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第1章 始まりの章
01 主人公登場
彼は1人、獲物を求めダンジョンを歩いていた。小さな村で生まれ、15で成人した彼は、ある目的を遂げる為、近くの町の冒険者ギルドの門を開いた。その時彼はギルド内でこんな話を耳にした。
ー異世界から勇者達が召喚され、やりたい放題ー
ー不思議な力で彼女を取られたー
ー俺達の力じゃ反抗すら出来ないー
ー知らない知識で荒稼ぎしているー
他にも、勇者と呼ばれる者達は、すべからく碌な噂を聞かなかった。力に溺れ、弱者を狩る。奴等は勇者と言う肩書きで、色々な場所で好き放題やっているらしい。聞こえる話はどれも同じ、勇者は最低だ!である。称える声等聞いた試しが無い。
「くっ…くくくっ…。勇者…勇者…勇者っ!!俺は勇者を全て殺す。何処から来たのか知らないが、お前等はやり過ぎた。力が正義?ならば力で示してやろうじゃないか。くくっ、さて…今日はどんな勇者が相手かなぁ~♪」
彼は1人、洞窟を歩いていく。
時は遡り、彼が10歳を迎えた頃…。小さな村に勇者を名乗る人物がやってきた。そいつはいきなり民家に押し入り、タンスを開け、壺や樽を割り、アイテムを回収し、去っていった。残ったのは瓦礫と汚れた床のみ。
「ねぇ父さん、アレは泥棒じゃないの?」
「しっ!聞かれるぞっ、いいんだ…。力がない私達はただ耐えるしかないんだよ、ガゼル…。逆らったら何をされるか…。」
ガゼルは子供ながらに思った。勇者ってなんだろう。略奪者?暴漢者?狼藉者?犯罪者じゃないの?何で誰も何も言わないんだろう。民家に侵入し、金やアイテムを根こそぎ持っていく。しかも、いらない武器や防具が出たらそれを道具屋に売りに行く。道具屋は盗品と知りながらも買い取る。何だこれ…。こんなの…間違ってる。誰も何も言わないのは力が無いからだって言ってた。
「なら…勇者より強くなればいい。見てろよっ、勇者!いつまでもこの世界の者が大人しくしていると思うな!」
それからガゼルは5年間、毎日毎日休む事なく身体を鍛え、技を磨き、魔法も覚えた。そんなガゼルには1つだけ、生まれ持ったスキルがあった。
ー【スキル消去】ー
・敵が持つスキルを全て消去出来る。耐性も無効化も反射も何もかも無意味。使われた敵は必ず全てのスキルを失う。
「これがあれば…勇者が幾つスキルを持っていたとしても関係ない。全ての悪人には死を。力に溺れたお前等勇者は俺が世界から消してやるっ!ははっ、はははははっ!!」
ガゼルは冒険者登録をし、ギルドにいた冒険者からさりげなく、勇者の情報を聞いては断罪する日々を送っていた。スキルに頼りきっていた勇者と呼ばれる者達は、大して身体を鍛えもせず、モンスターを倒し、レベルだけを上げていた。そんな勇者達が、スキルを失い、鍛えに鍛えた彼に勝てる訳もなく、呆気なくその命を散らしていた。
「ばか…な、俺は勇者なんだ…ぞ!たかが…冒険者風情に…ごふっ…………」
「何が勇者だ。弱い者を虐げ、自分ばかり良い思いをする、そんな奴が勇者な訳ないだろう!」
彼は死体となった勇者をモンスターの群れに放り投げる。モンスター達は死体の肉を千切り、ムシャムシャと食べていく。
「あぁ…後何人居るんだろうなぁ…。本当に勇者って奴は碌でも無いな。」
彼はクエスト達成に必要なアイテムを集め、ギルドへと戻っていく。
「お疲れ様でした。クエスト完了です。今回のクエストを無事、達成されましたガゼル様は、今から9級冒険者となります。9級からは討伐依頼も受けられますので、頑張って下さいね!」
「ありがとうございます。」
彼は毎日コツコツと採取クエストを繰り返し、今日、9級冒険者となった。
冒険者ギルドでは、冒険者をランク分けしており、初めは誰もが10級からスタートする。依頼もランク毎に分かれており、最初はコツコツとやるしかない。最上級はSSSランク。どうやったらなれるのか、今は興味が無いので聞いていない。
ただし、例外がある。勇者と呼ばれる者達はいきなり5級スタートなのだ。5級になるとダンジョン等を自由に歩き回れ、侵入不可エリアの先まで進む事が出来る。5級以上にならないと危険すぎて許可出来ないとギルド員は言った。
「取り敢えず、目標はランク5級かな。じゃないとここから先に進めない。暫くは討伐依頼でポイント稼ぎだな。」
彼はめぼしい依頼を受け、毎日淡々とこなしていった。
「素晴らしい成果ですね!ガゼル様!たった3ヶ月で5級まで上がるなんて…。」
「僕はただ毎日依頼をこなしていただけだよ。ここからは実力が無ければ先へは進めない。暫くダンジョンにでも籠って力をつけるとするよ。」
「ダンジョンは危険ですので、十分気を付けて下さいね!」
「ありがとう。」
彼は受付に礼を述べ、ギルド内の話に耳を傾けた。
ー最近、勇者少なくなったよなー
ー何処か稼げる場所に行ったんだろ?ー
ーやっといなくなったかー
ーこれで安心して暮らせるー
