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-その日の放課後、俺は用具室に向かった。
ズボンのポケットにカッターナイフを忍ばせて。
それで何かしようという明確な意図があったわけじゃない。
ただ、護身用というか、速水に対して脅しにでもなれば…という気持ちだった。
速水は昨日と同じように用具室の扉にもたれ、腕を組んで俺を待っていた。
そして俺を見ると、用具室の扉を開けて中に入れと顎で示す。
俺は震えて止まりそうになる足を速水に気付かれないように、ゆっくり歩いて用具室の中に入る。
俺が用具室に入った背後で扉が閉まる音がした。
用具室の中、速水と2人きり。
俺はポケットの中にあるカッターナイフを握り締める。
速水の手が俺の肩を掴む。
俺は振り向くと同時に、ポケットからカッターナイフを取り出し、速水に向かって切りつけた。
「………へえ」
カッターナイフは速水の左腕を切り裂いたが、速水は平気な顔をしている。
それどころか、笑って俺を見た。
「面白い…」
「……あ…」
俺は自分のした事なのに、初めて人を傷付けた事と血を見た事がショックで頭の中が真っ白になってしまった。
ズボンのポケットにカッターナイフを忍ばせて。
それで何かしようという明確な意図があったわけじゃない。
ただ、護身用というか、速水に対して脅しにでもなれば…という気持ちだった。
速水は昨日と同じように用具室の扉にもたれ、腕を組んで俺を待っていた。
そして俺を見ると、用具室の扉を開けて中に入れと顎で示す。
俺は震えて止まりそうになる足を速水に気付かれないように、ゆっくり歩いて用具室の中に入る。
俺が用具室に入った背後で扉が閉まる音がした。
用具室の中、速水と2人きり。
俺はポケットの中にあるカッターナイフを握り締める。
速水の手が俺の肩を掴む。
俺は振り向くと同時に、ポケットからカッターナイフを取り出し、速水に向かって切りつけた。
「………へえ」
カッターナイフは速水の左腕を切り裂いたが、速水は平気な顔をしている。
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「……あ…」
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