56 / 63
第5章 ゴッデス大陸
第54話 急遽ダンジョンへ
しおりを挟む
人間の住む街を首都とし港町へと移し、首都のあった場所に獣人の住む街を作る事にした。
「さてガラオン、街はどんな感じにしたい?」
「はっ! そうですなぁ……、」
ガラオンは街に対する要望を挙げていく。理想はデモン大陸にあった町。それを分厚い外壁で囲って欲しいとの事だった。どうやら人間を信用してはいないらしい。それも散々人間の手で振り回されたのだから仕方のない事だろう。
「……ふむふむ。じゃあその案で作るよ。城はあのままで良いよね?」
「はっ!」
アースはこの旧首都を城だけ残し一度更地に変えた。それから綺麗に整地しなおし、芝生を生やす。そこにログハウスを建てる。外観は狭そうに見えるが中身はとんでもなく広い。アースはここでも空間拡張技術を使っていた。獣人は繁殖力が強い。種族にもよるが多産種だ。しかも割りとマンションのような無機物は好まない。自然豊かな環境が好みらしい。
アースは自然を生かした町づくりを目指し、一週間で獣人の暮らす街を作り上げた。それをガラオンに引き渡し、アースは言った。
「ガラオン、過去に人間と色々あったとは思う。けど、できたら無駄な争いは避けて欲しい。この大陸での暮らしを今後世界に広げていくためにもね」
「世界……。アース殿は全ての大陸で人種による差別をなくそうと?」
「うん、まぁね。みんな同じ星で暮らす仲間じゃないか。毛並みが違うからと言って差別したり争うのはナンセンスだ。だから文明は発達しないし、技術も進化しない。みんなで知恵を合わせ、よりよい世界を目指す。それが俺の目標かな」
「ははっ、我ら獣人一同はアース殿の命に従います。ですが自衛権だけはいただきたい」
「それはもちろんだよ。もし何かあったら遠慮なく言ってくれ。俺が飛んでくるからさ」
「かたじけない!」
こうしてゴッデス大陸では獣人と人間が暮らす事となる。今はまだ交流はない。だがいずれは交流させる事が最終目標だ。
「じゃあこの街はガラオンに預ける。いいね?」
「はっ!」
そうガラオンに告げ、アースは旧首都と新首都の中間地点へと向かった。
「ここを人間と獣人が一緒に楽しめる町にする。さて……、どうしようか」
そこに火竜たちが帰って来た。
「アース、ここにいたのか!」
「ん? どうしたの兄さん?」
火竜はかなり慌てていた。
「ダンジョンでスタンピードの兆候がっ!」
「えっ!?」
スタンピード。ダンジョンの魔物が何らかの理由で大量発生し、地上に溢れだす現象の事を指す。
「兄さん達が狩りまくってたのに?」
「いや、俺達はまだ中層くらいまでしか降りてなかったんだよ」
水竜がそれに続く。
「そうそう、ここのダンジョンめっちゃ深くてさぁ。私達もまだ二百五十階までしか進んでないのよ」
そこに風竜が付け加える。
「しかももう敵がデモン大陸の最下層くらい強いんだよ! で、階層にいるモンスターの強さがバラバラだったんだ。これは下の階層からモンスターが上ってきてるからだと思って……」
それを聞いてアースは思った。
(中層ですでに敵があのダンジョンと同じ? となると……もしかしたら下層にはもっと強い敵がわんさか? 止まっいるレベルも上がるかも?)
