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第1話「プロローグみたいなもの」
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比基加得天器(ひきかえてんき)。
これが俺の名前だ。
比基加得なんて珍苗字の時点であれだが……天の器で天器なんて自分で言うのも何だが名前負けだ。
こんな苗字だからこそ子供の時はヒキガエル君とかいうあだ名をつけられたからな。
小学校から中学生までずっとヒキガエルと言われた。
カエル顔だなんて言われた時なんて自分の顔を恨んだ。
なんでこんな不細工なんだろうって。
そんな感想が出てくる。
無限の怠惰から出てくる理想形態。
通称引きこもりと堕落王(キングオブニート)なんて生活には慣れたが、そろそろ親父の我慢の限界らしく。
ついにキングオブニート6年目の夏に家を追い出されそうになったから俺は働くと言ってしまった。
そうしてなんだかんだあって面接を受けたりしてなんとか牛丼屋のアルバイトにつくことができた。
しかもかなりの好条件で朝の10時から夕方の5時まで7時間の仕事だ。
休憩は30分あるので実質6時間半の仕事だが、それでもこんなニートである俺が働ける職場環境を用意してくれた店長さんのことには感謝する。
まあ普通のおばちゃんなんだけど年齢38歳らしいけど見た目よりだいぶ老けて見えるなんて口が裂けても言ってはならない。
かなえさんというらしいがいい感じの人だ。
俺は隠さず6年間ニートをしていたと言っても親身に受け止めてくれた。
そんな恩人のもとで修業を重ねて牛丼の盛り付けやレジの打ち方とか、定食の作り方を不完全だが覚えて丸一年。
今は8月1日のお昼時。まかないの牛丼を裏の休憩室で食いながら、スマフォでネットショッピングをしていた。
アマテンという大ショッピングモール的な巨大サイトで俺は欲しい物を隈なく探していた。
働いていたらあれも欲しいしこれも欲しくなるから、買い物しまくりなんだ。
自分の欲しいものは自分で手に入れろ。
親父の名言だ。
そんな厳格な父親に育てられて激アマな母さんに甘やかされて6年もニートをしてしまった。
そんな対照的な家庭環境だが今は欲しい物を吟味している。
だがいつも見ているサイトなんだが何か違和感がある。
俺は違和感がある部分をタップする。
すると隠しリンクみたいなものが現れてURLもなんかいつもと違う変なものに変わる。
そして虹色の不定形の模様が映し出されたと思ったら、光の粒子のような帯が画面から飛び出して来るように立体的に情景が展開された。
謎の幾何学模様が世界全体にリンクされるようにチャンネルがシンクロする。
そしてこの世界の物とは思えない謎の言葉が俺の頭の中に聞こえた瞬間。
スマフォの画面には『あなたは当選しました。今だけのチャンスであなただけにこの商品を買う権利が与えられました』と出たのである。
どういうことだと俺はリンクを飛んでみると。
専用の神VIP商品と銘打ってそこに映し出された商品は…………ガチャガチャの機械だった。
ガチャガチャ?? なんだそれそんなものが神VIP商品だと……?
俺は心底がっかりした。
だがそこには俺の心を読んでいたのか、『がっかりしたあなたにだけ教えます。これはガチャガチャの機械ですけどただのガチャガチャじゃないんですよ。異世界のガチャガチャなんです。しかも普通の人の使うガチャじゃなくて神専用の奴なんです』
と書かれていた。
神専用さらに胡散臭くなるが……俺はなぜかそれらの説明を殆ど嘘だと思わず信じていた。
どうやらこのガチャガチャは出てくるのは異世界の商品というかダンジョンとかのアイテムとかも含まれているだけでなく、さらにスキルや魔法までガチャで出るとか。
しかもなんとモンスターとかの生き物も出て来るとかいう始末。
それって危険なのでは……だが出てくるときにテイムされるので危険はないようだと絶対懐くから安全なんだとか。
俺は異世界物の小説とかダンジョン物の小説をニート時代しこたま読んでいたからこの説明を殆ど信じ切っていた。
だが俺はあることに気付く。
今、俺だけが買える権利であることに。
そしてそんな異世界ガチャの値段を見てさらに驚愕する。
1000000円
もう一度言おう100万円。百万円だ。
100万……いくらなんでも高すぎだろ。
そんな金は……あるにはある。
この一年金を最初は父親に毎月10万も取られて、残りの2、3万ぐらいをお小遣いとして渡されていたのでここ一年で貯金が110万ほどある。
ついでに生前贈与だがお爺ちゃんのお金を少しだけ贈与してもらってるので50万ほどある。
合わせて160万ほど。これが俺のせいいっぱい。
50万はお爺ちゃんの金だがお爺ちゃんも一緒に暮らしているのでそこまで関係は悪くない。
お爺ちゃんも母と同じで激アマではないが甘いので俺のニート生活が送れた原因でもある。
そんなこともあって今の俺があるが……100万円か。
こんなの詐欺に決まっているんだろうけど……俺は信じたいと思う。
だがここでこのスマフォの説明がさらに変わる。
現金をスマフォの前に置いておけばそこからお金を貰い、商品を直ぐに一瞬で届けますと書いてある。
俺はとりあえず待ってくれとコメントを残して仕事に戻る。
そして夕方仕事終わりに一日の最大引き出せる金額の限界を100万に変更してネットバンクから100万円を現ナマで引き出してきた。
そして夕飯を食べて自宅の自室に籠って、スマフォの前におもむろに100万の現金を置いてさっきのサイトを履歴から表示させた。
すると現金が淡い光に包まれてまあまあのサイズのガチャガチャが現れた。
まるでそこに最初から存在していたように。
俺はこんな状況だからこそ自分に納得させていた。
「こんなの信じるしかないやろ」と
そして俺はさっそくガチャを引くことにしたのである。
これが俺の名前だ。
比基加得なんて珍苗字の時点であれだが……天の器で天器なんて自分で言うのも何だが名前負けだ。
こんな苗字だからこそ子供の時はヒキガエル君とかいうあだ名をつけられたからな。
小学校から中学生までずっとヒキガエルと言われた。
カエル顔だなんて言われた時なんて自分の顔を恨んだ。
なんでこんな不細工なんだろうって。
そんな感想が出てくる。
無限の怠惰から出てくる理想形態。
通称引きこもりと堕落王(キングオブニート)なんて生活には慣れたが、そろそろ親父の我慢の限界らしく。
ついにキングオブニート6年目の夏に家を追い出されそうになったから俺は働くと言ってしまった。
そうしてなんだかんだあって面接を受けたりしてなんとか牛丼屋のアルバイトにつくことができた。
しかもかなりの好条件で朝の10時から夕方の5時まで7時間の仕事だ。
休憩は30分あるので実質6時間半の仕事だが、それでもこんなニートである俺が働ける職場環境を用意してくれた店長さんのことには感謝する。
まあ普通のおばちゃんなんだけど年齢38歳らしいけど見た目よりだいぶ老けて見えるなんて口が裂けても言ってはならない。
かなえさんというらしいがいい感じの人だ。
俺は隠さず6年間ニートをしていたと言っても親身に受け止めてくれた。
そんな恩人のもとで修業を重ねて牛丼の盛り付けやレジの打ち方とか、定食の作り方を不完全だが覚えて丸一年。
今は8月1日のお昼時。まかないの牛丼を裏の休憩室で食いながら、スマフォでネットショッピングをしていた。
アマテンという大ショッピングモール的な巨大サイトで俺は欲しい物を隈なく探していた。
働いていたらあれも欲しいしこれも欲しくなるから、買い物しまくりなんだ。
自分の欲しいものは自分で手に入れろ。
親父の名言だ。
そんな厳格な父親に育てられて激アマな母さんに甘やかされて6年もニートをしてしまった。
そんな対照的な家庭環境だが今は欲しい物を吟味している。
だがいつも見ているサイトなんだが何か違和感がある。
俺は違和感がある部分をタップする。
すると隠しリンクみたいなものが現れてURLもなんかいつもと違う変なものに変わる。
そして虹色の不定形の模様が映し出されたと思ったら、光の粒子のような帯が画面から飛び出して来るように立体的に情景が展開された。
謎の幾何学模様が世界全体にリンクされるようにチャンネルがシンクロする。
そしてこの世界の物とは思えない謎の言葉が俺の頭の中に聞こえた瞬間。
スマフォの画面には『あなたは当選しました。今だけのチャンスであなただけにこの商品を買う権利が与えられました』と出たのである。
どういうことだと俺はリンクを飛んでみると。
専用の神VIP商品と銘打ってそこに映し出された商品は…………ガチャガチャの機械だった。
ガチャガチャ?? なんだそれそんなものが神VIP商品だと……?
