飛び出してくる。
「おや?どうして君たちがここにいるんだい?」
ゼフレンはましろとせつなの姿を見てそう言う。
「そんなことはどうでもいいだろ!何でお前たちみたいなやつが黄金の夜明けなんて名乗ってるんだよ!それは、アイツの……」
「どうしたの?……ましろちょっと変だよ?」
せつなは、あまりにましろが熱くなっているので心配してそう言った。
「ごめんせつな、後で説明する!それよりお前らだって生霊術を使うんだから知らないわけないだろ、黄金の夜明けって呼ばれた死霊殺しのことを」
「ああ、知ってるけどそれがどうかしたのかい?」
ゼフレンは興味無さそうにそう言った。
「ならどうして黄金の夜明けなんて名乗ってるんだよ?それはアイツの大切な通り名だぞ」
「それは、わたしたちが彼女の意思を継いでるからよ」
ましろの質問に対して今度はスカーレットがそう答えた。
「ふざけんなよ……お前らみたいに精霊だからって襲ってきたり人拐いをするような連中がアイツの意思を継いでるだって?」
「いいこと坊や、そもそもわたしたちの組織はね……」
「もういいスカーレット、言っても分からんだろ。それに、もうすぐ実験が始まる。早く撤収しないと俺たちも無事ではすまないぞ」
スカーレットが何か言おうとしていたが、ゼフレンがそれを止めた。
「それもそうね、坊やたちも早くここから出た方が良いわよ」
スカーレットはそう言って呪文を唱え出した。
「まって、マスターの娘はどこにいるの?」
せつながゼフレンたちがいなくなる前にそう言った。
(そうだ、つい熱くなってしまったけどこいつらを追いかけてたのはマスターの娘を連れ戻すためだった)ましろもせつなの言葉を聞いて少し冷静になった。
「マスター?ああ、スコーピオンのことか……彼の娘なら無事だよ。場所は言えないが組織の者と一緒にいる……だが、明日の朝には店に帰すと言ったはずだが?」
ゼフレンは相変わらず興味無さそうにそう答えた。
「信用できるかよ」
「君がどう思おうと関係ないよ……と、悪いがそろそろ撤退させてもらうよ」
ゼフレンはそう言って、どこかに消えてしまった。
「また逃げられた……このままだとマスターの娘を取り返せないかもしれない」
「大丈夫、さっきマーキングを付けたからまだ追える」
ましろが落ち込んでいるとせつながピースをしながらそう言ってきた。
「マジかよ!?」
「マジ」
「せつながマジなんて言うとなんか変な感じだな」
ましろは少し笑いながらそう言った。
「別に変じゃない!それより少しは落ち着いた?」
どうやらせつなは、ましろが熱くなり過ぎていたので わざとマジなんて似合わないセリフを言ったらしい。
「ありがとう、お陰で少しは冷静になった。それじゃあ、ゼフレンたちを追いかけようぜ!」
「当然でしょ。マスターの娘を連れ戻さないと団子が食べられないんだから」
「こっち!」
「オッケー!」
ましろはあれから何とか地上に出て、ゼフレンたちを追いかけていた。とは言っても地上に出るときは、せつなが翼を生やして空を飛べたので一緒に連れてってもらっただけだが……
「動きが止まった、たぶんそこにマスターの娘もいるはず!」
「よし!急いでそこまで行くぞ!」
ましろたちは急いでせつなの探知に引っ掛かった場所に向かおうとしたのだが……
『ジリリッッ~~~!!!警報!警報!死霊が現れました!死霊殺しの皆様は速やかに退治に向かって下さい!繰り返します!死霊が現れました!死霊殺しの皆様は速やかに退治に向かって下さい!』
と、警報が鳴り出した。
「こんなときに死霊かよ!悪いけど、他の死霊殺しに退治は任せよう!どこで現れたかも今の放送じゃ分からないし」
「分かった」
ましろたちは死霊のことは後回しにしてゼフレンたちを追いかけようと走りだしたのだが……
「な!?」
目の前の井戸から大量に人型の何かが溢れ出てきた。
「ねえ、ましろ……もしかしてこれ全部……」
せつなが立ち止まってそう呟いた。
「ああ、アレ全部が……死霊だ」
