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第11章 新たな脅威?んなもん粉砕してやる!

13 ゴブリン王国

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    ハイネを孕ませた愛斗は村に出ていた。

「ご、ゴブぅ♪気持ち良いゴブっ♪」

「出すぞっ!受け取れっゴブ子っ!」

    愛斗はゴブリンと交尾して回っていた。と、言うのも…。

「愛斗さまぁ、私の子供達にもこの交尾の気持ち良さを教えて頂けませんでしょうか?私はもう孕んでいますので、暫くお相手が出来ませんの…。その間は子供達で気持ち良くなって下さいませ…。」

「俺で良いのか?彼奴等文句言わない?」

「皆には私から言っておきますわ。愛斗様に抱かれて孕みなさいと。いずれはこの地にゴブリン王国を作るのです。愛斗様にはその王となって頂きたく…だめでしょうか?」

    愛斗は考えた。

「いや、別にダメじゃないけど。他のゴブリンと交尾しても何とも思わないの?」

「?何故です?強き者が女を侍らせるのは当たり前の事…。また多数から求められるのも自然な事では?私は…私が愛斗様を愛し、たまに抱いて頂ければ良いのです。」

「そっか。分かったよ、ハイネ。何人かジェネラルにして残りはハイゴブリンにする。構わないよな?」

「勿論です!あの子達の事…気持ち良くさせて下さいねっ♪」

    と、言う訳で現在に至る。

「ご、ゴブっ♪交尾気持ち良いゴブぅっ♪力も上がるし、最高ゴブっ♪あ…今孕んだゴブ♪」

「?分かるのか?」

「分かるゴブよ?後、ゴブリンは繁殖力が高いゴブ。1週間で妊娠から出産まで終わるゴブよ♪新しい王様は絶倫ゴブから直ぐに数が増えるゴブ♪」

    なんと…魔族より早い繁殖力ではないか。

「成る程なぁ。じゃあ次はゴブ美な。ほら、恥ずかしがってないで来いよ。」

「ご、ゴブぅ…。は、恥ずかしいゴブ…。」

    ゴブ美は何回やっても恥ずかしがって照れまくっている。愛斗はそれを気に入り、頻繁にこの家へと通っていた。

    そんなある日…。

「な、何だ!!この巨大な力はっ!!」

    突然村の外に歪みが発生し、中からヒトが現れた。 

「いてててて…。森?ったく何処だよ此処。」

    愛斗は慌てて外に飛び出した。

「だ、誰だっ!って………何か見たことある顔だなぁ。どこだっけ?」

「そりゃあ…俺が国際的に指名手配されてるからじゃねぇの?お前、地球人?」

    愛斗はテレビで見た事を思い出していた。

「あ…あ…!レン・クドウ!?な、何で!?」

「何でって…何でだっけ。記憶が曖昧だな。確か女とやってるところまで……あっ!妹の誕生日に他の女とやってたからお仕置きされたんだった!やっべ…謝りに行かないと…!」

    レンは空間を開いた。

「お前、魔族に転生したのか?難儀だなぁ。ここじゃ生きるのも大変だろ?俺が力を与えてやるよ。ほれ、【万物創造】のスキル玉だ。これ使って生き延びろよ?その内地球に帰って来いよ。そしたら仲間にしてやるぜ。じゃあなっ!!」

    そう言い残し、レンは空間の中へと消えて行った。

「あ、あの人も元転生者だったのか!どうりで地球でもやりたい放題だった訳だ…。【万物創造】か、真理の力と同じ…。レンさん…あざまっす!!」

    愛斗はレンが消えた空間へと頭を下げていた。

「これで色々出来そうだ!いつか必ずお礼に行きます!レンさん!」

    愛斗は村へと戻った。村には全ゴブリンが集まっていた。

「急に飛び出してどうしたゴブ?もしかして…居なくなるゴブ?」

    ゴブ子は消えそうな声でそう呟いた。

「まだ行かないさ。それに…行くときはこの村と俺の部屋を繋ぐゲートを作ってから行くからさ。安心してくれ。」

「「「「ゲート???」」」」

「分からないか。そうだな、俺の屋敷はガラテアにある。ゲートはその屋敷と此処を繋ぐ扉だと思ってくれればいい。」

    ハイネが愛斗に聞いた。

「それは…いつでも愛斗様と会える…と言う事でしょうか?」

「俺が屋敷に居ればな。生憎と俺は今旅をしていてな。中々時間がとれなくてな。ドラクロワの件を片付けてエルフを仲間にしたら時間も出来るだろう。それまでは俺が此処に来るよ。お前達の数も増やさないとな。さて、続きしようか。まだ孕んでない奴はいるか?居たらついて来い!今日は全員を孕ませてやるぜ!」

「「「「ゴブ~♪」」」」

    愛斗はまだ孕んでいないゴブリン達を新しく屋敷を作りそこに集めた。巨大なベッドには10人以上のゴブリンが裸になり寝転んでいた。

「よ~し、やろうか!最初に欲しい奴は誰だぁ?」

    その日、愛斗は全員に等しく愛を注ぎ、孕ませてやった。

    翌日…。

「じゃあ、ハクア。あの扉を開いた先がガラテアにある俺の屋敷だ。何かあったらいつでも来てくれ。仲間には伝えておくよ。」

「はい…。私達を救って頂きありがとうございました!産んだら向かいますので、また抱いて下さいね?」

「おう!元気な子を生んでくれ。食料とかはガラテアに行けば貰える様に手配しておく。なるべく村からは出ない様にな?お前達に死なれたら悲しい。」

「愛斗さまぁっ!」

    ハイネは愛斗に抱きついた。

「どうした、ハイネ?泣き虫だなぁ。」

「ぐすっ。また…来て下さいね。此処は貴方の国でもあるのですから…!」

「ああ。たまに顔を出すよ。来週かな?皆産み終わってるだろうし。次を仕込みに来るさ。」

「ら、来週?暫く来ないのでは?」

「バカ。俺は転移出来るからいつでも来れるんだよ。だからまた来週。あ、もしかして暫く会えないと思って泣いた?可愛いなぁ、ハイネは。ははは。」

    ハイネは顔を真っ赤にしていた。

「ば、ばかぁぁぁぁっ!」

「ははは、よし。じゃあ可愛いハイネも見れたし。俺は行くよ。またな!転移!」

    そう言って、愛斗は分かれ道まで転移した。

「ばかっ…。さぁ、皆!元気な子を生むわよぉっ!」

「「「「ゴブ~♪」」」」

    ゴブリン村は今日も平和なのであった。
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