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騎士団長は心配性
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騎士団長のリチャード=ローズ=ビクトリア伯爵は社畜だ。
真面目が鎧を着て歩いている人物で、色恋とも縁遠く、長く婚約者すらいなかった。
しかし、ある日。
本当に突然に。
卒業した学園に、騎士クラスの実技講師にぜひともと頼まれ…。
武器倉庫にどういったものがあっただろうと、授業の前に確認に行ったら。
そこにいたのは、こともあろうに着替え中の王太子で。
王太子かと思ったら女性で。
王太子が女性かと思ったら、実は王太子とその婚約者である王太子の従妹の公爵令嬢が入れ替わりをやっていて。
それで、雪崩崩しのように、巻き込まれてしまって…。
いつの間にか、その、王太子の婚約者だったミレニア=ブルー=メロディア公爵令嬢に落とされてしまったのだ。
人は言う。
「君も男だったんだね!やるねえ!」
「いいねえ、幼妻か!!」
ちがう…。ソウジャナイ。
ワタシ、そういうんじゃない…。
別に年下妻を狙ったわけじゃないのだが、もう気にしてはいない…。ぐすっ。
いいんだ、ミレニアのこと、ちゃんと愛しているから。
あの子は頭は回るが、無鉄砲というか、見ていて放っておけなくなって、近くで見ているとだんだん愛しくなってきたのだ。
「おかあさまーーーーーー。またお父様が現実逃避してらしゃるわ。」
はっ!
いかん、いかん。久しぶりに領地に戻ってきて、書類の整理をしていたんだった。
なにせ、我が家の領地はかなり広い。
伯爵家にしてはかなり。
だから、仕事も倍だ。
なんでそんなことになっているかというと、
王太子妃の実家は妃しか子どもがいなかったため、遠縁から継がせるかどうするかとなったとき。
「それならば、お前がつげば。私とミレニアを通して、お前も親戚になるんだし。」
と、王太子は言うし。
「リチャード様なら、絶対にいいようにしてくださいますし、領民のことも両親のことも安心してお任せできますわ!」
と、マリー妃は言うし。そのうえ、なんだかうれし泣きしてるし。
「リチャード様なら余裕余裕。」と、ミレニアは笑ってるし。
引くに引けずに…。
はああ…。
とため息をしていると、8歳になった我が娘は、私の頭をいい子いい子してくれた。
アンジュ…。お前はどうしてそんな天使なんだい?
妻に似た艶やかな金髪の髪、青い瞳。将来は、きっと妻によく似た美人になるだろう。
お前を嫁に出さなければいけない日が来るかと思うと…。
お父さんは…!
お父さんはああ…!!
ところが、うちの娘は、いきなりこう言いだした。
「お父様、わたし、お父様のお手伝いをしたいから、騎士になりたいわ。剣を教えてください。」
はああああああああああああっ?
「絶対絶対、教えてよ!教えてくれなきゃ、お父様と口きかない!王太子のオジサマに教えてもらうもん!」
ええええええええええええええええ?
「絶対聞かないんだから、教えるだけ教えてあげたらいいじゃない。」
ミレニアアアアアアアアアアアアアア?
真面目が鎧を着て歩いている人物で、色恋とも縁遠く、長く婚約者すらいなかった。
しかし、ある日。
本当に突然に。
卒業した学園に、騎士クラスの実技講師にぜひともと頼まれ…。
武器倉庫にどういったものがあっただろうと、授業の前に確認に行ったら。
そこにいたのは、こともあろうに着替え中の王太子で。
王太子かと思ったら女性で。
王太子が女性かと思ったら、実は王太子とその婚約者である王太子の従妹の公爵令嬢が入れ替わりをやっていて。
それで、雪崩崩しのように、巻き込まれてしまって…。
いつの間にか、その、王太子の婚約者だったミレニア=ブルー=メロディア公爵令嬢に落とされてしまったのだ。
人は言う。
「君も男だったんだね!やるねえ!」
「いいねえ、幼妻か!!」
ちがう…。ソウジャナイ。
ワタシ、そういうんじゃない…。
別に年下妻を狙ったわけじゃないのだが、もう気にしてはいない…。ぐすっ。
いいんだ、ミレニアのこと、ちゃんと愛しているから。
あの子は頭は回るが、無鉄砲というか、見ていて放っておけなくなって、近くで見ているとだんだん愛しくなってきたのだ。
「おかあさまーーーーーー。またお父様が現実逃避してらしゃるわ。」
はっ!
いかん、いかん。久しぶりに領地に戻ってきて、書類の整理をしていたんだった。
なにせ、我が家の領地はかなり広い。
伯爵家にしてはかなり。
だから、仕事も倍だ。
なんでそんなことになっているかというと、
王太子妃の実家は妃しか子どもがいなかったため、遠縁から継がせるかどうするかとなったとき。
「それならば、お前がつげば。私とミレニアを通して、お前も親戚になるんだし。」
と、王太子は言うし。
「リチャード様なら、絶対にいいようにしてくださいますし、領民のことも両親のことも安心してお任せできますわ!」
と、マリー妃は言うし。そのうえ、なんだかうれし泣きしてるし。
「リチャード様なら余裕余裕。」と、ミレニアは笑ってるし。
引くに引けずに…。
はああ…。
とため息をしていると、8歳になった我が娘は、私の頭をいい子いい子してくれた。
アンジュ…。お前はどうしてそんな天使なんだい?
妻に似た艶やかな金髪の髪、青い瞳。将来は、きっと妻によく似た美人になるだろう。
お前を嫁に出さなければいけない日が来るかと思うと…。
お父さんは…!
お父さんはああ…!!
ところが、うちの娘は、いきなりこう言いだした。
「お父様、わたし、お父様のお手伝いをしたいから、騎士になりたいわ。剣を教えてください。」
はああああああああああああっ?
「絶対絶対、教えてよ!教えてくれなきゃ、お父様と口きかない!王太子のオジサマに教えてもらうもん!」
ええええええええええええええええ?
「絶対聞かないんだから、教えるだけ教えてあげたらいいじゃない。」
ミレニアアアアアアアアアアアアアア?
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