ましろたちはゼフレンを追いかけていたのだが、先日修理した井戸の近くで見失ってしまっていた。
「探知では近くにいるはずなんだけど……よく座標が掴めない」
せつなの探知でも上手く探せないでいる。
「どこ行ったんだ……近くには井戸しか見当たらないし、隠れる場所もないしなぁ」
「下!」
ましろがキョロキョロ辺りを見回しているとせつなが井戸を指差してそう言った。
「下って……井戸の下か!」
「そう、わたしが前から感じていた気配は組織の連中なのかも」
せつなは井戸の修理中や町中の噴水などでよく謎の気配を感じていた。
「それならアイツらは結構広い範囲で行動しているな」
「取り敢えず地下に行きましょう」
「けど、ゼフレンのやつどうやって地下に行ったんだろ?」
ましろが井戸の中を覗きながらせつなにそう聞くと……
「えい」
せつなは両手でましろの背中を押してきた。
「って、えええ~~~!!!」
ましろは井戸の中に落とされてしまった。
「ヤバイヤバイ!これ絶対死ぬ!」
ましろは何とかしようとジタバタしてるがどんどん落下速度は上がっていく……ましろが死を覚悟した瞬間に下からフワッと不思議な力で支えられてゆっくりと地面に着地できた。
「い、生きてる……」
ほっぺたをつねったりその場でジャンプしたりしてようやくましろは自分がまだ生きてることを実感できた。
すると、 ましろを追いかけて井戸の中に飛び込んだせつなが上から落ちてきた。
「何かしらの仕掛けがあると思ったけど、特に無いわね」
せつなは着地して周りを見ながらそう言った。
「なあ、何か俺に言うことないか?」
「ゼフレンは見つかった?」
せつなは首を傾げながらそんなことを言う。
「いや、それも大事だけど!まず謝って!急に落とされて死ぬかと思ったよ!」
「死ぬわけないじゃない、下に装置があったんだから」
せつなが言う装置とはさっき下から支えてくれた不思議な力を発生させたもののことだろう。
「分かってたなら説明してくれよ!あんなの心臓に悪すぎる!」
「そんなことよりゼフレンを探しましょ」
せつなはましろの訴えを軽くスルーしてゼフレンを探し始めた。
「まるで迷路ね」
「そうだな、それに水も無くなってるし……何がおきてるんだ?」
地下に降りてから、せつなが探知でゼフレンを見つけたようなのでましろたちは何とかゼフレンを追い続けられている。地下は何度も分かれ道が出てきて探知が無ければ確実にゼフレンを見失っていただろう。
「ゼフレンはよく迷わないよな?」
「きっとマーキングか何かしてると思う……」
すると、せつなが突然立ち止まった。
「どうした?」
「そこの角を右に曲がると……いる」
どうやらこの先にゼフレンがいるようだ。ましろたちは気付かれないようにゆっくりと曲がり角まで行き、そこから少し覗いてみた。
「ここのポイントにはこれくらいでいいかな?……全く、ボスも変な実験をやるよなぁ」
ゼフレンが何か呟きながら箱をいくつか地面に置いていた。
「さて、この実験が吉と出るか凶とでるか……ん?誰だお前?」
暗くてよく見えないが、ましろたちとは反対方向から誰かやって来たようだ。
「全く……自分のパートナーのことも覚えられないのかいゼフレンさんは?」
「冗談だよ。お前みたいに目立つやつは忘れたくても忘れられないよ」
「馬鹿にしてんの?何なら今すぐ消し炭にしてやってもいいのよ?」
ゼフレンと話しているのはどうやらスカーレットのようだ。
「それは洒落にならないから止めてくれ……で、これからどうするんだ?」
「取り敢えずは様子見かしら?この実験が上手くいけば、わたしたち黄金の夜明けの目的にも近づけるだろうし……」
「どうしてお前らの組織名がそれなんだよ!」
ましろはつい飛び出てしまいそう叫んでいた。
「ちょっと、ましろどうしたの?」
せつなも慌てて飛び出してくる。
「おや?どうして君たちがここにいるんだい?」
ゼフレンはましろとせつなの姿を見てそう言う。
