王都ギルドを追放された『罠師』、田舎ギルドで成り上がる

こうじ

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罠師、罠を仕掛ける

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 ギルドの外に出て最初に向かったのは畑だ。
「今は何も植えてないんだよな?」
「えぇ、植えても直ぐに魔獣が荒らしに来ますから。」
「それじゃあ、ここを囮にさせて貰おう。」
 そう言って俺は畑に手を当てた。
「まずは『爆発レベル1』で、様子見だな。」
 魔方陣が展開し、罠が設置された。
『トラップを設置しました。』
「い、今の声はっ!?」
 急に声が聞こえて来たのでマイリスは驚き辺りを見回した。
「簡単に言うと『天の声』て言う奴だ。レベルがあがったりとか定期的に教えてくれる。」
「そんな声があるんですか・・・・・・。」
 冒険者の間では常識だと思うんだけどなぁ・・・・・・。
「罠は設置した。殺傷力の無い脅かすぐらいの爆発だけどな。後は森の入口の方にも設置しておくか。」
 俺達は森の入口に向かい同じ罠を設置。
 後は引っ掛かるのを待つだけだ。
「そう言えば他の住人の姿が見えないんだが?」
「近くの町に出稼ぎに行っています。基本的に昼間は私一人です。流石に村長代理として村を離れる訳には行きませんから。」
 マイリスは胸を張って言った。
 それなりに成長している胸はぷるんと揺れて一瞬、色気を感じてしまった。
 まぁ、5年も経っていれば成長もしてるだろうう。
「俺が出来る事はやった。そろそろ落ち着きたいんだが、俺の実家てどうなってる?」
「あぁっ! そうでしたねっ! 何時でも帰って来れるように綺麗に掃除してありますよ。」
 マイリスは俺の実家に案内してくれた。
「本当に変わってないなぁ・・・・・・。」
 外見は俺が旅立った時と余り変わらない。
 多少朽ちてはいるが生活に支障は無い。
 家の中に入ると確かに綺麗にしてある。
「マイリス、ありがとうな。こうして家を守ってくれて。」
「村長代理として当然の事ですよ。今はこういう状態でもきっと出て行った村人達も帰って来てくれる筈です。」
 マイリスのこういう前向きな性格は変わってない。
 王都での世知辛い人間関係よりやっぱり田舎のほんわかとした空気の方が俺には合っている。
 この後、夕方になって村人達が戻ってきた。
 俺が帰って来たのを見て驚いてくれたし喜んでくれた。
 その日の夜は俺の歓迎会で大きく盛り上がった。
 そして、深夜、小さな爆発音が静かな夜に響いた。     
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