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初めての友達
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学院生活が始まって暫くが経った。
私は専門科目は事務職を選ぶ事にした。
王妃教育の時に国の予算の使い方とかを学んでいたから活かす事が出来るだろう、と思ったからだ。
そして、友達が出来た。
隣の席のスラーヌという子だ。
彼女の家は自営業なんだけど跡取りは兄がいる、と言う。
だから、比較的自由に過ごしているようで将来の事はまだ考えていないそうだ。
ただ彼女は勉強がからっきしダメで仲良くなったきっかけも授業についていけず頭から煙を出しているのを見て教えて上げた事だった。
「私どっちかと言うと体動かす方が得意なんだよね~」
そう言ってスラーヌはケラケラと笑っている。
多分、ご両親はそこを見越して彼女を自由にさせているんだろうな、と思う。
(ある意味、ちゃんと見てると言う事よね)
放置されて生きてきた私とは偉い違いだ。
(でも、それが本来の親の役目なのよね、だとしたらやっぱり私の家は異常だったんだわ)
元父親の異常さを再認識できた。
「リリアナちゃんって教え上手だよね~、多分このクラスで一番なんじゃないかな」
「そんな事ないよ、教科書を全部覚えるんじゃなくて要点だけ覚えればいいんだよ」
「それが出来たら苦労しないよ、やっぱ地頭がいいんだよ、将来お店やったら間違いなく繁盛するよ」
「そうかな?」
「うん、私人を見る目だけは自信あるんだ! 一目見た瞬間にリリアナちゃんは只者じゃない、て思ったんだ」
この言葉、後々現実になる事になり、私とスラーヌちゃんは親友として過ごしていく事になる。
私は専門科目は事務職を選ぶ事にした。
王妃教育の時に国の予算の使い方とかを学んでいたから活かす事が出来るだろう、と思ったからだ。
そして、友達が出来た。
隣の席のスラーヌという子だ。
彼女の家は自営業なんだけど跡取りは兄がいる、と言う。
だから、比較的自由に過ごしているようで将来の事はまだ考えていないそうだ。
ただ彼女は勉強がからっきしダメで仲良くなったきっかけも授業についていけず頭から煙を出しているのを見て教えて上げた事だった。
「私どっちかと言うと体動かす方が得意なんだよね~」
そう言ってスラーヌはケラケラと笑っている。
多分、ご両親はそこを見越して彼女を自由にさせているんだろうな、と思う。
(ある意味、ちゃんと見てると言う事よね)
放置されて生きてきた私とは偉い違いだ。
(でも、それが本来の親の役目なのよね、だとしたらやっぱり私の家は異常だったんだわ)
元父親の異常さを再認識できた。
「リリアナちゃんって教え上手だよね~、多分このクラスで一番なんじゃないかな」
「そんな事ないよ、教科書を全部覚えるんじゃなくて要点だけ覚えればいいんだよ」
「それが出来たら苦労しないよ、やっぱ地頭がいいんだよ、将来お店やったら間違いなく繁盛するよ」
「そうかな?」
「うん、私人を見る目だけは自信あるんだ! 一目見た瞬間にリリアナちゃんは只者じゃない、て思ったんだ」
この言葉、後々現実になる事になり、私とスラーヌちゃんは親友として過ごしていく事になる。
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