転生?召喚?ー勇者(クズ)を屠る者ー

夜夢

文字の大きさ
104 / 123
第7章 神界と神々の章

20 優秀すぎる教師ガゼル

しおりを挟む
 あれから一週間、初日にキッチリ締め上げたおかげか、生徒たちは誰一人逆らう事なくガゼルに従っていた。しかしそれも上っ面のみだ。

「今日の授業は終了だ。明日は朝から夕方まで実技だ。覚悟しておけ」

 そう告げ、ガゼルは教室を出た。

「朝から夕方まで実技だ!? ふざけんなよっ!」
「まぁまぁ……。実技なら手抜きできんじゃん?」
「見逃すような奴かよっ! くそぉぉっ……! どうにかアイツを排除できねぇもんか……」
「無理だろ。王命らしいからな~。戦にでもならなきゃな~」

 男子連中はイラつきが止まらなかった。対して女子は……。

「ねぇねぇ、実技ってなにかな?」
「う~ん……保健とか?」
「や~だ~♪ でもそれはアリアリのアリねっ!」
「あ、そう言えば……先生のアレどうだった?」

 初日にヤられた女生徒は頬を赤くし答えた。

「凄かった……♪ 実はあれから放課後毎日先補習お願いしててさ……」
「えっ!? な、なにそれ!?」
「私……今めっちゃ天才♪ だって……正解したらえっちしてくれるし……♪」
「ぬ、抜け駆けよぉっ! ど、どんな事してるの?」
「え~? それはまぁ……普通にお勉強よ? ただし……開始から終了までずっと繋がったままでね♪ 先生の何回射精しても元気だし♪ あ、そろそろ時間だからまたね~♪」

 そう言い、女生徒は今日も補習で精を出される。

「……わ、私達も先生に認められるように頑張るわよっ!」
「「「「おぉ~っ!」」」」

 これが男子たちには面白くない。

「くそがっ……、簡単に尻尾ふりやがって……。クソビッチ共がよっ……!」
「初日のアレはインパクトでかかったすからねぇ……」
「あ~あ、平民でもイジメに行くか」
「だな」

 その頃ガゼルは……。

「今日も補習希望か?」
「はいっ! じゃあ……座りますね?」
「ああ」

 女生徒は補習室に入るなり下着を脱ぎ捨て、椅子に座るガゼルに向かい合って腰を下ろす。

「んっ……♪ あぁぁぁぁっ……♪ 先生……♪」
「ちゃんと勉強してるか?」
「はいっ! 部屋に帰った後欠かさずやってますっ♪」
「そうか。えらいぞ? なら今日も時間まで抱いてやろう」
「は、はいっ♪ 今日も先生のいっぱい私のお腹に注いでくださいねっ♪ あっんっ……ふあぁぁぁぁんっ♪」

 補習室では欠片も勉強などしていなかった。そもそも真面目になれば学力などどうでも良い。抱いてやるだけでおとなしくなるなら願ってもない。

「あぁぁっ! 先生っ……せんせぇぇぇっ♪」
「だいぶ上手くなったな。ガキにしては上出来だっ!」
「んっ……ちゅっ……♪ そんなお子さまにこんなコト教えて……♪ んっ……♪ いけないんだ~♪」
「なら止めるか?」
「い、いやぁっ! やめないでぇっ! 毎日びゅるびゅるしてもらわなきゃ私ぃっ!」

 女生徒はひっしにしがみついて離れようとしなかった。

「冗談だ。今夜俺の部屋に来いよ。お泊まりで特別補習だ。好きなだけ抱いてやるよ」
「お泊まりっ! い、いくっ! お泊まりえっちするぅぅぅっ!」
「んじゃこのまま行くぞ? 【転移】」
「ひゃわっ!?」

 ガゼルは女生徒と繋がったまま自室のベッドへと転移した。

「い、今のは……なに?」
「転移魔法だ。ここは俺の部屋だ。入り口には侵入不可結界を張ってあるからな。さあ、初めての裸の付き合いだ。全部脱いでみせな」
「で、でも……。私胸ペタンコだよ?」
「構わねぇよ。ほら、脱がしてやんよ」
「あぁんっ!」

 ガゼルは女生徒を全裸にし、自分も服を脱いだ。

「先生の身体……すごっ……!」
「さあ、朝までやるぞ? お前はもう更正した。これからは好きな時に部屋に来な。来たら必ず抱いてやるからよ?」
「は、はいっ!」

 それからガゼルは女生徒とたっぷり楽しみ、朝まで抱き続けるのであった。
 そして翌朝……。

「今日は休みにしといてやるよ。ゆっくり休んでな」

 ガゼルは疲れはてて眠る女生徒をベッドに寝かせ教室へと転移した。

「お早う諸君。ではこれより実技の授業を始める。男子は訓練場を夕方まで走り続けろ。いいな?」
「「「「はぁぁぁっ!?」」」」
「おまっ! ふざけんなよっ! んな無茶苦茶な話があるかっ!」
「あぁん!? なにも無茶苦茶な話じゃないぞ」
「は?」

 ガゼルは無い頭でもわかるように説明してやった。

「お前ら、戦が短時間で終わるとでも思ってんのか?」
「い、いや……」
「それこそ相手が降参するまで戦い続けるんだぞ? 丸一日走れるくらいの体力くらいなくてどうする。それに……急いで陣を敷くために領地から戦場へ強行しなければならない事もあるかもしれん。そうなれば休みなく走り続けなきゃならないんだぞ? まさか自分は貴族だからって許されるなんて思っちゃいねぇよな? 貴族こそ民を守るために一番に戦場に駆けつけなければならないんだ。わかったら行け」

 完全に言い負かされた男子生徒たちは副担任の女教師とともに訓練場へと向かった。そして教室にはガゼルと女生徒のみが残る。

「先生、私達はなにを?」
「お前たちはそうだな、これから子供の作り方を学んでもらう」
「「「「えっ♪」」」」

 ガゼルは言った。

「いいか? 貴族の女子たるもの子供の作り方くらいわからないでどうする。お前たちはこれから結婚し、男子を産まなければならないのだぞ? いざって時に怯まないように今からならしておいてやるよ。この教室に隔絶結界を張った。外からは空の教室に見えるから安心して脱げ」

 そう言い、ガゼルは教壇の前に大きなベッドをレジストリから取り出して置いた。 

「脱いだ奴からベッドにこい。夕方までたっぷり指導してやろう」
「はいっ!」
「わ、私も脱ぎますっ!」
「私いっちば~ん!」
「「「「あぁぁぁっ! 早すぎっ!」」」」
「安心しろ。俺のは萎えないからな。何人だろうと何回だろうとたっぷり抱いてやろう。では……はじめようか」

 ガゼルはベッドに横になり期待の視線を送る女生徒に覆い被さるのであった。 
しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

処理中です...