アースはスタンピードで被る損害ではなく、停滞していたレベルが上がる絶好の機会だと思った。そしてすぐさまダンジョンへと向かう。当然火竜達もついてくる。
「アース、そういやお前が戦うのは初めて見るな。どのくらいやれるか見させてもらうぜ」
「ああ、安心して見てていいよ」
四人は最高到達点まで転移魔方陣で飛び、さらなる下層を目指す。
「【アイアンボール】!」
アースは通路いっばいの鉄球をつくり、それを転がして敵を牽いていた。
「「「……ずりぃ……」」」
「え? なにが?」
その他にも、岩の壁に閉じ込め窒息死させたり、壁二枚で圧死させたりとアースは敵に近付きもせず余裕で先に進んでいた。
「ちゃんと戦ってやれよアース……。さすがにモンスターが可哀想だ」
「戦いってこんなもんでしょ。決闘してるわけじゃないんだしさ。先は長いんでしょ? 今から全力出してどうするのさ。スタンピードが起きるかもしれないんでしょ? ほら、サクサクいくよ?」
「「「鬼畜すぎる……」」」
こうして進むこと数日、アース達は地下三百階層へと到達していた。
「これは……不味いね」
地下三百階層の通路には所狭しとモンスターがひしめいていた。
「こりゃあスタンピード目前だな。アース、俺らも……」
「いや、見てていいよ」
「「「は?」」」
アースは通路の天井にトゲ付きの分厚い岩塊をつくり、それを落としてモンスターを一網打尽にしていく。
「またかよ!?」
「あ、レベル上がった」
ここにきてようやくレベルが上がり始めた。
「よ~し、やる気出てきた! 兄さん達は宝箱の回収を頼むよ! 俺はガンガン倒していくからさ!」
アースは兄達と離れモンスター狩りに集中し始める。
「あいつ……」
「それより宝箱よっ! パーティー登録している私達なら開けられるんだから回収回収~」
「あ、僕のレベルも上がったみたいだ」
ダンジョンでは原則宝箱は倒した者しか開けないが、パーティーメンバーなら開ける事ができる。その分取得経験値も分散されるが、今はスタンピード目前。モンスターは掃いて捨てるほどいる。例え経験値が四分の一になろうとも普段とは比べ物にならないくらいモンスターが溢れているのだ。アースにとってスタンピードは絶好の狩場となっていた。
「喜んじゃいけないんだろうけど……スタンピード万歳だっ! さあ来いモンスター! 俺の糧になれっ!」
アースは嬉々としてモンスターの群れに飛び込むのだった。
「さてガラオン、街はどんな感じにしたい?」
「はっ! そうですなぁ……、」
ガラオンは街に対する要望を挙げていく。理想はデモン大陸にあった町。それを分厚い外壁で囲って欲しいとの事だった。どうやら人間を信用してはいないらしい。それも散々人間の手で振り回されたのだから仕方のない事だろう。
「……ふむふむ。じゃあその案で作るよ。城はあのままで良いよね?」
「はっ!」
アースはこの旧首都を城だけ残し一度更地に変えた。それから綺麗に整地しなおし、芝生を生やす。そこにログハウスを建てる。外観は狭そうに見えるが中身はとんでもなく広い。アースはここでも空間拡張技術を使っていた。獣人は繁殖力が強い。種族にもよるが多産種だ。しかも割りとマンションのような無機物は好まない。自然豊かな環境が好みらしい。
アースは自然を生かした町づくりを目指し、一週間で獣人の暮らす街を作り上げた。それをガラオンに引き渡し、アースは言った。
「ガラオン、過去に人間と色々あったとは思う。けど、できたら無駄な争いは避けて欲しい。この大陸での暮らしを今後世界に広げていくためにもね」
「世界……。アース殿は全ての大陸で人種による差別をなくそうと?」
「うん、まぁね。みんな同じ星で暮らす仲間じゃないか。毛並みが違うからと言って差別したり争うのはナンセンスだ。だから文明は発達しないし、技術も進化しない。みんなで知恵を合わせ、よりよい世界を目指す。それが俺の目標かな」
「ははっ、我ら獣人一同はアース殿の命に従います。ですが自衛権だけはいただきたい」
