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日常②
しおりを挟むたくさんの気が生えた広い広い森。
「やっと来たわね…また昼寝でもしていたの?」
待ちくたびれた、と言わんばかりにサラを見る。
「やっとって…そんなに待たせましたか?」
10分くらいレイを待たせていたのだが、本人は全く意識がないらしい。
「はぁ…まぁいいわ。それより、早く始めましょう?」
呆れながらレイはそう言ってある物を構えた。
「この前みたいに、木を沢山切らないでくださいよ?」
サラも早く始めたいのか、ある物を構えた。
「172戦目…だったかしら?ずっと引き分けなんだもの。そろそろ勝敗を決めましょう?」
レイの記憶力は誰にも負けない。今まであったことの全てを覚えている。それも、明確に。
「毎日のようにこんなことがあるんですもの、流石に疲れてしまいますからね。」
彼女達は姫であるのは変わりない。
だが、普通の姫とは少し違う。
彼女達の日常、それは…
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