やはり勇者は碌でも無い奴等ばかりだ。
彼は改めて勇者を排除すると心に決め、今日もまたダンジョンへと向かうのだった。
ー異世界から勇者達が召喚され、やりたい放題ー
ー不思議な力で彼女を取られたー
ー俺達の力じゃ反抗すら出来ないー
ー知らない知識で荒稼ぎしているー
他にも、勇者と呼ばれる者達は、すべからく碌な噂を聞かなかった。力に溺れ、弱者を狩る。奴等は勇者と言う肩書きで、色々な場所で好き放題やっているらしい。聞こえる話はどれも同じ、勇者は最低だ!である。称える声等聞いた試しが無い。
「くっ…くくくっ…。勇者…勇者…勇者っ!!俺は勇者を全て殺す。何処から来たのか知らないが、お前等はやり過ぎた。力が正義?ならば力で示してやろうじゃないか。くくっ、さて…今日はどんな勇者が相手かなぁ~♪」
彼は1人、洞窟を歩いていく。
時は遡り、彼が10歳を迎えた頃…。小さな村に勇者を名乗る人物がやってきた。そいつはいきなり民家に押し入り、タンスを開け、壺や樽を割り、アイテムを回収し、去っていった。残ったのは瓦礫と汚れた床のみ。
「ねぇ父さん、アレは泥棒じゃないの?」
「しっ!聞かれるぞっ、いいんだ…。力がない私達はただ耐えるしかないんだよ、ガゼル…。逆らったら何をされるか…。」
ガゼルは子供ながらに思った。勇者ってなんだろう。略奪者?暴漢者?狼藉者?犯罪者じゃないの?何で誰も何も言わないんだろう。民家に侵入し、金やアイテムを根こそぎ持っていく。しかも、いらない武器や防具が出たらそれを道具屋に売りに行く。道具屋は盗品と知りながらも買い取る。何だこれ…。こんなの…間違ってる。誰も何も言わないのは力が無いからだって言ってた。
「なら…勇者より強くなればいい。見てろよっ、勇者!いつまでもこの世界の者が大人しくしていると思うな!」
それからガゼルは5年間、毎日毎日休む事なく身体を鍛え、技を磨き、魔法も覚えた。そんなガゼルには1つだけ、生まれ持ったスキルがあった。
ー【スキル消去】ー
・敵が持つスキルを全て消去出来る。耐性も無効化も反射も何もかも無意味。使われた敵は必ず全てのスキルを失う。
「これがあれば…勇者が幾つスキルを持っていたとしても関係ない。全ての悪人には死を。力に溺れたお前等勇者は俺が世界から消してやるっ!ははっ、はははははっ!!」
ガゼルは冒険者登録をし、ギルドにいた冒険者からさりげなく、勇者の情報を聞いては断罪する日々を送っていた。スキルに頼りきっていた勇者と呼ばれる者達は、大して身体を鍛えもせず、モンスターを倒し、レベルだけを上げていた。そんな勇者達が、スキルを失い、鍛えに鍛えた彼に勝てる訳もなく、呆気なくその命を散らしていた。
「ばか…な、俺は勇者なんだ…ぞ!たかが…冒険者風情に…ごふっ…………」
「何が勇者だ。弱い者を虐げ、自分ばかり良い思いをする、そんな奴が勇者な訳ないだろう!」
彼は死体となった勇者をモンスターの群れに放り投げる。モンスター達は死体の肉を千切り、ムシャムシャと食べていく。
「あぁ…後何人居るんだろうなぁ…。本当に勇者って奴は碌でも無いな。」
彼はクエスト達成に必要なアイテムを集め、ギルドへと戻っていく。
「お疲れ様でした。クエスト完了です。今回のクエストを無事、達成されましたガゼル様は、今から9級冒険者となります。9級からは討伐依頼も受けられますので、頑張って下さいね!」
「ありがとうございます。」
彼は毎日コツコツと採取クエストを繰り返し、今日、9級冒険者となった。
冒険者ギルドでは、冒険者をランク分けしており、初めは誰もが10級からスタートする。依頼もランク毎に分かれており、最初はコツコツとやるしかない。最上級はSSSランク。どうやったらなれるのか、今は興味が無いので聞いていない。
ただし、例外がある。勇者と呼ばれる者達はいきなり5級スタートなのだ。5級になるとダンジョン等を自由に歩き回れ、侵入不可エリアの先まで進む事が出来る。5級以上にならないと危険すぎて許可出来ないとギルド員は言った。
「取り敢えず、目標はランク5級かな。じゃないとここから先に進めない。暫くは討伐依頼でポイント稼ぎだな。」
彼はめぼしい依頼を受け、毎日淡々とこなしていった。
「素晴らしい成果ですね!ガゼル様!たった3ヶ月で5級まで上がるなんて…。」
「僕はただ毎日依頼をこなしていただけだよ。ここからは実力が無ければ先へは進めない。暫くダンジョンにでも籠って力をつけるとするよ。」
「ダンジョンは危険ですので、十分気を付けて下さいね!」
「ありがとう。」
彼は受付に礼を述べ、ギルド内の話に耳を傾けた。
ー最近、勇者少なくなったよなー
ー何処か稼げる場所に行ったんだろ?ー
ーやっといなくなったかー
ーこれで安心して暮らせるー
やはり勇者は碌でも無い奴等ばかりだ。
彼は改めて勇者を排除すると心に決め、今日もまたダンジョンへと向かうのだった。
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