「そんなことはどうでもいいだろ!何でお前たちみたいなやつが黄金の夜明けなんて名乗ってるんだよ!それは、アイツの……」
「どうしたの?……ましろちょっと変だよ?」
せつなは、あまりにましろが熱くなっているので心配してそう言った。
「ごめんせつな、後で説明する!それよりお前らだって生霊術を使うんだから知らないわけないだろ、黄金の夜明けって呼ばれた死霊殺しのことを」
「ああ、知ってるけどそれがどうかしたのかい?」
ゼフレンは興味無さそうにそう言った。
「ならどうして黄金の夜明けなんて名乗ってるんだよ?それはアイツの大切な通り名だぞ」
「それは、わたしたちが彼女の意思を継いでるからよ」
ましろの質問に対して今度はスカーレットがそう答えた。
「ふざけんなよ……お前らみたいに精霊だからって襲ってきたり人拐いをするような連中がアイツの意思を継いでるだって?」
「いいこと坊や、そもそもわたしたちの組織はね……」
「もういいスカーレット、言っても分からんだろ。それに、もうすぐ実験が始まる。早く撤収しないと俺たちも無事ではすまないぞ」
スカーレットが何か言おうとしていたが、ゼフレンがそれを止めた。
「それもそうね、坊やたちも早くここから出た方が良いわよ」
スカーレットはそう言って呪文を唱え出した。
「まって、マスターの娘はどこにいるの?」
せつながゼフレンたちがいなくなる前にそう言った。
(そうだ、つい熱くなってしまったけどこいつらを追いかけてたのはマスターの娘を連れ戻すためだった)ましろもせつなの言葉を聞いて少し冷静になった。
「マスター?ああ、スコーピオンのことか……彼の娘なら無事だよ。場所は言えないが組織の者と一緒にいる……だが、明日の朝には店に帰すと言ったはずだが?」
ゼフレンは相変わらず興味無さそうにそう答えた。
「信用できるかよ」
「君がどう思おうと関係ないよ……と、悪いがそろそろ撤退させてもらうよ」
ゼフレンはそう言って、どこかに消えてしまった。
「また逃げられた……このままだとマスターの娘を取り返せないかもしれない」
「大丈夫、さっきマーキングを付けたからまだ追える」
ましろが落ち込んでいるとせつながピースをしながらそう言ってきた。
「マジかよ!?」
「マジ」
「せつながマジなんて言うとなんか変な感じだな」
ましろは少し笑いながらそう言った。
「別に変じゃない!それより少しは落ち着いた?」
どうやらせつなは、ましろが熱くなり過ぎていたので わざとマジなんて似合わないセリフを言ったらしい。
「ありがとう、お陰で少しは冷静になった。それじゃあ、ゼフレンたちを追いかけようぜ!」
「当然でしょ。マスターの娘を連れ戻さないと団子が食べられないんだから」
「こっち!」
「オッケー!」
ましろはあれから何とか地上に出て、ゼフレンたちを追いかけていた。とは言っても地上に出るときは、せつなが翼を生やして空を飛べたので一緒に連れてってもらっただけだが……
「動きが止まった、たぶんそこにマスターの娘もいるはず!」
「よし!急いでそこまで行くぞ!」
ましろたちは急いでせつなの探知に引っ掛かった場所に向かおうとしたのだが……
『ジリリッッ~~~!!!警報!警報!死霊が現れました!死霊殺しの皆様は速やかに退治に向かって下さい!繰り返します!死霊が現れました!死霊殺しの皆様は速やかに退治に向かって下さい!』
と、警報が鳴り出した。
「こんなときに死霊かよ!悪いけど、他の死霊殺しに退治は任せよう!どこで現れたかも今の放送じゃ分からないし」
「分かった」
ましろたちは死霊のことは後回しにしてゼフレンたちを追いかけようと走りだしたのだが……
「な!?」
目の前の井戸から大量に人型の何かが溢れ出てきた。
「ねえ、ましろ……もしかしてこれ全部……」
せつなが立ち止まってそう呟いた。
「ああ、アレ全部が……死霊だ」
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