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急転直下の出来事
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リーゼル様とのお茶会から1週間が経過してお父様が帰ってきた。
「お父様、何か言う事は?」
「……」
お父様は正座して黙っている、と言うか喋れない。
「リリアナ、本当に悪かったわね、結婚して多少は治ったと思っていたのに……」
「お祖母様が悪い訳ではありませんので」
お父様と一緒に私の祖母のミーゼル・アランデル侯爵夫人がやって来た。
祖母と言っても見た目は若く噂では『アランデルの魔女』と呼ばれているらしい。
で、お父様は顔面が完全に腫れ上がって一言も喋れない状態。
「余りにも馬鹿な主張をするので夫や息子達と一緒にフルボッコにしちゃったわ」
うん、同情の余地は無い。
「それで今後の事ですがどうしましょう? もしかして相手方が乗り込んでくる可能性もありますが」
「そこら辺は今話し合っているけど交渉は進んでないみたいね、向こうは再婚する気満々みたいだし、この馬鹿も引く気は無いみたいだし」
お父様は変な所が頑固だからなぁ……。
はぁ~とため息を付く私。
「リリアナは大事な孫娘だしこのまま不幸になるのを黙って見ている訳にはいかないわ。 どうせだったら我が家に養女として受け入れて縁を切る事も考えても良いと思うけど」
「お気持ちはありがたいのですが……、私はリーゼル殿下と婚約してますし公爵家から侯爵家に移ったらなんと言われるか……」
「それもそうよね、それじゃあ別宅に住むというのはどうかしら? もうすぐ貴族学院に通う訳だし」
それが一番無難な判断かもしれない、と考えていたら執事がノックして入って来た。
「失礼いたします、お嬢様宛に王家から手紙が届いております」
「リーゼル様からかしら?」
私は封筒を開き中身を見た。
「……え?」
「リリアナ、どうかしたの?」
「……私とリーゼル殿下との婚約を解消する、て」
空気が固まった事は言うまでも無い。
「お父様、何か言う事は?」
「……」
お父様は正座して黙っている、と言うか喋れない。
「リリアナ、本当に悪かったわね、結婚して多少は治ったと思っていたのに……」
「お祖母様が悪い訳ではありませんので」
お父様と一緒に私の祖母のミーゼル・アランデル侯爵夫人がやって来た。
祖母と言っても見た目は若く噂では『アランデルの魔女』と呼ばれているらしい。
で、お父様は顔面が完全に腫れ上がって一言も喋れない状態。
「余りにも馬鹿な主張をするので夫や息子達と一緒にフルボッコにしちゃったわ」
うん、同情の余地は無い。
「それで今後の事ですがどうしましょう? もしかして相手方が乗り込んでくる可能性もありますが」
「そこら辺は今話し合っているけど交渉は進んでないみたいね、向こうは再婚する気満々みたいだし、この馬鹿も引く気は無いみたいだし」
お父様は変な所が頑固だからなぁ……。
はぁ~とため息を付く私。
「リリアナは大事な孫娘だしこのまま不幸になるのを黙って見ている訳にはいかないわ。 どうせだったら我が家に養女として受け入れて縁を切る事も考えても良いと思うけど」
「お気持ちはありがたいのですが……、私はリーゼル殿下と婚約してますし公爵家から侯爵家に移ったらなんと言われるか……」
「それもそうよね、それじゃあ別宅に住むというのはどうかしら? もうすぐ貴族学院に通う訳だし」
それが一番無難な判断かもしれない、と考えていたら執事がノックして入って来た。
「失礼いたします、お嬢様宛に王家から手紙が届いております」
「リーゼル様からかしら?」
私は封筒を開き中身を見た。
「……え?」
「リリアナ、どうかしたの?」
「……私とリーゼル殿下との婚約を解消する、て」
空気が固まった事は言うまでも無い。
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