チート能力【無限増殖】を得た俺は終末世界でもファンタジーしている ~無限に増え続ける能力で世界最強~

仮実谷 望

文字の大きさ
28 / 36

第28話 取り残された病気少女は助けを求める

しおりを挟む
 俺は生存者を求めて探し回ったがみんなどこかに避難しまくってるのか人がいない。

 どこに行ったんだろ? と疑問に思うがそこまで不思議に思わない。

 たぶん公民館とか学校とか市役所とかに逃げ込んでいるだろ。

 だが団地というものがここに存在する。

 そして俺の超絶的に強化された聴覚が少女のような呻き声が聞こえる。

 生存者がいるようだな……と俺は冷静に考えて団地に行く。

 ここは団地というかマンションというかそもそも団地とマンションの違いが判らん。

 団地って公営住宅のことを言うんじゃなかったと思うんだが違うんかな……?

 じゃあここは普通にマンションのような気がするが……まあ詳しいことはわからん。

 マンションを上がるとマンションと言っても5階くらいしかないマンションを上がる。

 やっぱり団地なのか? そして4階の端っこの部屋406号室から声が聞こえる。

 誰か助けてお水飲みたい~など聞こえる。

 俺はドアのカギを無理やりこじ開けようとしたらまさかの鍵がかかってないのである。

 このご時世モンスターが来たら死んでしまうのに……しかも能力者の犯罪者とかもいるかもしれないのに大丈夫かこの少女は。

 俺はラムルと一緒に入る。ラムルは少女の姿なので怪しまれないだろう。

 中には布団がしいてあるそこに顔を真っ赤にしている少女がいた。

 しかもやせ細っていて高熱があるのに顔が青白いというかなり病弱な少女がいた。

「お兄さんは誰……美海(みう)を食べちゃうの……?」

 見た目は小学生の高学年くらいだが言葉遣いが幼稚園並みだな。

 美海ちゃんは熱を出して何日もご飯を食べて無いようだ。

 それなのに意外と喋ることが出来るのはなんというか意外だ。

 でも病弱なのかやせ細っている。

 とりあえずご飯をあげた。

 バクバクと沢山食べる美海ちゃん。

 すると血色がだいぶ良くなる。

 そして美海ちゃんは熱が出続ける。

 熱は何故か下がらない。

 よく見るとなんか魔力のようなものが帯びている。

 まさか覚醒したのかこの少女は。

 俺は驚愕に打ちひしがれる。

 だが魔力の塊みたいなものが美海ちゃんの中をぐるぐると渦巻いている。

 俺はファンタジーのラノベとかの知識を総動員した結果、これはいわゆる魔力に覚醒した結果コントロールできなくなって魔力が暴走している状態のようだ。

 魔力喰らいと俺は名付けた。

 魔力が肉体のエネルギーを食い散らかす様子でそう名付けた。

 とりあえず魔力を扱えるように俺はラノベの知識をこれまた総動員して美海ちゃんに教えた。

 ラムルも一緒に教える。

「お姉ちゃんは人間なの?」

「違うよスライム……ほらポヨヨーン!!」

「うわっモンスターなの……大丈夫怖くない?」

「怖くないよラムルはナオキの味方だから」

「そうなんだナオキ君……」

「ナオキ君……? 君付けって……まあいいけど」

 それから俺は美海ちゃんの育成に特化した。

 そして美海ちゃんは魔力をコントロールすることができるようになった。

 魔力を放出して敵を倒すこともできるかもしれない。

 魔力の塊を出すことはすでにできるようだ。

 美海ちゃんの才能が怖い。なんだこの娘はと思うほどだ。

 美海ちゃんはその後魔法を使うために魔導書を書き始めた。

 独自の理論でラムルと共に書き始める。

 そして美海ちゃんは魔導書を持って魔法を唱えると炎が弾け飛んだ。

 木に燃え移った炎は燃え続ける。慌てて水を放つ美海ちゃん。

「私魔法使いになりたい!! ってもうなってるかな?」

 可愛いのでそのままお持ち帰りしたいけどラムルが怒るので俺の家に招待しておいた。

 お母さんとお父さんは避難所にいるかなと心配してた。

 どうなんだろうな……二人を探すのは苦労しそうだ。

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった

仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。 そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

処理中です...