俺は心底がっかりした。
だがそこには俺の心を読んでいたのか、『がっかりしたあなたにだけ教えます。これはガチャガチャの機械ですけどただのガチャガチャじゃないんですよ。異世界のガチャガチャなんです。しかも普通の人の使うガチャじゃなくて神専用の奴なんです』
と書かれていた。
神専用さらに胡散臭くなるが……俺はなぜかそれらの説明を殆ど嘘だと思わず信じていた。
どうやらこのガチャガチャは出てくるのは異世界の商品というかダンジョンとかのアイテムとかも含まれているだけでなく、さらにスキルや魔法までガチャで出るとか。
しかもなんとモンスターとかの生き物も出て来るとかいう始末。
それって危険なのでは……だが出てくるときにテイムされるので危険はないようだと絶対懐くから安全なんだとか。
俺は異世界物の小説とかダンジョン物の小説をニート時代しこたま読んでいたからこの説明を殆ど信じ切っていた。
だが俺はあることに気付く。
今、俺だけが買える権利であることに。
そしてそんな異世界ガチャの値段を見てさらに驚愕する。
1000000円
もう一度言おう100万円。百万円だ。
100万……いくらなんでも高すぎだろ。
そんな金は……あるにはある。
この一年金を最初は父親に毎月10万も取られて、残りの2、3万ぐらいをお小遣いとして渡されていたのでここ一年で貯金が110万ほどある。
ついでに生前贈与だがお爺ちゃんのお金を少しだけ贈与してもらってるので50万ほどある。
合わせて160万ほど。これが俺のせいいっぱい。
50万はお爺ちゃんの金だがお爺ちゃんも一緒に暮らしているのでそこまで関係は悪くない。
お爺ちゃんも母と同じで激アマではないが甘いので俺のニート生活が送れた原因でもある。
そんなこともあって今の俺があるが……100万円か。
こんなの詐欺に決まっているんだろうけど……俺は信じたいと思う。
だがここでこのスマフォの説明がさらに変わる。
現金をスマフォの前に置いておけばそこからお金を貰い、商品を直ぐに一瞬で届けますと書いてある。
俺はとりあえず待ってくれとコメントを残して仕事に戻る。
そして夕方仕事終わりに一日の最大引き出せる金額の限界を100万に変更してネットバンクから100万円を現ナマで引き出してきた。
そして夕飯を食べて自宅の自室に籠って、スマフォの前におもむろに100万の現金を置いてさっきのサイトを履歴から表示させた。
すると現金が淡い光に包まれてまあまあのサイズのガチャガチャが現れた。
まるでそこに最初から存在していたように。
俺はこんな状況だからこそ自分に納得させていた。
「こんなの信じるしかないやろ」と
そして俺はさっそくガチャを引くことにしたのである。
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