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長期休暇に入る前のデビュタント
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「大丈夫かい?」
久しぶりのバスティン王国。
今日は学園に通う1年生の貴族を中心とした、デビュタントの日。
長期休暇を目前に開かれるこの会には、王族も参加する。
この日のために、プリンシパルとアムールは、転移で帰国していた。
プリンシパルは緊張するアムールをエスコートして、妻を労わった。
「ええ。不思議です、なんだか景色が違って見える…。」
「よかった。まだ半分旅行期間は残っているから、パーティが終わったら戻ろうね。」
「はい…。」
アムールは顔をほころばせる。
旅行に行く前の緊張した面持ちを思い出して、シンは新婚旅行に行かせてよかったと喜び。そんな王妃の腰を陛下は抱いた。
「さあ、どう始末をつけるのか。お手並み拝見するとしよう。」
父親である陛下の唇の端が曲がる。
「期待しててください。必ずしっかりやりますよ。まずは、ネニュファールがやってくれるはずです。」
「ねえ、僕たちに何かできることないかしら。お兄様たちが大変だったのに、僕たち何もできなかったんだもの。」
サンベリルとリロンデルも何か協力できることがあればやりたい。
「二人は二人で大変だったからね…。そうだ。それなら、ハーバードと一緒に行動をお願いできる?」
「分かりました!」
どことなく色気が増したネニュファールの愛妻と行動を共にすることになった。
「今日は作戦でネニュとは遅れての行動です。お二方の演技力、期待してますね!」
それでは作戦開始!
デビュタントにはほとんどの貴族たちとその子女が集まる。
王太子の側妃を狙う令嬢たちは、婚約者がいる者もいない者も、気合いを入れて着飾っていた。
(ふふふっ。私が一番可愛いわ!さあ、王太子はどこかしら)
会場へつくと、ひときわ目を奪われる王子様が会場にいた。
しかも邪魔な王太子妃は側にいない…!
これはチャンスだわ!
私はポーネ先生から預かった王太子妃へのラブレターを持って、駆け寄っていった。
久しぶりのバスティン王国。
今日は学園に通う1年生の貴族を中心とした、デビュタントの日。
長期休暇を目前に開かれるこの会には、王族も参加する。
この日のために、プリンシパルとアムールは、転移で帰国していた。
プリンシパルは緊張するアムールをエスコートして、妻を労わった。
「ええ。不思議です、なんだか景色が違って見える…。」
「よかった。まだ半分旅行期間は残っているから、パーティが終わったら戻ろうね。」
「はい…。」
アムールは顔をほころばせる。
旅行に行く前の緊張した面持ちを思い出して、シンは新婚旅行に行かせてよかったと喜び。そんな王妃の腰を陛下は抱いた。
「さあ、どう始末をつけるのか。お手並み拝見するとしよう。」
父親である陛下の唇の端が曲がる。
「期待しててください。必ずしっかりやりますよ。まずは、ネニュファールがやってくれるはずです。」
「ねえ、僕たちに何かできることないかしら。お兄様たちが大変だったのに、僕たち何もできなかったんだもの。」
サンベリルとリロンデルも何か協力できることがあればやりたい。
「二人は二人で大変だったからね…。そうだ。それなら、ハーバードと一緒に行動をお願いできる?」
「分かりました!」
どことなく色気が増したネニュファールの愛妻と行動を共にすることになった。
「今日は作戦でネニュとは遅れての行動です。お二方の演技力、期待してますね!」
それでは作戦開始!
デビュタントにはほとんどの貴族たちとその子女が集まる。
王太子の側妃を狙う令嬢たちは、婚約者がいる者もいない者も、気合いを入れて着飾っていた。
(ふふふっ。私が一番可愛いわ!さあ、王太子はどこかしら)
会場へつくと、ひときわ目を奪われる王子様が会場にいた。
しかも邪魔な王太子妃は側にいない…!
これはチャンスだわ!
私はポーネ先生から預かった王太子妃へのラブレターを持って、駆け寄っていった。
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