転生?召喚?ー勇者(クズ)を屠る者ー

夜夢

文字の大きさ
121 / 123
第7章 神界と神々の章

37 東の大陸の今

しおりを挟む
 武術大国ハイシャンを手に入れたガゼルはこれまで手に入れた国を全て一つにまとめ上げた。この新たな国は東の大陸の三分の二を占めている。東の大陸で残る国は三つ。最北にある農業国【リンゴーン】、その南東に海洋国家【ウーニュ】、そしてその西にある商業国【フォール】。
 この三国はお互いに同盟を組んでおり、経済支援や技術支援を相互間で行っている。まさにつけ入る隙などない。
 だがこの三国をどうにかしないと西の大陸には行けないのが現状。
 ガゼルは考えていた。

「西の大陸に行くためにこの平和な三国をどうにかしないとならない……か。どうしたものか……」

 ある日の事、そう悩むガゼルの下に向こうから使者を送り面会を求めてきた。ガゼルは相手側の意図がわからず、とりあえずその使者らと会う事にした。

「お初に御目にかかります。私はリンゴーンからの使者、【シードル】と申します」
「お初に御目にかかります。私はウーニュからの使者、【ミャーコ】と申します」
「お初に御目にかかります。私はフォールからの使者、【イーブリ】と申します」
「俺が王のガゼル・ライオットだ。で、用件は?」

 リンゴーンの使者が頭をあげる。

「はっ! 破竹の勢いで大陸を統一してきたガゼル様に我が王から親書を預かって参りました。つきましては内容の御確認をと」
「親書? ふむ。預かろう。見せてもらえるかな?」
「はっ!」

 そう言い、使者は服を脱いでいった。

「な、なにをしているのかな?」
「はっ! 親書の内容は我が背中にあります」
「……中々変わった事をするんだな」
「内容が内容ですので」
「もしかして……そっちの二人もか?」

 ウーニュの使者は胸に、フォールの使者はへその下にそれぞれ内容を記していると口にした。

「……なるほど。じゃあしっかりと内容を確認するから一人ずつ部屋に来てくれ」 
「「「はっ!」」」

 ガゼルは寝室に一人ずつ通した。

「あっあっあっ!」
「おいおい、そんなに揺れたら確認できないだろ?」
「し、少々お待ち下さいっ♪ 今逝きますのでぇっ♪ あっあっ……あぁぁぁぁぁぁぁぁっ♪」

 ガゼルはシードルを上に乗せ背中をこちらに向けさせ動かしていた。逝ったシードルにガゼルは種を注ぎながら内容に目を通す。

「ふむふむ。お互いに不可侵の同盟をねぇ……」
「は、はい……♪ 組んでいただけるなら……、我が王は毎月私のような使者を必ず贈ると……♪ は、孕んだら帰さなくても良いそうです♪」
「……まさかお前……奴隷か貧民か?」
「……はい。私は貧民です。この仕事を受ければ家族には莫大な恩賞が入る事になっております」
「ふ~ん。孕む事になっても構わないと?」

 シードルは回復したのか再び腰を動かし始めた。

「も、もちろんですっ! だって……こうでもしなきゃ貧民の私は子も作れません。周りは十五で結婚し子を産んでいると言うのに……私は二十五……! 今すぐ子が欲しくてたまらないのですっ! んっはぁっあっ♪」
「焦ってんなぁ~。で、帰らなかったら同盟を組んだ事になるって?」
「は、はい。どうでしょうか……」

 ガゼルは下半身に感じる快楽を受けながら彼女に言った。

「わかった、受けよう」
「あ、ありがとうございます!」
「返事は俺からしておく。お前には孕んでもらうぞ?」
「は、はいっ!」

 残る二人も同じ内容でやってきたようだ。おそらく三国は示しあわせてこの三人を送ってきたのだろう。
 ガゼルはこの三人を順に抱き、各国に返事を送った。内容は同盟を受けると言う事に加え、リンゴーンから西の大陸に渡る際は邪魔をしない事が条件だと書いてやった。

 その翌月、再び使者が送られてきた。内容は了承、各国に来た際は是非会いたいとの事だった。

「これで六人か」
「ガゼル様! まだ孕ませては頂けないのですか!」
「ああ、今新しいのが来たから孕ませるよ。一ヶ月は長いからな。さ、後ろを向け。今日お前は俺の子を孕む。いいな?」
「は、はいっ! どうぞっ!」
「うむ」
「んはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♪」

 ガゼルは最初に来た使者三人を孕ませ、次の使者三人を食った。

「何もしなくても女が贈られてくるのか~。これはたまらんな!」
「あぁぁぁぁっ♪ ガゼル様のおっきすぎぃぃぃぃっ♪」
「はははははっ! その内この形に広がるさ」
「はぁぁぁぁぁぁんっ♪」

 残り三国は同盟を組む事で国を保った。これでガゼルはようやく東の大陸を統一した事となる。

「これで道は開けたな。後は……リンゴーンから西の大陸に渡り勇者のボケをぶち殺すのみ。いや、減った人口を取り戻さないとなぁ……。……もう一巡してくるか」

 ガゼルはこれまでに抱いた女ら全てにもう一度種付けに向かった。すでに出産した女らは再びガゼルの種を受け子を宿す。東の大陸はその人口を何倍にも増やしていた。
 対し、西の大陸では……。

「……ちっ、こんなクソみてぇな女しか残ってねぇのかよ。あ~あ、そろそろこの大陸は潮時だな。全部破壊して東に向かうとしますかね。【大破壊】」

 この日西の大陸にいる全ての命が消え去った。

「ひははははははっ! さあ、次だ次! この世界全ての女を食いつくしてやるぜぇぇぇぇっ! ひはははははははっ!」

 西の大陸を滅ぼした勇者はついにその矛先を東の大陸へと向け、動き始めるのであった。


しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様

コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」  ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。  幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。  早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると―― 「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」  やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。  一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、 「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」  悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。  なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?  でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。  というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

処理中です...