「それはもちろんだよ。もし何かあったら遠慮なく言ってくれ。俺が飛んでくるからさ」
「かたじけない!」
こうしてゴッデス大陸では獣人と人間が暮らす事となる。今はまだ交流はない。だがいずれは交流させる事が最終目標だ。
「じゃあこの街はガラオンに預ける。いいね?」
「はっ!」
そうガラオンに告げ、アースは旧首都と新首都の中間地点へと向かった。
「ここを人間と獣人が一緒に楽しめる町にする。さて……、どうしようか」
そこに火竜たちが帰って来た。
「アース、ここにいたのか!」
「ん? どうしたの兄さん?」
火竜はかなり慌てていた。
「ダンジョンでスタンピードの兆候がっ!」
「えっ!?」
スタンピード。ダンジョンの魔物が何らかの理由で大量発生し、地上に溢れだす現象の事を指す。
「兄さん達が狩りまくってたのに?」
「いや、俺達はまだ中層くらいまでしか降りてなかったんだよ」
水竜がそれに続く。
「そうそう、ここのダンジョンめっちゃ深くてさぁ。私達もまだ二百五十階までしか進んでないのよ」
そこに風竜が付け加える。
「しかももう敵がデモン大陸の最下層くらい強いんだよ! で、階層にいるモンスターの強さがバラバラだったんだ。これは下の階層からモンスターが上ってきてるからだと思って……」
それを聞いてアースは思った。
(中層ですでに敵があのダンジョンと同じ? となると……もしかしたら下層にはもっと強い敵がわんさか? 止まっいるレベルも上がるかも?)
アースはスタンピードで被る損害ではなく、停滞していたレベルが上がる絶好の機会だと思った。そしてすぐさまダンジョンへと向かう。当然火竜達もついてくる。
「アース、そういやお前が戦うのは初めて見るな。どのくらいやれるか見させてもらうぜ」
「ああ、安心して見てていいよ」
四人は最高到達点まで転移魔方陣で飛び、さらなる下層を目指す。
「【アイアンボール】!」
アースは通路いっばいの鉄球をつくり、それを転がして敵を牽いていた。
「「「……ずりぃ……」」」
「え? なにが?」
その他にも、岩の壁に閉じ込め窒息死させたり、壁二枚で圧死させたりとアースは敵に近付きもせず余裕で先に進んでいた。
「ちゃんと戦ってやれよアース……。さすがにモンスターが可哀想だ」
「戦いってこんなもんでしょ。決闘してるわけじゃないんだしさ。先は長いんでしょ? 今から全力出してどうするのさ。スタンピードが起きるかもしれないんでしょ? ほら、サクサクいくよ?」
「「「鬼畜すぎる……」」」
こうして進むこと数日、アース達は地下三百階層へと到達していた。
「これは……不味いね」
地下三百階層の通路には所狭しとモンスターがひしめいていた。
「こりゃあスタンピード目前だな。アース、俺らも……」
「いや、見てていいよ」
「「「は?」」」
アースは通路の天井にトゲ付きの分厚い岩塊をつくり、それを落としてモンスターを一網打尽にしていく。
「またかよ!?」
「あ、レベル上がった」
ここにきてようやくレベルが上がり始めた。
「よ~し、やる気出てきた! 兄さん達は宝箱の回収を頼むよ! 俺はガンガン倒していくからさ!」
アースは兄達と離れモンスター狩りに集中し始める。
「あいつ……」
「それより宝箱よっ! パーティー登録している私達なら開けられるんだから回収回収~」
「あ、僕のレベルも上がったみたいだ」
ダンジョンでは原則宝箱は倒した者しか開けないが、パーティーメンバーなら開ける事ができる。その分取得経験値も分散されるが、今はスタンピード目前。モンスターは掃いて捨てるほどいる。例え経験値が四分の一になろうとも普段とは比べ物にならないくらいモンスターが溢れているのだ。アースにとってスタンピードは絶好の狩場となっていた。
「喜んじゃいけないんだろうけど……スタンピード万歳だっ! さあ来いモンスター! 俺の糧になれっ!」
アースは嬉々としてモンスターの群れに飛び込むのだった。
2
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる