盗賊稼業も楽じゃない?目指せ大盗賊!

夜夢

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第1章 盗賊になりました

第08話 女騎士

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「くそう…3人で交代しながら休んでやがる…。あれじゃ抜けられない!」

    1人がベースで休み、残り2人が槍を構えて階段を封鎖する。それを半日繰り返していた。

「来ないね~。この階層には居ないのかな?」

「だとしたら…上か。もしくはこの階層だけ罠を残して下に向かったか…。」

「えぇ~。それじゃ特定出来ないじゃない。」

    成る程、その手があったか。解除する階層としない階層を混ぜれば…。しかし…あれをどうにか突破しないとなぁ…。仕方無い、やっちゃうか。 

    グリッドは暗闇から姿を出し、騎士達に近付いた。

「誰っ!?…子供?何でこんな所に…。」

「何でって…。貴女達が呼んだから来たんですよ。随分溜まっている様で。良かったらコレでスッキリしてみませんか?」

「「っ!!?」」

    グリッドは服を脱ぎ裸を晒した。

「き、君が一連の犯人!?」

「…見た顔…。あ、君!クライム盗賊団の!」

    手配書か。不味いかな。さっさと片付けよう。

「【バインド】。」

「「っ!!?」」

    グリッドは2人を拘束し、側に近寄った。

「では…欲しかったモノをあげましょう。先ずは貴女から。」

「~~~っ!」

    2人は成す術なく快楽に堕ちた。

「ふわ…。そろそろ交代…っ!?だ、誰!?」

「やっと起きましたか。2人はもう堕ちましたよ?」

「え?」

    騎士は地面に転がる2人に目をやった。

「あ…あ…♪しゅごぉ……♪来て良かったぁ…♪」

「この子…天才かも…ぉ…♪」

「あ…あぁぁぁぁっ!何して!私だけ仲間外れに!」

    グリッドは言った。

「まだ時間はありますよ。隊長さんが戻ってくるまでたっぷり楽しみましょう。」

「はっ!い、今ならヤり放題…。2人を満足させてまだあんな……。」

    カチャカチャ…ガラン。

「お、お願いしまぁぁぁす♪」

    騎士は自ら鎧を外し、股を開いた。

「ははは、余程溜まってたみたいですね。良いでしょう、この2人同様…スッキリ解消してあげますね。」

「あっ…♪久しぶりの…あぁぁぁぁんっ♪」

    隊長が応援を求めに国に戻り、再び迷宮へと戻って来たのは1ヶ月後。その後ろには味方は居なかった。

「くっ!王があの様な腑抜けだったとは!何がこれ以上戦力は失えないだ!頼む、無事でいてくれっ!」

    隊長は漸く地下170階へと辿り着いた。そして、仲間達の変わり果てた姿を目にした。

「グリッドさぁん…♪今日は私から御奉仕させて頂きますぅ~…♪あんっ♪」

「次は私がぁ…♪」

「最後は私の小さな身体で…♪」

    隊長は剣を落とした。

「お、おおおお前達っ!!?な、ななな何をしているかっ!」

「ん?」

「「「…あ。隊長?」」」

    4人が戻って来た隊長を見て動きを止めた。

「あ、あははは。隊長~、ご免なさい♪私達…騎士団抜けるから♪」

「な、なにっ!?」

「私達はぁ…グリッド親衛隊になるのです♪」

「は…はぁ?」

「隊長こそ、味方はどうしたんですか?」

「うっ!そ、それは…。」

    グリッドが言った。

「多分…見捨てられたんじゃないですか?俺にこれ以上かまけて貴重な戦力を失ったら他国に攻め込まれちゃうかもしれないしね。同じく、冒険者も俺を恐れて国を出ちゃったんでしょ?なら魔物の駆除もしなきゃならないし、ああ、大変だね。」

「き、貴様っ…!」

    グリッドは笑っていた。

「隊長…今の話は本当に?」

「…ああ。王はこの件についてもう手を出さないそうだ。応援は断られ、全ての騎士は迷宮を離れた。同じく、冒険者もな。」

「すご…グリッドさんの言った通りだ!」

「だろう?じゃ賭けに勝ったのは俺って事で。君達3人には孕んで貰おうか。」

「「「はいっ!お好きな穴から孕ませて下さいませっ♪」」」

「なっ!?」

    隊長は仲間を殺した仇の前でアッサリと股を開く3人を信じられない様な目で見ていた。

「…それがお前達の選んだ道と言う事か。私と敵対する事になっても良いのだな?」

    3人は言った。

「隊長…。隊長とグリッドさんならグリッドさんを選ぶに決まってるじゃないですか!」

「そうそう。強いし、上手いし、格好いい。当然の選択ですよ?」

「隊長も味わえば分かる。グリッドは凄い。」

「…ふぅ…残念だ。ならばこれからは別々の道を歩もう。去らばだ。」

「あっれ~?隊長さんは目の前に仇が居るのに帰っちゃうんですか~?」

    グリッドは隊長を挑発した。

「…好きに言えばいい。騎士は国を守る力だ。王が止めると言えば従う他ない。そんな安い挑発には乗らんよ。どうせお、お前は…わ、私の身体が目当てなのだろう!戦うと見せ掛け!服を切り裂き!そして…そのそそり勃つ逞しいモノで私を貫くのだろう!」

「…は?はい?」

「くっ!何てイヤらしい目だ!わ、私をそんな目で見るなぁっ!わ、私はっ!私が身体を捧げるのは…私より強い男にだけと決めているのだぁぁぁぁぁっ!貴様の様な盗賊がっ!厳しい修練を積んだ騎士である私に勝てる訳が無い!私が欲しいなら正々堂々と決闘しろ!」 

    何を言ってるんだろう…。別に帰るなら帰ってくれて良いのだが。

「いえ、結構です。」

「うむ。ではヤろうか。」

「受けてねぇよ!?帰るなら帰れよ!?」

「な、何て事を!ふ、ふん!臆病者が。女からの決闘も受けられんとはな!成る程、この鎧が怖いのだな?良いだろう。お前も裸だ。私もは、裸でやってやろうじゃないか!」

    隊長は勝手に脱ぎ始めた。

「なぁ…。お前達の隊長さんっておかしくない?言葉が通じないんですけど。」

「あ~。アレは一緒に来たいけど恥ずかしいから何とか決闘に持ち込んでヤられる気って意味です。ああ見えて処女こじらせてるんで…。」

「ば!バカにするにゃぁぁぁぁっ!し、処女の何が悪いっ!私は愛に生きる!さあ、脱いだぞ!決闘を受けろ!」

    と、隊長は手袋ではなく下着を投げつけてきた。 

「き、汚ねぇな!?何て事しやがる!」

「き、汚くないっ!ちゃんと洗ってある!多少濡れてはいるが!」

「隊長…垂れてますよ?」

「これは汗だ!」

    どっちにしろ汚ねぇ…。

「退け、お前等。」

「「「きゃんっ!?」」」

    グリッドはゆっくりと立ち上がった。

「ほ、ほう?やる気になったか?その意気や良しっ!」

「顔も名前も知られてしまったからには帰せないなぁ。ちょっとイカれてそうだけどこれも修行の為。決闘を受けてやるよ。俺が負けたら国につき出すなり好きにしな?だけど…貴女が負けたら死ぬまで一生俺の奴隷ね。」

「望む所っ!王国騎士団第13部隊隊長…【イリス・ハイランド】!推して参るっ!」

「クライム盗賊団団員【グリッド・クライム】。では…始めようか。」

「「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」 

    決闘はおかしな事になっていた。先ず第一に2人とも全裸で武器を持っていない。そして、何故か彼女は抱きつきたがっていた。

「近接タイプ?」

「ぐぬっ…、あと少しなのにっ!っ!もらったぁっ!」

「おわっ!?(わざと)」

    グリッドはイリスに足をかけられ、後ろに転んだフリをしてみた。どうにもイリスの目的が掴めない為である。倒されたグリッドにイリスが馬乗りになった。

「ふっ…ふふふふっ!たわい無い。漸く捕まえたぞ!」

「くっ!俺をどうする気だっ!」

「そうだなぁ?国につき出すのは何時でも出来る。が、その前に仲間を殺された復讐をしなければな。お前は女を悦ばせるのが上手いらしいじゃないか?なら…逆に悦ばせられるのはどうかな?」

    そう言って、イリスはグリッドを犯した。

「くっ♪あはぁぁぁぁぁっ♪こ、これが男…っ♪」

    3人はそんな隊長をジト~っと睨んでいた。

「や、止めろぉぉぉぉっ!」

「あはははは♪良いぞぉ…♪このまま搾り尽くしてやろう!あははははは!」

「…何だろこの茶番…。」

「隊長も…やりたかったんなら素直に言えば良かったのに。」

「グリッドさん…滅茶苦茶手加減してたね。」

    隊長はもう勝った気でグリッドを責めるのであった。
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