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公民館
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私が子供の頃の話。
実家の横に古い公民館がある。秋になるとお祭りがあり、子供たちはロウソクの前でお祈りをする。その日お祈りの順番まで待っているのが飽きてしまい私は他の子供とかくれんぼをした。お供え物のゆで卵を盗み隠れている時に食べ、気付いたら寝てしまい大人がみんなで探し回ってくれたそうだ。運良く眠りから覚めて自分からみんなの元に戻った。私のせいで夕方になってしまい、中断していたお祈りを急いで終わらせて子供たちは親と帰る事となった。私は盗み食いした卵があたったのか気持ち悪くて吐いてしまい、公民館の当番のお姉さんが休ませてから家まで送ってくれることになった。親は先に帰ってもらった。当番の部屋で待っててと言われ部屋に入ると、ブワッと昔の記憶が蘇った。「私ここで龍の顔が溶けたでかい化け物に足、腕の骨を砕かれてぐちゃぐちゃにされて最後食べられて殺されたんだ...」記憶が蘇ったというよりも、いきなり記憶が頭に入り込んできた感覚だ。恐怖で身体が動かなくなりブルブル震え始めた。早くお姉さんと帰らなきゃ!と思って立ちあがろうとしたら扉がガラっと開き男の子が入ってきた。友達とかくれんぼをしていたそうだ。ここにいてはいけない!帰ろうと説明していたら、お姉さんの笑い声が外から聞こえた。郵便屋さんとなにか楽しそうに話しているようだった。電気が消えた。私のことを忘れて帰ってしまったのだ。いよいよアイツが出てくる!早く逃げなきゃと男の子を必死に説明するが信じてもらえない。すると人がいないはずの公民館からギシギシゆっくりと音がする。男の子が扉の隙間から覗くと私が言っていたとおりのアイツが居た。アイツは私の記憶だとまずは公民館の横の小さな祠に行く。その時がチャンス!そこしかない!と男の子に言い、ゆっくりゆっくり窓を開けて、網戸を空けて、ここから逃げよう!早く!」と言ったが男の子はアイツの絵を書きながら「あんなの平気だ!怖くない!見つからなきゃいいんだ」と言って聞かない。私は前回隠れていても見つかってぐちゃぐちゃにされた。そんなの無駄だと知っている。必死の説得も聞いてもらえず、いよいよアイツが戻ってきてしまった。もう手遅れかもしれないけど、また見つかってしまうかもしれないけど…ここにいてもまた殺される。私は男の子を残して決死の思いで窓を飛び出した。恐怖で震えながら塀に飛び乗り、お墓の上を渡りながら公民館の外に出た。時々震える足がいうことを聞かなくて転び落ちそうになったが持ちこたえた。その後はもう全力で走った!息が出来なくなるほど必死で走った、実は私の家は公民館の横にある。公民館に近いから怖いけど帰るしかない。もう夜中だから私をずっと探してくれていたであろう家族ももう寝ているのか、どこかで探してくれているのか…家は真っ暗。隣の兄の家は灯りがついている!兄の家に行こうとした瞬間公民館の方から叫び声が...「あ"あ"あ" ああああああああああ」。きっと骨を砕かれているところだ...前の私と同じ。その声でまた恐怖で震え動けなくなり、私は朝まで家の前で小さくなり震えていた。その男の子の叫び声は朝まで何回か聞こえたが、途中で聞こえなくなった。何故その声が私にしか聞こえないのかは分からない。
実家の横に古い公民館がある。秋になるとお祭りがあり、子供たちはロウソクの前でお祈りをする。その日お祈りの順番まで待っているのが飽きてしまい私は他の子供とかくれんぼをした。お供え物のゆで卵を盗み隠れている時に食べ、気付いたら寝てしまい大人がみんなで探し回ってくれたそうだ。運良く眠りから覚めて自分からみんなの元に戻った。私のせいで夕方になってしまい、中断していたお祈りを急いで終わらせて子供たちは親と帰る事となった。私は盗み食いした卵があたったのか気持ち悪くて吐いてしまい、公民館の当番のお姉さんが休ませてから家まで送ってくれることになった。親は先に帰ってもらった。当番の部屋で待っててと言われ部屋に入ると、ブワッと昔の記憶が蘇った。「私ここで龍の顔が溶けたでかい化け物に足、腕の骨を砕かれてぐちゃぐちゃにされて最後食べられて殺されたんだ...」記憶が蘇ったというよりも、いきなり記憶が頭に入り込んできた感覚だ。恐怖で身体が動かなくなりブルブル震え始めた。早くお姉さんと帰らなきゃ!と思って立ちあがろうとしたら扉がガラっと開き男の子が入ってきた。友達とかくれんぼをしていたそうだ。ここにいてはいけない!帰ろうと説明していたら、お姉さんの笑い声が外から聞こえた。郵便屋さんとなにか楽しそうに話しているようだった。電気が消えた。私のことを忘れて帰ってしまったのだ。いよいよアイツが出てくる!早く逃げなきゃと男の子を必死に説明するが信じてもらえない。すると人がいないはずの公民館からギシギシゆっくりと音がする。男の子が扉の隙間から覗くと私が言っていたとおりのアイツが居た。アイツは私の記憶だとまずは公民館の横の小さな祠に行く。その時がチャンス!そこしかない!と男の子に言い、ゆっくりゆっくり窓を開けて、網戸を空けて、ここから逃げよう!早く!」と言ったが男の子はアイツの絵を書きながら「あんなの平気だ!怖くない!見つからなきゃいいんだ」と言って聞かない。私は前回隠れていても見つかってぐちゃぐちゃにされた。そんなの無駄だと知っている。必死の説得も聞いてもらえず、いよいよアイツが戻ってきてしまった。もう手遅れかもしれないけど、また見つかってしまうかもしれないけど…ここにいてもまた殺される。私は男の子を残して決死の思いで窓を飛び出した。恐怖で震えながら塀に飛び乗り、お墓の上を渡りながら公民館の外に出た。時々震える足がいうことを聞かなくて転び落ちそうになったが持ちこたえた。その後はもう全力で走った!息が出来なくなるほど必死で走った、実は私の家は公民館の横にある。公民館に近いから怖いけど帰るしかない。もう夜中だから私をずっと探してくれていたであろう家族ももう寝ているのか、どこかで探してくれているのか…家は真っ暗。隣の兄の家は灯りがついている!兄の家に行こうとした瞬間公民館の方から叫び声が...「あ"あ"あ" ああああああああああ」。きっと骨を砕かれているところだ...前の私と同じ。その声でまた恐怖で震え動けなくなり、私は朝まで家の前で小さくなり震えていた。その男の子の叫び声は朝まで何回か聞こえたが、途中で聞こえなくなった。何故その声が私にしか聞こえないのかは分からない。
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