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二話
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「どーぞ?」
「あ、お邪魔しまーす!」
ここは都内の一角にあるマンションの一室。
紳士にもドアを開けて私を通してくれてる男の人は月詠 洸輝。私の彼氏だ。網膜芽細胞腫という目の小児癌を患ってて、目が見えないし、片足はない。義足をつけて生活をしているのだ。
そんな彼は、夜更けに電話越しに「付き合ってくれ。」と私に真っ向から告白をしててくれた。その真っ直ぐさと心意気が嬉しくて、オッケーをだしたのだ。
私たちが付き合い始めて早1ヶ月。
何回かすでに行っているはずの彼の家は、いまだに迷う。迷った私をみて洸はいつも爆笑するのだった。
「いや、晴瑠香、いい加減覚えろよ。」ヒーヒー言いながら彼はいう。
私がむすっとすると
「ごめんって~。だってあんまりにも可愛いからさ」というのだった。
そんな彼もふと真剣に
「一生大切にする。」なんて言う。
告白されて付き合うことになった日から、時々彼が言うこのセリフは、こんな私の心を癒すものだった。
し、散々周りが反対した中で押し切って付き合ってるもんだから、安堵の笑みも浮かべられた。するとまたまた違うセリフを言う。
「大好きですよ」
いっつも笑顔で言う。私がどれだけこの言葉にやられてるかも知らず。でも、これが私たちにとってのアイ言葉だったのだ。
「あ、お邪魔しまーす!」
ここは都内の一角にあるマンションの一室。
紳士にもドアを開けて私を通してくれてる男の人は月詠 洸輝。私の彼氏だ。網膜芽細胞腫という目の小児癌を患ってて、目が見えないし、片足はない。義足をつけて生活をしているのだ。
そんな彼は、夜更けに電話越しに「付き合ってくれ。」と私に真っ向から告白をしててくれた。その真っ直ぐさと心意気が嬉しくて、オッケーをだしたのだ。
私たちが付き合い始めて早1ヶ月。
何回かすでに行っているはずの彼の家は、いまだに迷う。迷った私をみて洸はいつも爆笑するのだった。
「いや、晴瑠香、いい加減覚えろよ。」ヒーヒー言いながら彼はいう。
私がむすっとすると
「ごめんって~。だってあんまりにも可愛いからさ」というのだった。
そんな彼もふと真剣に
「一生大切にする。」なんて言う。
告白されて付き合うことになった日から、時々彼が言うこのセリフは、こんな私の心を癒すものだった。
し、散々周りが反対した中で押し切って付き合ってるもんだから、安堵の笑みも浮かべられた。するとまたまた違うセリフを言う。
「大好きですよ」
いっつも笑顔で言う。私がどれだけこの言葉にやられてるかも知らず。でも、これが私たちにとってのアイ言葉だったのだ。
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